新生日本情報局

日本の新生のための情報局です。日本の素晴らしさや世界の政治・経済・軍事・外交・技術等を独自のソースや分析でお伝えします。

中国の天安門事件から25年 習近平国家主席には中国のカルマを刈り取る責任がある

2014-06-05 05:04:06 | 報道/ニュース
6月4日で、第二次天安門事件より25年、香港をはじめ各地で抗議集会や犠牲者の追悼集会が開催された。
同日のAFP=時事が伝えたところによると、3日に機密解除された米国政府の機密文書より、1989年に起きた天安門事件で、国内各省から派遣された兵士らが、民主化を求めるデモ隊に対し笑いながら無差別に発砲していたことを示す文書が確認された。
これらの文書では、1989年6月3日夜から4日未明にかけて、第27集団軍に属する非北京語話者の兵士たちは「人々の集まりに遭遇すると、それが誰であろうとも笑いながら無差別に発砲していた」という。
これらは、ウィキリークスが米国外交文書の暴露でも確認されている内容だ。

筆者も日本にて、当時のことをよく覚えている。
衛星放送(BS)が普及しはじめた頃、1989年6月2日に中国で戒厳令が布告されたとのニュースをTVで見て、脇にいた年老いた女性が「戒厳令って何?」と聞かれたことを良く覚えている。
そして、その後、6月3日夜から4日未明にかけて、北京市の天安門前広場に詰めかけていた10万人を超す市民や学生などへの大弾圧が始まった。死者は1000人以上と見られるが、未だに何人の方々が犠牲になったのかは不明である。
後年、その弾圧の中で無残にも戦車や装甲車などでひき殺された人などの写真を見た。
一部はYouTubeで公開されているので、ご参照して見ては如何だろうか。

中国の天安門事件から25年経過したが、中国は未だに政治体制が何も変わらない。
それどころか、民主化運動や宗教活動への弾圧や政府や官僚の不正腐敗の蔓延に経済成長の鈍化、大気汚染や水質汚染などの環境問題の悪化など、中国は政治、経済、社会まで腐敗のオンパレードである。

現在の指導者である習近平国家主席には中国のカルマを刈り取る責任がある。
具体的には、政治の民主化や言論、宗教などの自由を認め、環境問題を徹底的に改善することで景気を刺激することである。現在のように「汚職や腐敗・賄賂」で得た金による海外への不正送金金額が500兆円を越えるとも言われる中で、中国共産党一党支配下、「コップの中」での改革では中国国民も納得はしない。
中国は今、IRAと英国軍が戦闘を続けていた北アイルランドのような「紛争地帯」になりつつあるのだ。

習近平国家主席よ、貴方は今、中国のカルマを刈り取る「英雄」になれるか、カルマを重ねる「悪代官」になるかの瀬戸際にある。
歴史に名を残したいのであれば、是非「英雄」になる選択と政策を行うことをお勧めします。

本日の有料記事

日本と同盟関係を結びたいロシアのプーチン大統領の戦略と本音
日本政府の発表によると、6月4日より5日まで、安倍首相も出席してG7首脳会談がベルギーの首都ブリュッセルで開催され、4日には安倍首相とEUのファン=ロンパイ欧州理事会議長及びバローゾ欧州委員会委員長と会談、戦略的パートナーシップ協定(SPA)交渉の進展や、ウクライナ支援のみならず枠組みの議論に積極的に関与し貢献していくこと、南シナ海では先般のアジア安全保障会議において日本の主張にEUも同意するなど、大きな成果を挙げた。
G7会議は、元々ロシアを加えたG8会議がクリミアで開催される予定であったが、ウクライナ情勢の悪化とロシアのクリミア併合により、ロシア外しのG7会議になったことは、領土問題などを抱える日本としてウクライナ支援のためのロシア制裁に加わっているとはいえ、外交や安全保障を考えれば決して良いことではない。
ロシアのプーチン大統領の戦略と本音とは?


記事の続きは、以下リンク先→ 新生日本情報局 ※(有料記事サイト)1ヶ月1000円で定期購読ができます。


定期購読の方法については、以下リンク先→ ※(ヘルプ欄)課金記事を読む 有料の記事を読むには?
人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする