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備忘録

【全国】農林中金 最悪赤字5657億円 投資で損失 21年3月期

2009-06-03 22:35:38 | 雑記録

【全国】農林中金 最悪赤字5657億円 投資で損失 21年3月期

産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090527/biz0905272236019-n1.htm


2009.5.27 22:34

 農林中央金庫が27日発表した平成21年3月期決算(単体)は、最終損益が5657億円の赤字(前期は2720億円の黒字)となった。配当は見送る。赤字転落は、住宅金融専門会社(住専)の処理で損失を出した8年3月期以来13年ぶりで、赤字幅は過去最悪。20年3月期は過去最高益を計上したが、一転して世界的な金融危機で、積極的に拡大してきた海外を中心とする証券化商品への投資で多額の損失を被った。

 農中は、全国の農協や漁協が集めた余剰資金を運用して利益を還元する投資銀行の機能を強化してきたが、運用スタイルの再構築が急務だ。

 同日会見した河野良雄理事長は「従来の利益最大化を目指した運用モデルから、今後はより安定性を求めていく」と、海外、株式中心から国内、債券へシフトさせる考えを示した。

 保有する有価証券全体の評価損処理が6215億円に上ったほか、含み損も2兆929億円に拡大した。業績悪化を受け、退任した上野博史前理事長への退職金も見送る。ただ、自己資本比率は、グループ内で実施した1兆9000億円規模の資本増強により、前期比3・10ポイント上昇し、15・65%を確保した。

 22年3月期の見通しについては、河野理事長は「巨額の減損処理により、市況が下落しても損失は拡大しない」とし、21年3月期で6127億円の赤字だった経常損益で700億円程度の黒字への転換を見込んでいる。



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