時代は移れども、戦争や紛争等の戦いのタネは尽きないのが、悲しいかな、この世の現実です。
昔は、武力闘争、武力衝突しか選択肢は無かったのですが、現代社会や政治経済分野はもとより、サイバー戦、情報戦、心理戦等の工作諜報戦、宇宙分野や電磁波分野などの技術革新を巻き込んだ激しい戦いが繰り広げられています。
敵に対する砲爆撃は金銭やサイバー攻撃で行われる事すら多くなっている現実に刮目せよ!!
10月5日16時30分に産経新聞がmsnにて、「仏軍事研究所が「中国の影響力」報告書 沖縄を標的と指摘」の題で次のように厳しい現実を暴露しています。
『【パリ=三井美奈】フランス軍事学校戦略研究所(IRSEM)はこのほど、世界で影響力拡大を狙う中国の戦略について報告書を発表した。中国が潜在的な敵の弱体化を狙い、沖縄と仏領ニューカレドニアで独立派運動をあおっていると指摘した。
IRSEMは仏国防省傘下の研究機関。報告書は「中国の影響力作戦」と題して、9月に発表された。約650ページあり、在外華人を使った共産党の宣伝工作、国際機関への浸透、インターネットの情報操作などの事例を分析している。
沖縄への関与は、中国にとって「日本や在日米軍を妨害する」意味を持つと指摘。沖縄住民には日本政府への複雑な気持ちが残り、米軍基地への反発も強いため、中国にとって利用しやすい環境にあるとした。中国が独立派を招いて学術交流を促したり、中国人が米軍基地近辺で不動産投資を進めたりなどの動きがあると列記した。
中国は独立派と同様に、憲法9条改正への反対運動、米軍基地への抗議運動を支援しており、その背景には日本の防衛力拡大を阻止しようという狙いがあるとも指摘した。
同報告書は一方、日本がアジアのほかの民主主義国に比べて中国の影響を抑えていると評価した。島国で外部の関与を受けにくいことに加え、▽尖閣諸島をめぐる緊張で、国民に中国に否定的な見方が広がっている▽政治が安定している▽メディア業界は寡占が定着し、介入が難しい-ことなどを理由に挙げた。』
正に、正に、中国は脅威そのものなのです!!
この厳しい現実を直視せねばなりません!!
一方、同日21時14分に共同通信がmsnにて「五輪へのサイバー攻撃4億回超 組織委システムなど標的」の題で次のように伝えました。
『東京五輪・パラリンピックの開催期間中、公式サイトや大会組織委員会のシステムに対し約4億5千万回のサイバー攻撃があったことが5日、組織委などへの取材で分かった。いずれも不正な通信を遮断し、大会運営への影響はなかった。五輪はハッカー集団の標的になりやすく深刻な被害も懸念されたが、水際で阻止できた形だ。
東京五輪へのサイバー攻撃の規模が明らかになるのは初めて。2012年ロンドン五輪や18年平昌冬季五輪に比べると少なかった。情報セキュリティー会社トレンドマイクロは「無観客開催だったため、チケットや観客向けの情報が攻撃に使えなかったのではないか」と分析した。』
平昌冬季五輪の際には、サイバー攻撃でチケット発行すら停止した、開会一時間前にようやく五輪関係のサーバーが復旧した、などの多くのサイバー-攻撃で大変深刻な事態に陥りましたが、東京五輪では幸か不幸か、新型コロナ禍で多くの会場にて、観客ゼロにしたのが功を奏したのでしょう。
さて、10月4日に発足した岸田文雄首相が率いる岸田内閣は、順調な滑り出しのようです。
10月5日、首相官邸HPが「組閣翌日の心境等についての会見」について、次のように公開しました。
『(組閣翌日の心境等について)
一夜明けて、野球で言うならばプレイボール直後の緊張感を感じています。是非緊張感を持ち、しっかりと取組を進めていきたいと思います。明日には副大臣、そして大臣政務官の人事を決めます。岸田内閣としての陣容が固まってまいります。是非様々な課題にスピード感を持って対応していきたいと思っています。
(バイデン米国大統領との日米首脳電話会談について)
