RIMが投入予定のタブレット「BlackBerry PlayBook」を500ドル以下で投入か？

　カナダのリサーチ・イン・モーション（Reseach In Motion：以下、RIM）が、2011年に投入予定のタブレット端末「BlackBerry PlayBook」を、500ドル以下で販売することが明らかになった。

　これは、同社共同CEOのジム・バルシリー（Jim Balsillie）氏が10日、G20ビジネスサミットに参加するために滞在中の韓国ソウルで、Bloombergとのインタビューに応え、BlackBerry PlayBookについて北米市場へは第1四半期に、他の地域へは第2四半期にそれぞれ投入予定で、価格は500ドルを切ると述べたという。

　ＲＩＭ社は、スマートフォン分野でiPhoneやAndroidの攻勢を受けて市場シェアが減少している。さらに、BlackBerryの牙城であった金融系企業などの法人市場でも、後退している状況である。RIMとしては大きな成長が期待できるタブレット端末市場に製品を投入することで、モバイル端末分野全体ーとくに法人向けの市場での存在感を維持・増大させる必要が増してきている。

　端末価格でも５００ドル以下というのは、充分に競争力があると思うが、すでにBlackBerry端末を導入してメールやショートメッセージなど同社のサービスを利用している企業では、PlayBookなら大きな追加コストなしで導入が可能なため、iPadやAndroidタブレット端末にくらべてコスト面のメリットも期待できる。

　先行するiPadは販売台数で全体の95％を占め、総数440万台のうち、419万台に達したという。どこまで食い込めるかが焦点である。

      

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