校長室の窓から

嬉野小学校の子どもたちの元気な様子を伝えます。
たまに我が地区や家のことも・・・。

異学年の活動と社会生活

2011年05月07日 | Weblog
1年生を迎える会への入場は、
6年生と一緒の縦割り班での入場でした。

この縦割り班での活動は、最近各学校で取り入れられることが多いようです。
それは、少子化のために、近所に子どもが少なくなったこと、
サッカーや野球などの社会体育や中学校の部活動などで、
小中学生が一緒になって活動することがほとんどなくなったこと、等もあり、
本校でも、その弊害を補充するために、また異学年で活動することの良さを
体験させるために取り入れています。


私が小さいときは、近所の小学生から中学生まで一緒に遊んでいました。
たとえば、缶蹴り、ビー玉遊び、メンコ(ペチャ)など
アナログの遊びは数え切れないくらいあります。

その中で、わがままを言えば上級生から諭され、
ルール違反をすれば怒られ
暴力をふるわれれば、その相手を指導してもらえるなど
社会生活ではどの様に過ごしていけばいいのか、
必要な基本的なルールをしっかり教えてもらったことを覚えています。

上級生は腕力で押さえることなく、上級生という立場を利用せず
決して驕ることはなかったように思います。
そんな上級生をモデルとして、あんな「お兄ちゃん」になりたい
と思ったものです。

そのモデルとなる、いわゆる「お兄ちゃん、お姉ちゃん」
なる人物を育てるためにも、
この縦割り班活動は時として必要となっているのです。

近所で一緒に遊ぶこと(ゲーム機を使った遊びではない)が少なくなった今
時間的な余裕があれば少し下も時間を割いて活動をさせたいものです。