先ほど8時15分から20分程度、米国バイデン大統領と日米首脳電話会談を行わせていただきました。まず、バイデン大統領の方から私の就任に対する祝意が示され、私の方からは、既に大統領から祝意のメッセージを頂いておりますので、御礼を申し上げる、こうしたやり取りからスタートいたしました。そして、バイデン大統領との間においては日米同盟の強化、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け共に取り組んでいく、こうしたことを確認いたしました。特に大統領より日米安全保障条約第5条の尖閣(せんかく)適用を含め対日防衛コミットメントについて力強い発言がありました。また、中国、更には北朝鮮、こうした近隣の地域に直面する課題等についても緊密に対応していくことを確認いたしました。拉致問題解決に向けても連携を確認いたしました。さらには新型コロナウイルス、気候変動、また核兵器のない世界に向けた取組、こうした地球規模の課題についても緊密に連携していくことを確認いたしました。さらには、会談の中でお互いジョー、フミオと呼び合うことを確認した、そして早期に対面で会談いたしましょうと、こうしたことも確認いたしました。私自身、就任後初の外国首脳との電話会談となりましたが、米国大統領とこの初の電話会談を行うことができたこと、これは日米同盟を更なる高みに引き上げるためにも重要な一歩になったと感じています。
(予算委員会について)
予算委員会を開く、開かない、国会日程については国会がお決めになることですが、以前から私が申し上げていたのは、選挙をお願いするとしたならば新しい政権の考え方等はしっかりお示ししなければいけない、そして代表質問等で野党の考え方もしっかり示す、こういったことを行った上で選挙をやることは大事であるということを申し上げてきました。こうした所信表明や代表質問を通じてそれぞれの立場を国民の皆さんに明らかにすることは大事であると思っています。これはしっかりやるべきであると思っています。いずれにせよ国会日程は国会で決めることであると思っています。』
同日、防衛省・自衛隊HPが再任された岸信夫防衛大臣の記者会見にて、次のように公開しました。
『発表事項
(前略)
防衛省・自衛隊は、英空母「クイーン・エリザベス」を中心とする英空母打撃群が日本を寄港する機会を捉え、本年8月及び9月に「米国主催による大規模広域訓練2021」及び「パシフィック・クラウン21」と題する一連の共同訓練を英空母打撃群との間で実施をいたしました。今般、10月2日、3日、沖縄南西海空域において、英空母打撃群との間で、護衛艦「いせ」、「きりしま」及び「やまぎり」が共同訓練を実施をいたしました。この訓練には、「カール・ヴィンソン」、「ロナルド・レーガン」の2隻の米空母も参加をし、米英の空母3隻とヘリ搭載型護衛艦「いせ」が沖縄南西海空域で一堂に会することになりました。また、この訓練には、各空母の随伴艦数隻とともに、カナダとニュージーランドの艦艇が加わっています。さらに、これに引き続き、10月4日から9日にかけて、南シナ海において、インド太平洋方面派遣(IPD21)の護衛艦「しらぬい」が、英空母打撃群等との共同訓練を実施をしています。こうした米空母や英空母打撃群等との共同訓練の実施は、わが国の基本的価値と戦略的利益を共有する米英等との間での、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けた結束が不可逆的であることを示すものであります。
防衛省・自衛隊は、これらの国々との間で引き続き活発に共同訓練することを通じ、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けた取組を進めていく考えであります。インド太平洋方面派遣(IPD21)としてインド太平洋地域を訪問している護衛艦「かが」は、10月2日から4日までの間、スリランカのコロンボ港に寄港した後、4日にコロンボ周辺の海域において、スリランカ海軍の哨戒艦「サガラ」とともに、日スリランカ共同訓練を実施をいたしました。スリランカは、インド洋のシーレーンの要衝に位置する重要国です。また、本年7月の私とスリランカ大統領とのテレビ会談においても、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けて、防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくことで一致をしており、今回の寄港や訓練を通じ、スリランカとの相互理解の促進を図るだけでなく、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けて協働していく姿を示すことができたものと考えます。
