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こっぽんおりブログ

朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋(愛称:こっぽんおり)のブログです。

第9回フレンドシップコンサート

2015-10-17 01:54:39 | 活動報告
10月12日に、京都朝鮮初級学校チャリティ第9回フレンドシップコンサートがあり、初めて参加しました。

スタートに上映された、同志社大学のゼミ生の映像「アラボセヨ!京都朝鮮初級学校」は
カメラをまわす学生さんと一緒に、学校におじゃましてる感じです。

第一部は、初級学校(日本の幼稚園と小学校)の学生コンサート。

舞台の子どもたちがのびのび活躍するので、こちらものびのび楽しかったです。
幼稚部の子たちの元気がよすぎて、思わず笑ったら、まわりもみんな笑ってました^ ^

カヤグム(琴の民族楽器)の演奏は、弾きながら歌うだけでもすごいのに、さらにきれいにハモりまで!と感激( ; ; )
クライマックスの流れるような弾き方は目にも止まらぬ速さで、もう一度見たいと思いました。

「ヘイトクライムを乗り越えて」の映像に続く舞踊には心から感動しました。
最初、まさかこのタイトルで踊っていると思わず、
これはもしかして?と思い始めたときにあの嫌な音声で確信して、涙が止まらなくなりました。
楽しいハッキョの毎日が、嵐に巻き込まれたこと。乗り越えて力強く立ち上がったことがすごくわかりました。
踊ったみなさんの勇気と、創造し表現する力に圧倒されました。
後でお聞きしましたが、オモニたちは心配したけれど、生徒が自分たちでやると決めたのだそうです。

第二部は、大阪朝鮮高級学校ラグビー部の3年間のドキュメンタリー映画「60万回のトライ」上映。

全国制覇をめざす彼らと一緒に笑って泣いて、思わず応援や拍手を送りたくなるいい映画でした。

授業料無償化からの朝鮮学校排除に抗する会見で、キャプテンのガンテが「教育もノーサイド精神で」と言いました。教育こそノーサイドでなければならないのに、やりきれない気持ちになりました。一日も早くノーサイドを実現したいです。

笑って泣いて、盛りだくさんの楽しい時間を過ごしました。
コマプスムニダ!

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遅ればせながらバザー参加報告

2015-04-15 12:36:04 | 活動報告
2014年10月19日(日)秋晴れの空の下、京都朝鮮初級学校の公開授業とバザーがおこなわれました。昨年の開校から数えて2度目の大バザー。昨年は裁判報告集会と同時開催でしたが、今年は「子どもコーナーを担当して欲しい」というオモニ会からの要請が!! これは願ってもない機会と思い、ゲームコーナーを学校の先生と一緒に担当(というより手伝い)しました。ギリギリまで準備を延ばしに延ばして、事前の買出しや調整もまかせっきりで、担当したとはとてもいえないものでしたが、子どもたちに「ぬり絵」をしてもらおうという試みはすごくおもしろかったです。裁判支援団体の「こるむ」と「こっぽんおり」とでイラストリーフレットを作成していますが、その挿絵の色塗りやリーフ第3号のぬり絵コンテ
スト企画をハッキョのグラウンドですることができました! イラストレーターさんの発案で、自画像を描いた紙を横につなげて絵で手をつなごうという企画にも挑戦。結果は自画像4枚しか集まらず…これは次回に再トライしたいです。子どもたちがゲームで楽しむ姿を間近で見ながら、ハッキョという空間をつくり、子どもたちの成長を見守る一助になれたらいいなとしみじみと感じ入っていました。こるむ&こっぽんおりメンバーの何人かが腕相撲大会に特別参加させてもらい見事大敗してきました。米俵を前にした真剣勝負に情け容赦なく、スカッとしましたね!

この日は、滋賀初級学校でもオープンスクールが開催されていました。初めてハッキョ見学に来た教育関係者が何人も参加したと報告がありました。滋賀ハッキョも新しい取り組み、新しい関係づくりに余念がありません。「深化」する朝鮮学校のイベントにこれからも関わりつづけていきたいです。

南山城地区新年会

2015-02-17 17:34:34 | 活動報告
1月25日、南山城地区の新年会にお邪魔させていただきました。
議員や様々な団体の方に混じって来賓として紹介いただき、アピールの時間をいただきました。
こっぽんおり+こるむで発行した、朝鮮学校襲撃事件裁判の解説リーフレットを発行したことを紹介しました。
また、個人的には、私は、こるむの裁判支援にかかわったところから、朝鮮学校のことを知り、支援していくべきだという思いに至りました。裁判の傍聴にはたくさんの人が集まっていたので、そういう人たちにも朝鮮学校への支援に関心をもってもらうように働きかけていきたい。また、学校への襲撃は損害賠償の対象となったものの、今でも街中でヘイトスピーチをしている人たちがいるので、日本社会がそれを許さないという姿勢を示して、やめさせていかなければならないと思う、という話をさせていただきました。
南山城地区の委員長によるチャンセナプの演奏があったり、ダーツ大会や抽選会で楽しんだり、京都朝鮮歌舞団の歌や踊りで盛り上がったりさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。(り)

