2009年6月10日衆議院決算行政監視委員会森英介法務大臣の答弁には疑問・・・官僚の立場ばかり考えている。
森法務大臣は、何故昨年多くの死刑執行にハンコを押したのだろう・・・?
飯塚事件で、もし菅家さんのような鑑定結果が出た場合森法務大臣は、殺人者と同じになると・・・
冤罪で刑務所に入っている人を救いたいと考えたことはないのだろうか?
検察権力の強さが今のままで果たして正義があるのでしょうか?一部抜粋・・・
質疑者=鈴木宗男議員
答弁者=森英介法務大臣
○鈴木 森大臣、御苦労さまです。最初に、いわゆる足利事件についてお尋ねしますが、この足利事件、十八年前ですけれども、これを起訴したときの検察官はどなたでしょうか。
○森大臣 当時、宇都宮地方検察庁に所属していた検察官ですが、その氏名を明らかにすることは今後の捜査活動一般に支障をもたらすおそれがありますので、お答えを差し控えさせていただきたいと思います。
○鈴木 今後の捜査に差しさわりがあると言いますけれども、捜査が終わっている話に何で差しさわりがあるんですか。森大臣、そういう役人のつくった答弁書でなくて、あなた、政治家として、今も質問者から言われたでしょう、法務大臣としての見識を持てと激励されたばかりじゃないですか。捜査が終わって、あなたの部下が釈放したんですよ。その事件に、何で捜査に差しさわりがあると言えるんですか。委員の皆さん方、聞いていてどうですか。どうしてそういう話になるか。
森大臣、私が言いましょう。
当時起訴したのは森川大司という検事ですよね、確認を求めます。
委員の先生方、これは何も隠す話じゃないんですよ。証拠開示されて、みんな、弁護士も調書を読んでいれば、オープンになっている話ですよ。
先生方も考えてくださいよ、特に与党の先生方、いかに役人にばかにされているかということを、私が言うのでなくて、山口筆頭理事、あなたあたりが本来ならばクレームをつけるべきだ、ばかにするなということを。
どうです、先生方。いかに官僚政治でだらしないかということですよ。
特に与党の先生方、しっかりしてください、そこら辺は。言っていることが正しければいい。そういう国民を欺くというか、与党の先生方をばかにしている話をしちゃいけませんよ。架空の話じゃない。
これは皆さん、森川大司という検事ですよ。
大臣、それで間違いないですね。
○森大臣 私が申し上げた趣旨は、検察が組織として捜査し公訴提起するに至ったものでございますので、今後も本件の即時抗告審や再審において検察の組織として対応するとともに、最高検察庁において発足した検証チームにおいて、当時の捜査、公判等についても検討を加えられるものというふうに思っております。そういったことを踏まえた、そういった趣旨でもって先ほどの御答弁を申し上げました。
○鈴木 森大臣、私は事実関係というか手続上の話を聞いているんですよ。何も捜査の中身云々なんということを言っていないんですよ。何でそういう防御する必要があるんですか。
事務的に、起訴したこと、これは間違いないんですよ。これは森川大司という検事が起訴したと、資料から、検察庁が明らかにしている資料、証拠開示になっているんですから、大臣、これは隠しようがないんです。
ちゃんと弁護士さん、関係者は見られるんですから、法務省関係者も。何も隠す話じゃない。あわせて、東京高検で起訴した検事はだれでしょうか。起訴というか、担当ですね。
中略・・・録画をどうぞ~
○しかも飯塚事件では、死刑執行100人中61番目ですか、ランクは低いのに先駆けて死刑執行している。しかも、別の民間の医学部の先生方の判定では一致していないんですよ。ですから再審請求をすると言っていますね。
大臣、飯塚事件についても、もし今回と同じ、菅家さんのような鑑定結果が出た場合、あなたは殺人者と同じになりますよ。この重みを私は考えてもらいたい。ただ上がってきたものに判こを押すというのは、私は逆に、政治家、法務大臣としての見識に欠けると思いますよ。ぜひともここら辺は慎重にやってもらいたい、私はこれは強くお願いします。
ムネオ日記 2009年6月11より日(木)