こっぽんおりブログ

朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋(愛称:こっぽんおり)のブログです。

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これが おれたちの学校だ

2013-06-23 21:59:12 | 活動報告
祝賀宴で共同代表の板垣竜太さんが朗読した詩は、許南麒の「これが おれたちの学校だ」(1948年)だそうです。
掲載しておきます。
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これが おれたちの学校だ
              -一九四八年八月、東京都京橋公会堂で開かれた
               朝鮮人教育不法弾圧反対学父兄大会によせた朗読のための詩
                        元 朝鮮初級学校長の詩2

子供たちよ
これが おれたちの学校だ、

校舎はたとえみすぼらしく、
教室はたった一つしかなく、
机は
君たち 身をよせると
キーッと不気味な音を立て
いまにもつぶれてしまいそうになり、
窓という窓には
窓ガラス一枚ろくにいれられなくて
長い冬は
肌をさく北風で
君たちのさくらんぼのような頬を
あおざませ、

そして
雨の日には雨が、
雪の日には雪が、
そして一九四八年春三月には
ときならぬ嵐がふきすさび、
この窓をたたき、
君たちの本をぬらし、
頬をうち、
あげくのはては
学ぶ自由まで奪いあげようとし、

見渡せば
百が百
何一つ満足なもののない
おれたちの学校だ、

だが 子供たちよ、
君たちは
ニホンノガッコウヨリ
イイデス、と
つたない朝鮮語で
おれたちも祖国が統一しさえすれば
日本の学校より
何層倍も立派な学校を
建てることができるじゃないかと
かえって
この涙もろい先生をなぐさめ、

そして また きょうも
カバンを背負い
元気一ぱい
学校に来るのだ、

子供たちよ、
これが おれたちの学校だ、
校舎はたとえ貧弱で
おはなしにもならず、
大きなすべり台一つ、
ぶらんこ一つそなえられなくて
君たちの遊び場もない
見すぼらしい学校ではあるけれど、

ああ 子供たちよ、
これが ただ一つ
祖国を離れた遠い異郷で生れ
異郷で育った君たちを
ふたたび祖国のふところにかえす
おれたちの学校だ、

ああ
おさない 君たち、
朝鮮の同志たちよ。
                                 (1948)

(『許南麒詩集』国文社、1969年所収)

◆京都朝鮮初級学校新校舎竣工祝賀宴◆

2013-06-22 12:15:47 | 活動報告
記事の順番が前後しておりますが、京都朝鮮初級学校新校舎竣工祝賀宴の報告を書いてくれたメンバーがおりましたので、掲載します。
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5月19日(日)正午から「京都朝鮮初級学校新校舎竣工祝賀宴」が開催され、参加しました。

祝宴では、 工事関係者等への感謝状贈呈のあと、門川大作・京都市長、野中広務・元内閣官房長官、仲尾宏・京都造形芸術大学客員教授(当会共同代表)のお三方が来賓を代表してあいさつをされました。野中氏の「どんなチャンネルを使ってでも、近くて遠い国を近くて近い国としていく」というアピールは迫力がありました。

その後舞台では綺麗な民族衣装に身を包んだ園児のお遊戯や生徒の演奏、保護者の舞踏などが披露され盛んな拍手をあびました。

そしてフロアからも第三初級学校と交流のあった小学校の校長先生をはじめ多くの関係者の方々のスピーチがありました。板垣竜太さん(当会共同代表)も「俺たちの学校」でしたか、朝鮮学校への想いを謳った詩を紹介されました。それぞれに心のこもったお話しで、心に染みました。

後で伺うと参加者は1000人にも及んでいたとのこと、 この国で、この京都で、民族的アイデンティティをもった子供たちを育てたいという想いを、共に生きる日本人として支えていきたいと、改めて思いました。
                     (by闇夜鴉)

滋賀朝鮮初級学校運動会

2013-06-17 23:58:55 | 活動報告
5月に行なわれた運動会に事務局メンバーが見学に行って来ましたので、遅ればせながら報告を掲載させていただきます。
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5月26日の日曜日、滋賀朝鮮初級学校で53回目になる運動会が快晴のもとおこなわれました。午前10時からはじまった競技で、お昼過ぎには子どもたちだけでなく先生も保護者も、みんな赤い顔になっていました。それでも、最終リレーの前の競技で6年生の子どもたちとその親たちが一緒に走る種目では、子どもたちに負けじとアボジ・オモニも全力で走っていました。声を張り上げて実況中継する先生は、北斗の拳かな?・・・というくらいの盛り上げぶりで絶叫されていました。おとなたちがここまで楽しんだら、子どもたちが喜ばないはずはありません。またひとつ、滋賀初級の魅力をみせてもらいました。

午後一番の競技、集団体操(組み体操)は、幼稚班の子どもたちもふくめて全校生徒が出演する競技です。先生からは「まだ見てないんですか?」と言われるほど学校自慢の種目で、すばらしい完成度、なのだそうです。結局、今年も間に合わずに見ることができませんでした。ちょうど学校の近くを急いでいたときだったの
ですが、遠くから大歓声が聞こえてきていたのは、ピラミッドを成功させた子どもたちへの拍手喝さいだったようです。

この間、こっぽんおりの活動のなかで、滋賀初級を卒業して中高級学校に進学した生徒さんや、日本の大学に通う生徒さんとの出会いがありました。京都よりも少し小さなコミュニティーで大切に育てられた生徒たちが、初級学校の教育を支えに社会に出て行くときには、この滋賀のあたたかくて情熱的な先生たちのこと
を思い出しているのかもしれません。

校舎の玄関口には学校通信と並べて、こっぽんおりの冊子を掲示してくださっていたり、学校と交流のある日本の学校の先生のコメント記事を貼り出していたり、交流関係を大事にしていることを子どもたちにも伝えようという気持ちまで感じられました。

8月25日には、ウリハッキョマダンが開催されます。またレポートしますが、行ける方はぜひともご一緒しましょう。