精神世界(アセンションについて)

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植物を植えた湿地から電力を“収穫”する

2017年12月15日 | Weblog


オランダでは植物から電力を生み出している

将来的には水田を発電所と呼ぶようになるのかもしれません。

オランダの企業「Plant-e」が開発したのは、植物を植えた湿地から電力を“収穫”する技術。

まさに、天然のソーラーパワーシステムとも言えるものです。

植物から街灯やWi-Fiスポットの電気をまかなったり、スマホなどの電子機器を充電できるようにもなります。

以下の動画は、その仕組をシンプルにアニメ化したもの。

ここではその内容を簡単に説明していきます。

Plant-MFC annimatie


植物の力で街灯に光を。
すでにオランダでは実用化済!

このプロジェクトは「Starry Sky」とも呼ばれ、2014年の11月にアムステルダムで始まりました。

すでに300以上のLED街灯に光を灯すことに成功しています。

光合成によって生成される有機物の中には、植物の成長を促す成分が含まれています。

しかし、そのほとんどは使用されずに根っこから土へと排泄されてしまうのだとか。

そのため、根っこの周りには、その有機物を食べようと自然と微生物が集まりますが、そこにヒントが隠されているようです。


植物への影響もなし!

発電量は年間2,800kWh

気になるのは植物への影響ですが、調査の結果この電子を収集するからといって植物の成長に影響が出るということはないそう。

今まで無視されていたエネルギー活用できるため、まったく新しい資源と言えそうです。


電力量が微量なのでは? との意見もありそうですが、
100㎡の敷地で、年間2,800kWhの発電量を確保することが可能。

ちなみに、これはオランダの家庭1件あたりの電力消費を80%ほどまかなえる計算になります。

経済産業省によれば、2014年の日本の平均電力使用量は1世帯あたり年間4,432kWh。100㎡の敷地が確保できれば、家庭の電力使用量のおよそ60%ほどをカバーできるという計算に。

さすがに全電力というわけではありませんが、かなり有効なことが伺えます。

近年は壁がけ用ソーラー蓄電機や棒状の風力発電機など、一般家庭でも使用できる発電システムが増えてきています。ひとつのシステムだけでは難しくても、複数のシステムを組み合わせることで、家庭用電力をすべてまかなう…そんな未来もありそうですね。


リンク

クリーンエネルギーの旗手として期待される太陽光発電は、さまざまな研究が世界中で行われていますが、最近、非常にユニークな研究として注目を集めているのが、“微生物太陽電池”と“微生物燃料電池”の開発です。

植物や光合成する能力を持った微生物と、有機物を分解して電子を放出する能力を持ったシュワネラ菌などの微生物(電流発生菌)を組み合わせて発電させようというのです。


多くの微生物は、細胞内に取り込んだ有機物が持つ電子エネルギーを増殖や、自らが生きるために利用しています。

中には、まだエネルギーが残っている段階で体外に電子を放出する微生物も存在します。

電子が酸素に渡されると二酸化炭素と水が生成され、二酸化炭素に渡されるとメタンが発生します。

ところが、電流発生菌は電子を直接電極に渡すことができるのです。

これを利用して電子を電力として取り出そうというのが、“微生物燃料電池”です。

すでに実験には成功し、1日に3時間ほど電流を流さずに休ませることで、持続的に発電可能であることも明らかになっています。

また、このような電流発生菌は水田の土壌にも多く存在するので、水田に直接電極を入れて発電させる実験も行いました。

すると日中、より多くの発電が見られたのです。

これは、太陽の光を浴びた稲が根から有機物を排出し、それを電流発生菌が食べて電子を放出しているためだとわかりました。

実験で得られた電力はごくわずかですが、水田そのものを太陽光発電装置にできる可能性が示唆されたのです。


さらに、湖沼の汚染原因となるアオコが光合成能力を持った微生物であることに着目し、それを利用する研究も行っています。

湖や沼全体を太陽電池として使おうというのです。

微生物に最適な環境をどう整え、発電効率をアップするかという課題はありますが、生きている発電装置がエネルギー生産の未来を大きく変えてくれるのではないでしょうか?

(引用終わり)