昨日は57分33秒でした
今日も楽しい通し稽古でした。
ダメ出しで自分のやりたい芝居をやり過ぎる役者にダメを出しました。そうしてみたら、顧問として目標としていた状況にいつの間にかなっていることに気がつきました。役者が自らアイデアをだして、芝居を作っていく。演出や顧問はその交通整理をしていくという状況です。
これまでの顧問の仕事は、演出というより演技指導ばかり、役者の代わりに芝居のアイデアを出し、通し稽古では言われた通りに演じる役者の間違い探し、そんな状況ではいつになってもイイ芝居なんてできやしないと言い続けてきました。
今年の春の『広くて』の時には、私が出したアイデアを「嫌です」と拒否する役者までいました。だったら自分でよりよい芝居を用意してこいと怒りましたが、そうなるとどうしてもやらされてる感が出てきたりします。やらされている芝居なんてお客さんだって見たいはずがありません。
通し稽古の最中にセクハラな行為におよぶ猪又クチオという問題児もいますが、たぶん役者たちも芝居作りの本当の楽しさを感じているのではないでしょうか。
でも、俺だってやりたくてセクハラする訳じゃないんです。
よりよい芝居にするために仕方なく…
嘘です、ホントはもっとたくさんたくさんセクハラしたいです。