戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

忘れ物をした、と思って会社に戻ったが・・・22/04/01

2010-04-01 14:49:48 | Weblog
予備の鍵をいつも携帯している。それが家に帰ったら無い。車の何処かにあるかと探したが見つからない。会社から出る時、間違いなくセコムのセットをする時に予備のほうを使った。その後の会社の鍵をかけたのは首からかかっているほうだった。若しかして外に落としてきたのではないか、と思うとじっとしてはいられなかった。どうせ近いのだから、心配しているよりは行ったほうが早い。そして会社に戻った。事務室に入るとやけに部屋が暖かい。まさか?と思ってストーブを見たら消してなかった。あああ、とため息をつきながら消して鍵を探し始めた。何処にもない。外も探したが無い。無いものは無い。仕方なく帰った。そうして又自分のカバン3つを全部調べたが無かった。もう1度車を見たが無い。時々座席とドアの隙間に落ちている時もあるので懐中電灯で隙間を見たが無かった。諦めてドアを閉めようとした時、運転席の下にチラッと携帯のストラップのさくらんぼうが目に入った。自分の足元にあったのだ。自分の馬鹿さ加減を笑う気にもなれなかった。いいや、ストーブを消しに行ったのだから・・・自分に言い訳をするように思った。
朝、行けばストーブがつけっぱなしであればわかる。今迄1度も無かった事だが、交通事故でもそうだ。今迄1度もしていなくても、今度やったら終りなのだ。交通事故に到らなくても、ハッとするような時は間々ある。朝出勤の時、忘れてはいけない物の1覧が玄関のドアに大きく書いて貼り付けてある。車のハンドルの真ん中にも貼り付けてある。今度は会社を退出する最後の所にも貼り付けよう。それが私の予防策です。