手話通訳者派遣って、何件ぐらいあるの？

都道府県別に見ると、東京は別として（ダントツに多い）、年間１２００件から１４００件といったところ。
えらい少ないと思わへん？
一ヶ月あたり、１００件程度ということ。
一日３件から４件しかない、ということや。
少ない理由として、政令指定都市を有する都道府県の場合、政令指定都市分が入っていないことがある。
タテ割行政やから。
政令指定都市では、その属する都道府県と同じぐらいの派遣件数がある。
それにしても、少ない。

これほど少ない理由として、上記の他には、
・ 申請者の中で、手話通訳者派遣の必要性を感じていない人が少なくない。
・ 制度が使いにくくて、必要はあっても申請しづらい。
・ 派遣を認めてくれる範囲が狭く、必要な時に派遣してもらえない。
・ 予算が少な過ぎる。
など。

上記について考えてみると、明らかになることがある。
公的な手話通訳者派遣ではなく、私的通訳がたくさんある、ということ。
よほど派遣者側べったりの手話通訳者でない限り、私的通訳はたくさんやっとるよ。

なぜ、私的通訳がたくさんあるのか。
・ 公的派遣では範囲が狭く、派遣してもらえない時に、個人的に頼んでいる。
・ 派遣者が嫌いだから。（申請者が派遣者を嫌っている）
・ 派遣申込が面倒だから。
・ 知らない通訳者や問題あり通訳者が来ると嫌だから。
など。