コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

箱根駅伝、青学大が駒大振り切り往路制す。

2024-01-02 22:51:31 | スポーツ
お正月の風物詩ともなりました箱根駅伝の往路が行われました。昨日の能登半島地震の影響で中止もささやかれましたが、行われる方向で進められました。
例年は沼津でこのレースの模様を見ている事が多いのですが、今年は浜松の自宅でこの戦いを見る事となりました。

戦前の予想では圧倒的に駒大の優位が伝えられていました。出雲・全日本に続き三冠は確実と言われていました。2年連続の三冠という偉業を狙う盤石なメンバーも優勝の予想をより強いものにしていると思われました。
特に一区から三区にエースを並べる強力な配置です。
一区で駒大の篠原倖太朗が圧巻の走りでトップで襷渡しした時点では「やっぱり駒大強いな」なんて感心してしまいました。2位創価大に23秒差をつけました。
二区駒大はキャプテン鈴木芽吹も快走を見せますが、ここで王者に迫ったのは一区9位で駒大から35秒後にスタートした青学大黒田朝日でした。駒大が一人旅の体制を作ろうとする中、ひたひたと差を詰めて戸塚中継所手前ではかなり鈴木芽吹に迫って22秒差で三区に襷を渡しました。
三区、駒大は大エース佐藤圭汰ですが、追う青学大は太田蒼生が7.6km地点で佐藤を捉えます。太田は直ぐに抜きに行かずに後ろに付けて体力の温存と仕掛けるタイミングを計っているようでした。
2度ほど仕掛けようとしますが、佐藤が追いつき併走は続きます。これも駆け引きなのかもしれません。
18.2kmで太田がサングラスをあげてスパートこれに佐藤は付いていけません。結局太田は4秒の差をつけて1位で平塚中継所に飛び込みました。昨年から続いていた駒大の1位を譲らない記録を崩しました。
四区、スタートから青学大佐藤一世が4秒差でスタートした駒大山川拓馬を突き放します。一気に差が広がったような印象です。
小田原中継所では駒大に1分27秒の差をつけて五区若林に襷を渡します。
五区青学大は若林宏樹、この山登りは城西大の山本唯翔、創価大の吉田響が注目されていました。今日は途中から雨も降り出し箱根山中は気温も下がりますのでアクシデントには十分警戒したいところです。
しかしそんな心配をよそに若林は安定した走り、駒大金子に差を詰めさせません。若林は最後まで快走を続けて1時間9分32秒の区間新でゴール。往路優勝を決めました。
2位駒大には2分38秒の差をつけました。3位は若林の記録を上回って1時間9分14秒のタイムで走りきった城西大山本が入りました。

トラックの記録では駒大の選手がかなりリードしていますが青学大の選手達は20km余りで実力を発揮する走りで箱根駅伝仕様のレースをした結果かなと思いました。
青学大原監督の「負けてたまるか大作戦」に気持ちが現われていました。
明日は復路どのようなレースが繰り広げられるか期待したいと思います。

今日のレース箱根ゴール地点で8位でゴールした大東大菊地駿介選手と9位でゴールした法大細迫海気選手がハグしているシーンが映りました。箱根山中を競り合って走りあった二人が健闘をたたえ合うシーンにスポーツマンシップを感じました。素晴らしい事だと思います。

最後に今日のレース昨日の能登半島地震で多大な被害が出た後だけに開催に賛否両論出ましたが、自粛するだけが被災者を思う事では無いような気がします。
「呑気だ」なんて思われるかもしれませんが、私は開催を選択した大会関係者を支持したいと思います。
その上で被災地で犠牲になられた方々のご冥福と怪我をされた方又被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。