コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

箱根駅伝、青学の完全優勝。

2022-01-03 21:37:22 | スポーツ
今日の箱根駅伝復路の興味は青学が如何にして優勝するのかと言うところと、シード権争いはどうなのかというところでしょうか。

2分37秒のアドバンテージを得ている青学大、よほどのブレーキが無ければ優勝に最も近いと言って良いでしょう。
ライバルと目されていた駒大に対しては3分28秒差かなり優位は揺るがないところです。

6区の山下り8時にスタートしましたが青学大は慎重に走っているように感じました。対する駒大は2位帝京大を抜かしたものの青学大との差を大きく縮める事はできません。
青学大6区の髙橋は区間8位でしたがセーフティーリードに守られてトップをキープ。
6位スタートの順天堂大の牧瀬が快走で3位浮上、2位の駒大に肉薄しながら7区に襷渡し。

7区は青学大が一昨年活躍した3年岸本を起用。昨年は怪我で出られなかった悔しさがありましたが今年は本調子では無いようですが箱根に間に合わせました。
岸本は区間賞の走りで首位キープ、2位の駒大は一時順大に抜かれますが最後は抜き返して2位で襷渡ししますが青学大との差は4分51秒に広がりました。
シード権争いはボーダーライン付近に國學院大、法政大、早稲田大がひしめいていますがなかなか優位を保つ決定打が出ません。

8区青学大は佐藤、セーフティーリードにプレッシャーが無く悠々とした走り。2位は駒大と順大のつばぜり合いが激しく、少し1位とのタイム差を縮めたが追い詰めるようなタイム差にはなりません。
結局青学大は区間2位ながら1位で襷を渡します。
順大が駒大をかわして2位で襷渡し。駒大は失速6位まで順位を下げます。
この区間で今大会初めて日体大が繰り上げスタート。

9区、青学大中村は快走を見せます。区間新を大きく上回るペースで2位との差を更に広げます。
6位に下がった駒大は必死の追い上げで4位浮上。しかし順大が2位をキープ。
結局青学大中村は大きく区間新記録を更新してアンカーに襷を渡します。
初出場の駿河台大は襷を繋いでスタートから1本の襷でアンカーに渡しました。
この区間の繰り上げは日体大と山梨学院大の2校でした。

10区でも青学大の快走は止まりません。中倉が区間新の走りで更に差を広げ総合優勝を盤石なものにします。
2位順大の走りも安定感があり久しぶりの上位でのゴールが見えてきました。
4位に甘んじていた駒大が最後の力を振り絞り3位浮上、そのままゴールして優勝候補の面目を躍如しました。
また上位をキープしていた中央大は6位でゴールし10年ぶりのシード権を獲得しました。
またシード権内にいた東海大は最後失速し10位には法政大が滑り込みシード権を手にしました。

青学大の強さが目立った今大会ですが、このレースを緻密に研究した原監督の計算とその通り走りぬいた選手のクオリティの高さが優勝を導いたのかもしれません。
そして福路で3つの区間賞(2つの区間新)が決定打となりました。
昨年4位に甘んじて今年は出雲と全日本いずれも2位という悔しさを味わた末の箱根制覇格別なものがあると思います。
駒大も選手層は厚いという事はわかりましたが運がなかったのかもしれません。

順大や中央大と言った古豪と言われた大学の復活が見られたのもうれしかったです。これをステップに優勝できるようにアップデートできればと思います。
反対にさみしかったのは日体大、山梨学院大といった優勝経験もある大学が繰り上げスタートを経験し下位に低迷した事です。もう一度輝いてほしいと思います。
最後に初出場の駿河台大1区からアンカーまで1本の襷を繋いだことお見事でした。箱根駅伝に新しいページを書き加えてもらえました。
来年も予選会からのスタートになりますがまた本選に出てきてほしいと思います。

最後に青山学院大総合優勝、総合優勝の新記録と復路新記録おめでとうございます。