こっぽんおりブログ

朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋(愛称:こっぽんおり)のブログです。

高校生からのアピール

2014-03-08 12:02:36 | 活動報告
朝鮮学校への高校無償化適用を求める署名活動の際に、高校生がアピールしてくれた内容を原稿でいただいたので、以下に掲載します。
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私は銀閣寺にある京都朝鮮中高級学校に通っている高校3年生の在日朝鮮人4世です。
私は今週の日曜日(編集者注:3月2日)に晴れて卒業式を迎えることになりました。
しかし、私の心は晴れ晴れとした気持ちではなくどんより曇っています。
なぜならば、ついに高校無償化制度が我が校に適用されないまま、卒業式を迎えることになったからです。

皆様もご存知の通り、「高校授業料無償化・就学支援金制度」…日本のすべての子ども達が、好きなように学べるよう、成立した制度。
しかし、日本政府は、「北朝鮮との国交がない」、「北朝鮮は敵対国だ」という理由で、その対象から朝鮮学校だけ除外したのです。

どうしてそんなことで、私たちを仲間はずれにするのでしょう。
制度の対象は私たち学生です。
国の関係で決めても良いのでしょうか?

私たちは就学援助金をもらえないまま、とうとう卒業してしまいます。
私たちの後輩達にだけは同じような残酷な思いをしてほしくありません。

全ての問題の解決策、それは理解すること、相手のことを知ろうとする心だと思います。
私はウリハッキョが大好きです。
そんなウリハッキョを、もっと沢山の人に知ってもらいたいです。

高校無償化問題、日本政府の朝鮮学校に対する民族差別は、多くの在日同胞の胸を痛め、プライドを踏みにじりました。
朝鮮学校にも高校無償化適用を!」私はこれからも、在日朝鮮人としての自尊心を守るために、それから私達在日朝鮮人のこと、我が朝鮮学校のことを少しでも多くの人に知ってもらうため、闘い続けたいと思います。
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第二初級学校の学芸会

2014-03-08 12:01:53 | 活動報告
2月2日、京都朝鮮第二初級学校の学芸会に行ってきました。もちつき以来の参加でしたが、わたしを目に留めたオモニが丁寧な挨拶をしてくれて、オモニ会会長が飛んできて感謝の言葉を投げてくれました。わが子の演目をひかえるなかで、こんなにも歓待してくれたことに喜ばずにはいられませんでした。
学芸会は、ひとり一人の子どもたちがしっかり練習したことがよくわかりました。ソンセンニムの丁寧な指導とそれに応える子どもたちの真剣な思いが伝わってきました。この実直さが、第二初級のひとつの特色かな、とも思いました。
4年生の少年団活動を語っているときの輝く瞳、舞踊部の豊かな表情としなやかな動き、チャンゴ部の勇ましい衣装と元気なチャンダン、1年生が自慢げに手品を演じるおもしろさ、6人の6年生が演劇で希望ある未来を感じさせてくれたこと、とても印象に残りました。校長先生がタクトを振るい、子どもたちが会場に散らばって、参観者と一緒に「故郷の春」を歌う場面もとてもよかったです。わたしも譜面を見ながら歌いました。
民族教育の歴史が引き継がれていることに感動しましたし、そのなかで子どもたちが頼もしい姿を見せてくれたことにイルボンサラム(「日本人」)として感激しました。子どもたちの成長を見守り応援する日本社会であらなければ!