こっぽんおりブログ

朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋(愛称:こっぽんおり)のブログです。

滋賀朝鮮初級学校の公開授業

2012-11-06 18:49:58 | おしらせ
2012年度 滋賀朝鮮初級学校 第17回公開授業
日時:2012年11月11日(日)
公開内容:
①9:00~9:45 一時間目 公開授業・保育
②9:55~10:40 二時間目 公開授業・保育
③11:00~12:00頃
・保護者と園児、学生による交流会
・ウリハッキョの現況と質疑応答(来校者対象)
④12:00 解散

場所:滋賀朝鮮初級学校
住所:滋賀県大津市木下町2-24
TEL:077-522-1922
アクセス:
JR膳所駅下車 徒歩15分
京阪 錦駅下車 徒歩5分


金剛山歌劇団の滋賀公演がありました

2012-11-05 22:09:47 | 活動報告
11月2日に、滋賀県のびわ湖ホールで金剛山歌劇団の公演がありました。
今回の公演にはこっぽんおりもわずかながら支援金を出させいただいており、メンバーにも呼びかけて一緒に見に行ってきました。
金剛山歌劇団は1955年に結成され、以来半世紀以上にわたって7500回を超える公演を重ねてきたという非常に歴史のある歌劇団です。滋賀での公演は10年ぶりになるとのことで、会場に着いた時には一階はほぼ満席、客席にも熱気と期待が感じられました。

プログラムは「虹の彼方」の合唱で始まり、明るい歌声に加えて、虹を連想させる色とりどりの衣装や照明で一挙に華やかな舞台の世界へ引きこんでくれました。
それから、有名な「アリラン」、「口笛」、「コマウォ」などの歌が次々と披露され、間に「川の流れのように」など日本語の歌もまじえながら、飽きさせない構成で進んでいきます。
チャンセナプという管楽器の独奏「喜びのアリラン」では、すばらしい肺活量で歌うように奏でられる音色に、会場から思わず拍手と喝采が湧き起こっていました。拍手に応えてのもう一曲は「Over the Rainbow」、やはり今回のテーマは「虹」なんですね。
続いての独唱「灯台」でも歌手李栄守氏の美声とサービス精神に会場は湧き続け、次の打楽器合奏では三つのチャンゴによる速打ちの競演に、第一部は拍手の鳴りやむ間もなく終ってしまいました。

第二部では一転して幽玄な雰囲気の、「扇の舞」「菩提薩埵」が続き、しなやかな体の動きと華麗な衣装に目を奪われました。続く「パクピョン舞」はパクピョンというカスタネットのような楽器をそれぞれが手に持って踊る群舞で、こういう伝統舞踊もあるのかととても面白く印象に残りました。その次の「双剣対舞」は、朝鮮王朝時代の画家申潤福(シン・ユンボク)の絵に描かれた剣を持って踊る女性の姿をもとに作られた舞踊ということで、この作品にも、朝鮮の伝統を尊重しながらそれを現在に蘇らせていこう、という前向きな姿勢を感じることができました。
最後の演目は、やはり力強いチャンダン(リズム)に乗った農楽。滋賀県にはかつて朝鮮通信使が通り「朝鮮人街道」と呼ばれた道が今でも残っているということで、その行列の風景をイメージしたという衣装に、おなじみのチャンゴ、プクなどを叩きながら一行が現れると、客席でもあちこちでリズムに合わせて体が動き出し、舞台と一体になった明るい雰囲気に包まれました。そして閉幕の舞台挨拶では「琵琶湖周航の歌」の合唱まであり、全体に、10年ぶりという滋賀の地への劇団の心づかいが伝わってくる公演でした。

来る11月14日には、京都でも金剛山歌劇団の公演があります。今回滋賀に行けなかった人も、ぜひ見に行ってみてください。

金剛山歌劇団サイト http://www.kot-jp.com/

第5回運営会議の報告

2012-11-05 11:18:43 | 活動報告
第5回運営会議の報告

10月24日、こっぽんおりの第5回運営会議をおこないました。いくつか具体的なスケジュールも決まりました。

・高校無償化適用を求める署名運動
11/17(土)、11/18(日)、11/23(金)の3日間、街頭署名をする。
各種集会などで集める。署名の集約は11月30日。

・日本学校と朝鮮学校の交流
現場で取り組んでいる教職員とコンタクトをとってつながりをつくっていく。

・11月17日(土)朝鮮中高級学校見学会(第2回連続講座)
10時~14時の予定。
授業見学、学校の先生の話・意見交換、参加者交流、生徒の文化公演を予定。

・会員への情報発信を増やす

・朝鮮学校支援基金は、新学校建設の支援に力をいれて集める

次回運営会議のお知らせ
第6回運営会議 12月26日(水)18:30~ NPO法人「きずな」事務所にて

無償化署名ご協力のお願い

2012-11-03 00:19:21 | おしらせ
こっぽんおりは、「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会からの下記の呼びかけを受けて無償化署名を集めています。11月末の第二次集約に向けて集中的に取り組んでいますのでご協力をお願いします。

新しい署名活動にご協力ください!
全国各地で「高校無償化」朝鮮学校即時適用を求めて闘っておられるみなさま、朝鮮学校への補助金打ち切りなど地方自治体に広がる朝鮮学校だけを狙い撃ちにした差別攻撃と闘っておられるみなさまに、新しい署名活動へのご協力をお願いします。
「高校無償化」制度が発足して早2年半が経過しようとしています。外国人学校も一条校と同様に適用する画期的な制度であったにもかかわらず、朝鮮学校だけがはずされるという異常な事態が続いています。国が公然と「朝鮮学校差別」をおこなっていることに連動するかのように、地方自治体による補助金打ち切り・カットが広がっています。
2012年8月6日から31日にかけて、国連・人種差別撤廃委員会でこの問題が取り上げられ、話し合われています。また蓮池徹さんにつづいて、横田めぐみさんのご両親も週刊朝日や週刊金曜日に「拉致の問題と朝鮮学校の子どもたちの教育とは、別の問題です。拉致問題を理由に高校無償化からはずしたり、補助金を打ち切ったりするのは筋違いである。」という趣旨の発言をされています。朝鮮民主主義人民共和国との間でも、日赤を通して遺骨の収集や墓参の問題も話し合いがはじまりました。
こうした状況を受けて、このたび全国朝鮮高級学校校長会、全国朝鮮高級学校学生連絡会、朝鮮学校全国オモニ会連絡会、朝鮮学校を支援する全国ネットワークの呼びかけで、全国署名がはじまりました。「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会もこの署名に全力で取り組もうと思います。