The Lotos-Eaters Alfred Tennyson
[ll.165-167]
Chanted from an ill-used race of men that cleave the soil,
Sow the seed, and reap the harvest with endurung toil,
Storing yearly little dues of wheat, and wine and oil;
蓮を喰うものたち アルフレッド・テニスン
[165-167行目]
声をそろえてその唄を うたうは虐げられたもの 土をたがやし
種をまき 労してわずかな実りえて
麦もあぶらもぶとう酒も 年ごとえてはついやして
※まことにギリシア的な厭世観。松平千秋訳『オデュッセイア』(岩波)上巻153頁の訳注によれば「刻苦して生計を立てる」は人間の枕詞なのだそうです。
「本義は実のところ明らかではない」との但し書きつきですが。この松平氏の訳注が私は大変好きです。「……エポロス(前四世紀の史家?)は褒めているらしい。しかしエポロスの褒めた理由を記した原文の意味が、訳者にはよく判らない」などと率直に記してあるあたり、注なのに妙に笑える。……どうもこのごろ雑文が長いな。つぎの訳は何にしたものか。
[ll.165-167]
Chanted from an ill-used race of men that cleave the soil,
Sow the seed, and reap the harvest with endurung toil,
Storing yearly little dues of wheat, and wine and oil;
蓮を喰うものたち アルフレッド・テニスン
[165-167行目]
声をそろえてその唄を うたうは虐げられたもの 土をたがやし
種をまき 労してわずかな実りえて
麦もあぶらもぶとう酒も 年ごとえてはついやして
※まことにギリシア的な厭世観。松平千秋訳『オデュッセイア』(岩波)上巻153頁の訳注によれば「刻苦して生計を立てる」は人間の枕詞なのだそうです。
「本義は実のところ明らかではない」との但し書きつきですが。この松平氏の訳注が私は大変好きです。「……エポロス(前四世紀の史家?)は褒めているらしい。しかしエポロスの褒めた理由を記した原文の意味が、訳者にはよく判らない」などと率直に記してあるあたり、注なのに妙に笑える。……どうもこのごろ雑文が長いな。つぎの訳は何にしたものか。