auは、「4G LTE」のデータ通信で通話サービスを提供する「au VoLTE」を12月初旬より開始する。2014年冬モデルの2機種(「isai VL LGV31」と「URBANO V01」)が対応し、今後発売するモデルで対応を拡大していく。 既存のモデルでの対応は現在未定。
「au VoLTE」は、高音質な通話や、素早い発着信、通話とデータ通信を同時に利用できるといった基本的な特徴を備えている。その上で、付加的な特徴を「シンクコール」と命名してアピールする。「シンクコール」自体の利用料は無料。
「シンクコール」の基本機能として、スマートフォンのWebブラウザやアプリなどを利用中でも、同時に並行して着信や通話ができる機能を用意する。着信時のダイアログが画面全体を覆わなくなり、例えばゲームをプレイ中に着信があった場合でも、プレイを続けながら通話を開始することができる。
2015年2月以降は、「シンクコール」の機能が拡張され、1対1の「au VoLTE」端末同士での通話において、動画・音声を含めたスマートフォンの画面の共有機能、メインカメラの映像の共有機能、手書き文字・イラストなどの共有機能、位置情報を地図上で共有する機能が提供される予定。
このほか、「ボイスパーティー」として、発信者を含めて最大30人と同時に通話ができる機能が有料のオプションとして用意される。「ボイスパーティー」は「au VoLTE」が開始される2014年12月初旬より提供される。通話相手は「au VoLTE」以外でも利用できる。
「au VoLTE」に対応する「isai VL LGV31」
「au VoLTE」に対応する「URBANO V01」