防衛省・自衛隊としては、今後もこのような寄港や訓練を通じて、スリランカを含む関係国と連携しながら、インド太平洋地域の安定と繁栄に深くコミットしていくというわが国の意思を示してまいります。護衛艦「いずも」へのF-35Bの発着艦の検証作業の実施についてであります。今月3日、1回目改修を終えた護衛艦「いずも」は、四国沖において、米海兵隊の支援を得て、F-35Bの発着艦に関する検証を実施をし、発着艦が可能であることが確認できました。海上自衛隊の艦艇にF-35Bが発着艦するのは今回が初めてとなりました。米国の支援を受けた検証作業の実施は、日米同盟の深化及び日米の緊密な協力を示すものであります。また、米海兵隊所属のF-35Bが「いずも」へ発着艦ができることが確認されたことは、日米の相互運用性の向上に資するものであり、日米同盟の抑止力・対処力の強化にもつながるものです。今後も「いずも」型護衛艦の改修を着実に実施し、海空領域におけるわが国の能力向上を図ってまいたいと思います。
(以下略)
質疑応答
(前略)
Q:「いずも」の発着艦についてお尋ねいたします。日本を取り巻く安全保障環境に関連しまして、今回、海兵隊とその「いずも」にF-35Bが発着艦可能であることが確認できた意義を改めて大臣からお願いいたします。
A:今回の検証作業でひとつF-35Bが発着艦が「いずも」で可能であるということが検証された確認をされたわけであります。それとともに、米海兵隊のF-35Bを「いずも」の艦上で発着艦させることができた。インターオペラビリティの点から考えても、日米間でのこの関係の強化にも役立っているというふうに考えております。
Q:関連してもう1問伺います。これが今後、南西防衛だったりあるいは中国へのメッセージになるといったことはお考えでしょうか。
A:どこの国を念頭に置いてやったというものではないわけですけれども、わが国の安全保障・防衛の強化という点につきましても、「いずも」の上でF-35Bを運用できるという形を作っていくことは重要なことだというふうに思っております。
(以下略)
』
本当に、本当に、歴史的と言える、F35Bによる「いずも」の発着艦。
素晴らしい、の一言です!!
米国海兵隊のF35Bが「いずも」に初発着・初発艦!!
岸田内閣は中国等の脅威に対して早くも有効打!!
10月3日、「いずも」に初着艦した、垂直離着陸可能な米国海兵隊のF35B
出典:防衛省・自衛隊HPやツイッター等のSNS
『10月3日、#海上自衛隊 は米国の支援を得て、護衛艦 #いずも への #F35B 発着艦検証を実施し、#STOVL機 の運用能力獲得に向けた改修を進めています。この検証を通じ、#日米同盟 の深化を示すことが出来ました。#防衛省・自衛隊 は、今後も日米同盟の抑止力・対処力の強化に努めていきます。』
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昔は、武力闘争、武力衝突しか選択肢は無かったのですが、現代社会や政治経済分野はもとより、サイバー戦、情報戦、心理戦等の工作諜報戦、宇宙分野や電磁波分野などの技術革新を巻き込んだ激しい戦いが繰り広げられています。
敵に対する砲爆撃は金銭やサイバー攻撃で行われる事すら多くなっている現実に刮目せよ!!
10月5日16時30分に産経新聞がmsnにて、「仏軍事研究所が「中国の影響力」報告書 沖縄を標的と指摘」の題で次のように厳しい現実を暴露しています。
『【パリ=三井美奈】フランス軍事学校戦略研究所(IRSEM)はこのほど、世界で影響力拡大を狙う中国の戦略について報告書を発表した。中国が潜在的な敵の弱体化を狙い、沖縄と仏領ニューカレドニアで独立派運動をあおっていると指摘した。
IRSEMは仏国防省傘下の研究機関。報告書は「中国の影響力作戦」と題して、9月に発表された。約650ページあり、在外華人を使った共産党の宣伝工作、国際機関への浸透、インターネットの情報操作などの事例を分析している。
沖縄への関与は、中国にとって「日本や在日米軍を妨害する」意味を持つと指摘。沖縄住民には日本政府への複雑な気持ちが残り、米軍基地への反発も強いため、中国にとって利用しやすい環境にあるとした。中国が独立派を招いて学術交流を促したり、中国人が米軍基地近辺で不動産投資を進めたりなどの動きがあると列記した。
中国は独立派と同様に、憲法9条改正への反対運動、米軍基地への抗議運動を支援しており、その背景には日本の防衛力拡大を阻止しようという狙いがあるとも指摘した。
同報告書は一方、日本がアジアのほかの民主主義国に比べて中国の影響を抑えていると評価した。島国で外部の関与を受けにくいことに加え、▽尖閣諸島をめぐる緊張で、国民に中国に否定的な見方が広がっている▽政治が安定している▽メディア業界は寡占が定着し、介入が難しい-ことなどを理由に挙げた。』
正に、正に、中国は脅威そのものなのです!!
