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【時局直言】8月8日発生の日向灘地震の教訓を生かそう!!

2024-09-11 00:00:00 | 防衛
本日は9月11日。


2001年9月11日に米国NYの世界貿易センタービルが破壊テロに遭うなどの同時多発テロの発生から、23年が経過しました。


そして、9.11と比較される事が多くなった、2011年3月11日に発生した東日本大震災。


テロや大震災などは、何時、何処で、発生するかは分かりません。


先月8月8日発生の日向灘地震は、南海トラフ地震との関連性が指摘され、広範囲で大騒ぎや影響が大きかったですが、教訓として学ぶ事も多いはずです!!




9月8日01時43分に読売新聞がmsnにて、「津波避難タワーの鍵開かず、高台に急ぐ車も渋滞…日向灘地震で初動の課題浮き彫り」の題で次のように指摘しました。


『(前略)


宮崎県で最大震度6弱を観測した日向灘を震源とする地震から、8日で1か月。津波注意報が発表された九州の沿岸部は、南海トラフ地震でも津波の到達が見込まれ、自治体や関係機関は初動対応などの見直しを始めている。住民の避難が一部で滞るなど新たな課題も浮き彫りとなり、識者は、今回の経験を津波防災の教訓とするべきだと指摘する。





(中略)


宮崎県延岡市長浜町区長の男性(76)は地震の数分後、近所の高齢者を伴って自宅そばの津波避難タワーを訪れた。すでに6、7人が集まっていたが、「入り口の扉が開かない」と慌てた様子で、外にとどまっていたという。
 タワーは高さ約10メートルで最大440人を収容でき、市が約1億円かけて2016年に整備した。普段は施錠されており、震度5弱以上の揺れを感知すると「解錠ボックス」を開くことができるようになり、鍵を取り出せる仕組み。しかし、市の最大震度は4で、ボックスは開かなかった。


 そばには厚さ6ミリのボードでできた「緊急用避難扉」があり、蹴り破ってタワーに入ることも可能だ。イラスト付きの説明書きも掲示されているが、ちゅうちょしたとみられる。扉を蹴破り、住民らを中に入れた甲斐さんは「災害時は1分1秒を争う。迅速にタワーに入れた方がいい」と話す。




(中略)


同県門川町では地震直後、高台の町役場などに避難する車で渋滞が起きた。町によると、列車が線路上で緊急停止し、近くの踏切の遮断機が上がらなくなったことが要因の一つという。町の担当者は「渋滞で津波に巻き込まれるリスクがある。できるだけ徒歩で近くの高台などに避難するよう呼びかけていく」と話す。


 大分県臼杵市は、津波注意報や津波警報が出た際に防災無線で放送する原稿を用意した。地震前から大まかな伝達内容は決めていたが、誰でも速やかに対応できるよう8月下旬に作成した。市防災危機管理課の河野亮・副主幹は「防災無線は住民の命を守る重要な役割を担っている。危険が迫っていることをスピーディーに伝えたい」と話した。


 静岡大防災総合センターの原田賢治准教授(津波工学)は「南海トラフ地震では深刻な被害も予想される。今回の経験を教訓にするために、個人や地域、行政がそれぞれ対応や行動を振り返り、備えを見直したり、防災意識を高めたりする必要がある」と指摘する。
(以下略)』




普段は使用出来ないように、公園の一部区画とか、船着き場等に鍵が掛かっている場合がありますが、緊急時には「鍵を壊して入って下さい」というルールになっている事が一般的です。


東日本大震災の際、当時はまだルール化されていませんでしたが、高速道路の土手等に登って津波からの難を逃れた方が多数おられました。
その後、津波等からの避難の際は高速道路等が使用出来るようになり、それらの関連施設の整備も進んでいるのはご承知の通りですが、今回ご紹介した記事のように、緊急時に使えなければ何にもなりません。




【時局直言】8月8日発生の日向灘地震の教訓を生かそう!!








津波の際、高台に避難する事を呼び掛けるイラスト
出典:いらすとや フリー素材




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