関東大会下見のために
金曜の夜に着き、一泊して市内を散策する予定でした。一夜明け関東大会会場の文化会館隣の図書館にいくと文化会館の周りに高校生が見えました。
もしやと思い文化会館に行くと高校演劇の県大会が開かれていました。受付はなく入り口で200円出してパンフレットを買うと審査員に狭山清陵の宇田さんの名前が!前高演連事務局長の手に掛かると近くの人から次々に仕事を回されるという恐ろしい事実を思い出しました。15年前にはほとんどいなかったのにいつの間にか地区大会の審査員や大会役員に知っている人の名前が並んでいます。
で、2校目から見ました。1000人くらいの客席は2~3割埋まっていました。予想よりちょっと多い観客ですが、栃木県内の演劇部員数が400人、地区大会参加校が29校なのだから仕方ないか。埼玉は参加校98校で県大会代表10校なのに栃木は参加29校で県大会は11校、しかし埼玉よりレベルが上に感じられたのは、作新学院と宇都宮女子の影響でしょうか?
栃木がどのようなシステムで県大会代表校を選んでるのか知りませんが、関東大会常連の作新と宇都女は同じ宇都宮地区。果たしてこの2校以外の学校が地区大会を勝ち抜くことがあるのでしょうか?埼玉では農工と同じブロックになりたくないとか、常連校制を導入しようとかしてますが、どうなんでしょうか?栃木のように同じ地区に常連校が2校できたらどうするつもりなんでしょうか?
まあでも正直な所、他地区のお芝居も見て、周りの高校のレベルが低すぎるんじゃないかなと思います。
中央大会も果たして中央大会と言える程すごいのかどうか。劇場は素晴らしいんですけどね。
それぞれの高校はそれぞれの事情を抱えて芝居をつくっているのだから、レベルが高いか低いかなんて一概には言えないんです。あなたが思うレベルの低い高校にあなたがいたとして、あなたは、その高校がつくった以上の芝居がつくれると思いますか。あなた達が比較的恵まれた環境の中で芝居をやれていることを忘れないで下さい。観客を楽しませる芝居づくりをしてきた人間がこんな考え方をしていたのは、悔しいです。
反省します。指摘してくれてありがとうございます。本当にすいませんでした。
芝居を見始めの頃はどんな芝居でも楽しめたものが、芝居を見慣れてくるとだんだん新たな発見も少なくなり、それどころかアラが見えてきます。自分が当たり前のようにしている努力をしてない役者にも気づきます。そして、知らない間に成長している自分には気がつかず、他がレベルダウンしている様に感じられることもあります。
彼のコメントが仕方がないとは言わないけれど、作る側としての意見と見る側としての意見は違うものです。そうでなければ偉そうに審査員なんかできないし。