>ラベンダー丘に掛け擱くつづれ織
ラベンダーもずいぶんと長く咲いてくれたが、もう終りに近づいた。
だが、美瑛や富良野の丘陵に咲くラベンダーは今が最盛期である。
ラベンダーは季語としては、小学館や角川の大歳時記には掲載されていない。
北海道独自の歳時記でも、「にれ」主宰であった木村敏男氏の「北の歳時記」で、
「夏」の部に収録されているが、これ1冊だけである。
このラベンダーは、kouの家の狭い庭で咲いたものだが、すべて切りとり乾燥させる。
乾燥させたものを、木綿の袋にでも入れ枕もとに置いておくだけで、ポプリとなり、
安眠させてくれる。
美瑛や富良野の花畑では、ゴブラン織り(つづれ織り)にして
丘に掛けてあるのではないかと思われるように咲いている。
1年で一番美しい季節の北海道である。