この厳しい現実を直視せねばなりません!!
一方、同日21時14分に共同通信がmsnにて「五輪へのサイバー攻撃4億回超 組織委システムなど標的」の題で次のように伝えました。
『東京五輪・パラリンピックの開催期間中、公式サイトや大会組織委員会のシステムに対し約4億5千万回のサイバー攻撃があったことが5日、組織委などへの取材で分かった。いずれも不正な通信を遮断し、大会運営への影響はなかった。五輪はハッカー集団の標的になりやすく深刻な被害も懸念されたが、水際で阻止できた形だ。
東京五輪へのサイバー攻撃の規模が明らかになるのは初めて。2012年ロンドン五輪や18年平昌冬季五輪に比べると少なかった。情報セキュリティー会社トレンドマイクロは「無観客開催だったため、チケットや観客向けの情報が攻撃に使えなかったのではないか」と分析した。』
平昌冬季五輪の際には、サイバー攻撃でチケット発行すら停止した、開会一時間前にようやく五輪関係のサーバーが復旧した、などの多くのサイバー-攻撃で大変深刻な事態に陥りましたが、東京五輪では幸か不幸か、新型コロナ禍で多くの会場にて、観客ゼロにしたのが功を奏したのでしょう。
さて、10月4日に発足した岸田文雄首相が率いる岸田内閣は、順調な滑り出しのようです。
10月5日、首相官邸HPが「組閣翌日の心境等についての会見」について、次のように公開しました。
『(組閣翌日の心境等について)
一夜明けて、野球で言うならばプレイボール直後の緊張感を感じています。是非緊張感を持ち、しっかりと取組を進めていきたいと思います。明日には副大臣、そして大臣政務官の人事を決めます。岸田内閣としての陣容が固まってまいります。是非様々な課題にスピード感を持って対応していきたいと思っています。
(バイデン米国大統領との日米首脳電話会談について)
先ほど8時15分から20分程度、米国バイデン大統領と日米首脳電話会談を行わせていただきました。まず、バイデン大統領の方から私の就任に対する祝意が示され、私の方からは、既に大統領から祝意のメッセージを頂いておりますので、御礼を申し上げる、こうしたやり取りからスタートいたしました。そして、バイデン大統領との間においては日米同盟の強化、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け共に取り組んでいく、こうしたことを確認いたしました。特に大統領より日米安全保障条約第5条の尖閣(せんかく)適用を含め対日防衛コミットメントについて力強い発言がありました。また、中国、更には北朝鮮、こうした近隣の地域に直面する課題等についても緊密に対応していくことを確認いたしました。拉致問題解決に向けても連携を確認いたしました。さらには新型コロナウイルス、気候変動、また核兵器のない世界に向けた取組、こうした地球規模の課題についても緊密に連携していくことを確認いたしました。さらには、会談の中でお互いジョー、フミオと呼び合うことを確認した、そして早期に対面で会談いたしましょうと、こうしたことも確認いたしました。私自身、就任後初の外国首脳との電話会談となりましたが、米国大統領とこの初の電話会談を行うことができたこと、これは日米同盟を更なる高みに引き上げるためにも重要な一歩になったと感じています。
(予算委員会について)
予算委員会を開く、開かない、国会日程については国会がお決めになることですが、以前から私が申し上げていたのは、選挙をお願いするとしたならば新しい政権の考え方等はしっかりお示ししなければいけない、そして代表質問等で野党の考え方もしっかり示す、こういったことを行った上で選挙をやることは大事であるということを申し上げてきました。こうした所信表明や代表質問を通じてそれぞれの立場を国民の皆さんに明らかにすることは大事であると思っています。これはしっかりやるべきであると思っています。いずれにせよ国会日程は国会で決めることであると思っています。』
同日、防衛省・自衛隊HPが再任された岸信夫防衛大臣の記者会見にて、次のように公開しました。
『発表事項
(前略)
防衛省・自衛隊は、英空母「クイーン・エリザベス」を中心とする英空母打撃群が日本を寄港する機会を捉え、本年8月及び9月に「米国主催による大規模広域訓練2021」及び「パシフィック・クラウン21」と題する一連の共同訓練を英空母打撃群との間で実施をいたしました。今般、10月2日、3日、沖縄南西海空域において、英空母打撃群との間で、護衛艦「いせ」、「きりしま」及び「やまぎり」が共同訓練を実施をいたしました。この訓練には、「カール・ヴィンソン」、「ロナルド・レーガン」の2隻の米空母も参加をし、米英の空母3隻とヘリ搭載型護衛艦「いせ」が沖縄南西海空域で一堂に会することになりました。また、この訓練には、各空母の随伴艦数隻とともに、カナダとニュージーランドの艦艇が加わっています。さらに、これに引き続き、10月4日から9日にかけて、南シナ海において、インド太平洋方面派遣(IPD21)の護衛艦「しらぬい」が、英空母打撃群等との共同訓練を実施をしています。こうした米空母や英空母打撃群等との共同訓練の実施は、わが国の基本的価値と戦略的利益を共有する米英等との間での、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けた結束が不可逆的であることを示すものであります。
