今回はチャレンジしました
私がKoyo劇で書いた台本は、
これまで学園物が多くなっています。
Koyo劇で、現実に起きたことを題材にすることが多いからですが、
役者たちが演じられそうな役を書いてしまうということもあります。
まあそれが当て書きということなのでしょうが、
『シェアハウス~和~』のときに、
そうせずに書いて上手くいかなかったという経験も影響しています。
でも今回は、役者たちにチャレンジしてもらおうと思いました。
春の『センチ』、新人公演の『ポリエンヌ』を上演して、
だっちゅーか、まるきゅー、まっちの3人は、
いろんな役に対応できるのではないかと思ったからです。
警官、やくざ、少年、売人、極妻、大家など
これまでの私だったら絶対に登場させないような役が多数登場します。
それは、役者たちの成長を実感したからです。
今回の県大会でとても残念だったのは、
上演時間がギリギリになってしまい、
最後のシーンを慌てて上演したこと、慌てて緞帳を下ろしたことです。
そして、私も最後の5分は時計ばかり見ていて、芝居を見れなかったことです。
リハーサルの時、照明Cueの確認が終わった後、
きっかけ稽古を行いました。
その最初はエンディングです。
『Stand by me』がかかり、駅員さんが去り、叔母さんが迎えに来て
最後に以理也が「駅員さん」と叫んで、幕が下りる。
それだけ見て、私は感動してしまいました。これまでで一番に。
芝居だけでなく、そこまでに至る思いも重なったのかも知れませんが、
本番がとても楽しみでした。
でも、本番では時間が気になって芝居の世界に浸かれなかったのです。
これはとても残念なことでした。
さらに残念なことに、昨日もってりあ(以理也役)が退部しました。
駅員さんを追って行ってしまったのかも知れません。
もってりあ、あんなにがんばったのに、どうしてそうなるんだろう?