京都朝鮮学校裁判の高裁判決イラスト化ワークショップの開催

2014-08-24 13:40:28 | 活動報告
2014年8月24日、大阪高等裁判所で出された判決(7月8日)の画期的な内容を、子どもたちに分かりやすく伝えようと、弁護士や支援者で作る解説文にイラストを付けるワークショップを開催しました。
主催は、こっぽんおり+こるむです。場所は、京都朝鮮初級学校。

事件当時、第一初級学校に通っていた現高校生や先生、保護者20人近くが集まり、多くのイラストを作りました。
とにかく、楽しみながらのワークショップになり、3人のイラストレーターの方々が、参加者の思いを絵にしていく作業は、感動!!

さらに、絵の特異な高校生や先生も登場して、大いに盛り上がりました。

今回、作成したらイラストを解説文に挿し込み、WEBでの連載を続けていく予定です。
連載の数が一定数になったら、冊子化し、配布していきます。



(Y)


高校生からのアピール

2014-03-08 12:02:36 | 活動報告
朝鮮学校への高校無償化適用を求める署名活動の際に、高校生がアピールしてくれた内容を原稿でいただいたので、以下に掲載します。
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私は銀閣寺にある京都朝鮮中高級学校に通っている高校3年生の在日朝鮮人4世です。
私は今週の日曜日(編集者注:3月2日)に晴れて卒業式を迎えることになりました。
しかし、私の心は晴れ晴れとした気持ちではなくどんより曇っています。
なぜならば、ついに高校無償化制度が我が校に適用されないまま、卒業式を迎えることになったからです。

皆様もご存知の通り、「高校授業料無償化・就学支援金制度」…日本のすべての子ども達が、好きなように学べるよう、成立した制度。
しかし、日本政府は、「北朝鮮との国交がない」、「北朝鮮は敵対国だ」という理由で、その対象から朝鮮学校だけ除外したのです。

どうしてそんなことで、私たちを仲間はずれにするのでしょう。
制度の対象は私たち学生です。
国の関係で決めても良いのでしょうか?

私たちは就学援助金をもらえないまま、とうとう卒業してしまいます。
私たちの後輩達にだけは同じような残酷な思いをしてほしくありません。

全ての問題の解決策、それは理解すること、相手のことを知ろうとする心だと思います。
私はウリハッキョが大好きです。
そんなウリハッキョを、もっと沢山の人に知ってもらいたいです。

高校無償化問題、日本政府の朝鮮学校に対する民族差別は、多くの在日同胞の胸を痛め、プライドを踏みにじりました。
朝鮮学校にも高校無償化適用を!」私はこれからも、在日朝鮮人としての自尊心を守るために、それから私達在日朝鮮人のこと、我が朝鮮学校のことを少しでも多くの人に知ってもらうため、闘い続けたいと思います。
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第二初級学校の学芸会

2014-03-08 12:01:53 | 活動報告
2月2日、京都朝鮮第二初級学校の学芸会に行ってきました。もちつき以来の参加でしたが、わたしを目に留めたオモニが丁寧な挨拶をしてくれて、オモニ会会長が飛んできて感謝の言葉を投げてくれました。わが子の演目をひかえるなかで、こんなにも歓待してくれたことに喜ばずにはいられませんでした。
学芸会は、ひとり一人の子どもたちがしっかり練習したことがよくわかりました。ソンセンニムの丁寧な指導とそれに応える子どもたちの真剣な思いが伝わってきました。この実直さが、第二初級のひとつの特色かな、とも思いました。
4年生の少年団活動を語っているときの輝く瞳、舞踊部の豊かな表情としなやかな動き、チャンゴ部の勇ましい衣装と元気なチャンダン、1年生が自慢げに手品を演じるおもしろさ、6人の6年生が演劇で希望ある未来を感じさせてくれたこと、とても印象に残りました。校長先生がタクトを振るい、子どもたちが会場に散らばって、参観者と一緒に「故郷の春」を歌う場面もとてもよかったです。わたしも譜面を見ながら歌いました。
民族教育の歴史が引き継がれていることに感動しましたし、そのなかで子どもたちが頼もしい姿を見せてくれたことにイルボンサラム(「日本人」)として感激しました。子どもたちの成長を見守り応援する日本社会であらなければ!