防衛省・自衛隊は、これらの国々との間で引き続き活発に共同訓練することを通じ、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けた取組を進めていく考えであります。インド太平洋方面派遣(IPD21)としてインド太平洋地域を訪問している護衛艦「かが」は、10月2日から4日までの間、スリランカのコロンボ港に寄港した後、4日にコロンボ周辺の海域において、スリランカ海軍の哨戒艦「サガラ」とともに、日スリランカ共同訓練を実施をいたしました。スリランカは、インド洋のシーレーンの要衝に位置する重要国です。また、本年7月の私とスリランカ大統領とのテレビ会談においても、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けて、防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくことで一致をしており、今回の寄港や訓練を通じ、スリランカとの相互理解の促進を図るだけでなく、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向けて協働していく姿を示すことができたものと考えます。
防衛省・自衛隊としては、今後もこのような寄港や訓練を通じて、スリランカを含む関係国と連携しながら、インド太平洋地域の安定と繁栄に深くコミットしていくというわが国の意思を示してまいります。護衛艦「いずも」へのF-35Bの発着艦の検証作業の実施についてであります。今月3日、1回目改修を終えた護衛艦「いずも」は、四国沖において、米海兵隊の支援を得て、F-35Bの発着艦に関する検証を実施をし、発着艦が可能であることが確認できました。海上自衛隊の艦艇にF-35Bが発着艦するのは今回が初めてとなりました。米国の支援を受けた検証作業の実施は、日米同盟の深化及び日米の緊密な協力を示すものであります。また、米海兵隊所属のF-35Bが「いずも」へ発着艦ができることが確認されたことは、日米の相互運用性の向上に資するものであり、日米同盟の抑止力・対処力の強化にもつながるものです。今後も「いずも」型護衛艦の改修を着実に実施し、海空領域におけるわが国の能力向上を図ってまいたいと思います。
(以下略)
質疑応答
(前略)
Q:「いずも」の発着艦についてお尋ねいたします。日本を取り巻く安全保障環境に関連しまして、今回、海兵隊とその「いずも」にF-35Bが発着艦可能であることが確認できた意義を改めて大臣からお願いいたします。
A:今回の検証作業でひとつF-35Bが発着艦が「いずも」で可能であるということが検証された確認をされたわけであります。それとともに、米海兵隊のF-35Bを「いずも」の艦上で発着艦させることができた。インターオペラビリティの点から考えても、日米間でのこの関係の強化にも役立っているというふうに考えております。
Q:関連してもう1問伺います。これが今後、南西防衛だったりあるいは中国へのメッセージになるといったことはお考えでしょうか。
A:どこの国を念頭に置いてやったというものではないわけですけれども、わが国の安全保障・防衛の強化という点につきましても、「いずも」の上でF-35Bを運用できるという形を作っていくことは重要なことだというふうに思っております。
(以下略)
』
本当に、本当に、歴史的と言える、F35Bによる「いずも」の発着艦。
素晴らしい、の一言です!!
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岸田内閣は中国等の脅威に対して早くも有効打!!
10月3日、「いずも」に初着艦した、垂直離着陸可能な米国海兵隊のF35B
出典:防衛省・自衛隊HPやツイッター等のSNS
『10月3日、#海上自衛隊 は米国の支援を得て、護衛艦 #いずも への #F35B 発着艦検証を実施し、#STOVL機 の運用能力獲得に向けた改修を進めています。この検証を通じ、#日米同盟 の深化を示すことが出来ました。#防衛省・自衛隊 は、今後も日米同盟の抑止力・対処力の強化に努めていきます。』
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