杉の樹大学同窓会(杉同)

杉の樹大学同窓会では杉並区高井戸地域区民センターにて時宜を得たテーマの講演会等を開催し高齢者の方々にご参加戴いています。

デジブック 『都市景観としての電線を考える』

2017年05月13日 | Weblog

デジブック 『電線』

日時 平成29年5月13日(土)13:30~16:00

会場 杉並区高井戸地域区民センター内 

         高齢者活動支援センター 多目的室

講師 東洋大学 ライフデザイン学部 

        人間環境デザイン学科 内田祥士教授

内容 電線は特に都市部において煩雑化し、埋設あるいは無電柱化が言われるようになった。しかし、配線需要も情報需要も、今後の更なる少子高齢化社会において更に複雑化することはない。ヨーロッパでは埋設を選び私達は路上を選んだ。路上配線は信頼性よりは保全性に重きをおいたシステム。このシステムのもと家を建てビルを建ててきた。建て替え需要がヨーロッパより遥かに社会性を持っている東京のような都市で今、埋設を考える必要はないのではないか。
これからは、時間をかけて、綺麗に配線しなおしていけばよく、埋設の必要はないのではないか。路上配線は機能的にはほぼ完壁に機能していて実に修理のしやすいシステムであり今後の需要減に合わせて、美しく配線しなおすことは、それほど難しいことではないはずである。