第二初級おもちつきにお邪魔しました

2014-02-02 12:18:22 | 活動報告
第二初級にうかがったのは初めてで、入り口を探していたら、楽しい歓声と人だかりでわかりました。懐かしいお餅つきの風景のなか、ハナ、トゥル、セッ、ネッ、・・・という子どもたちの掛け声が、ここは朝鮮学校なんだなあと実感させてくれました。つきたてのお餅も豚汁も、毎年作っているというゆず大根も、本当においしかったです!
こういう平和なハッキョの日々を守ってゆく活動に、少しでも協力してお返しできればと思っています。これからもよろしくおねがいします。


高校無償化適用を求める署名活動

2014-02-02 12:17:03 | 活動報告
2010年4月にスタートした高校無償化制度。家庭の経済状況によらずすべての学ぶ意志ある子どもたちが安心して教育を受けられるようにという目的をもちながら、各種学校認定されていないブラジル学校に通う子どもたちや、フリースクールに通う子どもたち、そして朝鮮学校に通う子どもたちに無償化制度が適用されていないまま4年が経とうとしています。一方、高校相当年齢の子どもがいるすべての家庭で特定扶養控除額を減少して増税措置がとられています。
不平等な制度によって差別を受けたまま4回目の卒業生を送り出してはならないと思い街頭で署名を集めました。12月22日と25日には京都タワーで、28日には三条河原町で署名版を持ちマイクで協力を呼びかけました。京都朝鮮中高級学校からも生徒と先生たちが参加して道行く人たちに活発に声をかけ多くの署名を集めました。
生徒への嫌がらせはなかったものの、カバンから「在日特権」と書かれた本を取り出して目の前にかざして立ち去っていく人がいました。生徒たちの「不平等をなくして欲しい」という思いを否定する歪んだ論調が日本社会にあふれている現実を見せつけられました。とはいえ署名をしてくれた方は3日間で300筆におよび、同世代の子どもを持つ親、中学生や高校生そして小学生、チラシ配布のバイトをしている留学生、近所に朝鮮学校があるという人など、さまざまな立場から協力的な声をかけてもらいました。
2月20日には、下村文部科学大臣が朝鮮学校を無償化から排除する省令改悪をおこなってから1年がたちます。これに抗議して、すべての子どもたちへの一刻も早い無償化適用と、この間無償化が適用されずに卒業していった子どもたちにもさかのぼった対応を求めていきたいと思います。



第8回フレンドシップコンサート

2014-02-02 12:12:27 | 活動報告
10月27日、京都朝鮮初級学校の第8回フレンドシップコンサートが盛大におこなわれました。同志社大学を会場にしたチャリティーコンサートは2004年に第3初級学校を支える人たちの手ではじまってから友情の輪を広げてきました。今年も、同志社大学板垣ゼミ生が制作したドキュメンタリー映像2作品が上映され、第3初級と第1初級が統合した初級学校の子どもたちの歌や演奏がホールいっぱいに響き渡りました。
今年は朝鮮学校の子どもたちの姿をめいっぱい知ってもらおうというプログラム構成でした。ロビーには新校舎で学ぶ子どもたちの元気な写真が並び、プログラムの最後には客席を囲むように勢ぞろいした子どもたちと会場の参加者の合唱で「하나(ハナ)」を歌い上げて、ウリハッキョが未来に向かって羽ばたくイメージをともにしました。


中高級学校でこっぽんおり・こるむ活動紹介

2014-02-02 12:10:39 | 活動報告
10月19日、こっぽんおり事務局から2人が京都朝鮮中高級学校を訪ねて小講演をさせていただきました。報告したのは「こっぽんおり」の学校支援活動についてと「こるむ」の裁判支援運動についてでした。民族教育の現場でわたしたちの活動を生徒たちに報告する機会を与えていただき、感激と興奮のあまり前日は眠れませんでした。わたしがウリハッキョと関わって14年間、前進できた課題がある一方で、無償化除外や第一初級へのヘイトクライムなど新たな差別と排除を生み出している日本社会の現状は、生徒たちに計り知れない苦痛を強いているはずです。「支援する日本人」として紹介されることへの困惑もありながら、なぜ「支援してきた」のかを語る責任があるとも考えていました。
日本政府が社会のマジョリティーとしての日本人の民族教育を認める一方で在日コリアンの民族教育をはじめとする外国人学校の民族教育の法的権利を認めていないのはフェアじゃないこと、植民地支配をおこなった日本の統治思想を批判する教育や朝鮮半島の自主的統一を望むことは「日本人」にとっても重要であること、「同質な多数者」として振る舞うマジョリティとしての日本人は日々つくられているものであることなどを話して、こうしたことにわたしが気づいたのはウリハッキョが日本社会の問題を映し出す鏡になってくれていたからなのだと伝えようと思っていました。けれど、生徒たちの前に立って最初に朝鮮学校とそこで学ぶ人たちが好きなのだと話してからは気持ちが上がってしまい、その10分
の1も話せませんでした。
終了後に寄せていただいた高級部3年生の感想文には「わたしたちのことが『好き』だと言われて『うれしかった』『安心した』」という言葉や、「一緒になって解決策を見つけたい」という思いが書かれていました。生徒たちの感受性に感謝の思いがあふれます。いまの日本社会に必要なのは、「わかるよ」という安易な共感よりも「違うんだ」「知らなかったよ」と多様性を認め合える会話だと思います。ハッキョのハッセンたちソンセンニムたちと今後もコラボレーションしながら、多数者の同質性から脱け出していく「日本人」の仲間とさらに手を携えて、ウリハッキョを支えていきたいです。