山の霊異記 赤いヤッケの男(著:安曇潤平)MF文庫ダヴィンチ
山岳怪談と言うだけあって怖い。
ただし怖いのベクトルが、リアルに生命を脅かされる怖さ≧霊的な怖さな気がしないでもない。
兎に角、後味の悪さに凹み遣りきれない気持ちになる事請け合い。ある意味とても怪談らしい、古いタイプの語りであると思う。
がしかし、語尾がですます調と文語体?…はては一人称と話によって語尾が違う為に統一感がない。
話し毎の文体の違いでいちいち突っ掛かってしまったので、(雑誌掲載時はともかく)書籍化に際して文体は統一して欲しかったと切に思う……。
自身の体験談なのか?人から聞いた話なのか?さっぱりわからないから、(あり得ないと思うが)メールで送って貰った体験談をそのままコピペしたんではあるまいな?!なんて勘繰ってしまったよ……(´;ω;`)