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こっぽんおりブログ

朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋(愛称:こっぽんおり)のブログです。

キラッキラな京都朝鮮中高級学校学園祭

2017-12-02 16:39:46 | 活動報告














爽やかな秋空のもと、学園祭におじゃましました。
元気いっぱいに繰り広げられるステージや工夫を凝らした展示、おいしい模擬店が並ぶ学園祭。

元気な生徒さんたちがあまりにもキラキラしていて、大人たちは「眩しい!」を連発!
学校の近所の方も遊びに来られていました。

スタートは合唱コンクール
各チームの工夫を凝らした振り付けから、仲のよさが伝わってきます。

展示では、補助金や高校無償化での朝鮮学校差別に対する闘いや、初級学校への在特会襲撃事件の裁判のことを解説していただきました。

最近出たばかりの国連人権理事会の勧告も盛り込まれて、とてもしっかりしたわかりやすい展示だと思いました。
解説くださった学生さんから、在特会が学校に侵入してきた時にいた同級生のことを聞きました。
同級生は当時3年生で、歯磨きしていたら、在特会が来て「お菓子あげるよ」と連れ出そうとされたそう。その時ついて行っていたらどうなっていたか。

日本社会の差別を学習し、まとめる作業の中で、あまりのひどさに、文字にすることも言葉にすることも苦しい場面が何度もあったと思います。
この展示を、多くの日本人に見てほしいと思いました。

ステージは、軽音ライブや友情出演の明徳高校吹奏楽部の演奏、ダンスやコンテストなど大盛り上がり!
学校を超えて楽しそうな生徒さんたちの姿は、見てるだけでこっちも楽しくなります。

高校生に壁なんてない。
日本社会みんなで、朝鮮学校への差別を終わりにしたいと思いをあらたにしました。

不当な判決をひっくり返そう

2017-09-18 21:48:10 | 活動報告
朝鮮学校に高校無償化を求める裁判で、9月13日、東京地裁が不当判決を出しました。

京都新聞の社説
「朝鮮学校判決 説明が十分と言い難い」
 世界人権規約は民族の伝統や文化に基づく教育を保障している。教育の機会という人権が問われる裁判である。裁判所は、国が根拠を示さない主張を続けていることを指摘し、事実を踏まえる審理をしてほしかった。
http://s.kyoto-np.jp/info/syasetsu/20170915_3.html

神奈川新聞
「朝鮮人排除は民族差別」国勝訴判決に朝鮮大学校の学生が抗議
http://www.kanaloco.jp/sp/article/278053/1/

写真は、朝鮮学校差別反対バッチ。
オレンジ色は、児童虐待防止カラーです。
差別を恥と思わない日本政府、裁判所を必ず動かしましょう!

夜遊会(やゆふぇ)におじゃましました

2017-08-07 18:21:18 | 活動報告


5日は、夜遊会(やゆふぇ。納涼祭り)が、京都朝鮮初級学校と第二初級学校、滋賀初級学校でありました。

直前の土砂降りも、スタートまでに晴れ!
ここでしか味わえない七輪で焼肉!を囲んでのおしゃべり。
舞台では、民族楽器演奏に、合唱、舞踊
山々に響き渡るボーイソプラノ!
そして、大阪の勝利判決をみんなで喜びました。

この学校に通う子どもの輪がもっと広がり、それを囲む大人の輪ももっともっと広げたいと思いました!
来年は、あなたもぜひ!

朝鮮学校への高校無償化制度適用を求める街宣

2017-08-05 20:20:03 | 活動報告

きょうは、3時から三条京阪まえで、朝鮮学校への高校無償化制度適用を求める街宣をしました。
朝鮮学校の高校生も参加してスピーチもしてくれました。

京都は外国からの旅行者も多いので、外国語版もあったらいいよねー。という意見が、前回あったので、今回からは超特急で作成した英語、ハングル、簡体字のチラシもまきました。

街宣終了後に、そんなに文句を言うなら国に帰れ!と絡んできた男性がいて、その人に対応していたのは日本人だったのですが、来ていた高校生に絡まれなくて良かったという思いと共に、やはり残念な社会だなあ、変えていかないといけないなあと思いました。

通りすがりなのに最後まで手伝ってくれた女性や、がんばってと言ってくれた高齢の女性がいはったり、話しかけると色々な反応があるね!と思いました。

朝鮮学校に無償化適用を!街頭アピール

2017-08-05 17:52:27 | 活動報告


7月31日夕方は京都タワー下で、「朝鮮学校に無償化適用を、補助金の拡大を!」という街宣をしました。

こっぽんおりのメンバーと、銀閣寺近くの京都朝鮮中高級学校の生徒さんや先生、オモニ会の方、在日朝鮮人の大学生の団体、在日朝鮮人の青年の団体など、50人以上でアピールやチラシまきをしました。

先日の大阪地裁での画期的な全面勝訴もあり、早く高校無償化を適用してください!という高校生や在日朝鮮人の若者のアピールには胸が熱くなりました。
大阪地裁での判決では、原告側の主張が全て認められたらしく、司法の精神が生きていたことに感動しました。

チラシを取ってくれたのは観光客の方も多く、英語で何をしているか聞かせてほしいという方もいました。あたふたしている私たちを見かねて、朝鮮学校の英語の先生が英語で説明をしてくれ、頼もしかったです。

ニュースレター12号 特集☆もっと輝け民族教育

2017-07-14 01:08:48 | 活動報告
こっぽんおりニュースレター12号 できました。



先日の補助金拡充をめざすシンポ&交流会の報告も載せています。
京都・滋賀の各初級学校の運動会、四国朝鮮初級学校の運動会の参加報告もあります。

連載企画の「もっと知りたい!ウリハッキョ」は第4弾。
1950年前後に、朝鮮学校が運営費確保のために東奔西走する歴史、
特に行政に対して陳情を繰り返し、
ときにはノミュニケーションで働きかけて人間的なつながりをつくり、
補助金支給が始まったという歴史がまとめられています。

補助金拡充を柱に据えた今年の「こっぽんおり運動方針」も掲載しています。

ウリハッキョ応援団に、ぜひあなたも!



学び 出会い つながりあう
補助金拡充をめざすシンポ&交流会

今年1月に大阪地裁で、朝鮮学校への補助不支給を容認する不当判決が出され、

全国各地で朝鮮学校への補助金の停止・廃止措置があいつぐ中、6月10日、京都

朝鮮中高級学校において「補助金拡充をめざすシンポ&交流会」を開催しました。

大阪の不当判決を乗り越え、無償化裁判の勝利とともに補助金拡充に向けて取り

組んでいく決意を、参加者みんなで共有することのできたシンポジウムでした。

在日バイタルチェック100回記念公演

2017-06-27 23:04:17 | 活動報告


素晴らしい公演でした!!

チャンダンの脈打つオモニやハッセンたちに囲まれて、
劇団トルを創生期から応援してきた人たちの眼差しを真横で感じながら、
ひとりのハルモ二の生き様を、その言葉、立ち居振る舞い、息づかいから、
まさに五感をフル動員して感じ取ることができた公演でした。

写真の輪っかも、すてきなサプライズでした。
101回目からの全国行脚はまだまだつづきます。

7/2(日) 九州筑豊
8/5(土)神奈川ハッキョ
9/10(日)鳥取
10/1(日)愛知
10/3(火)神戸
12/9(土)岡山

ヘイトスピーチを報じるテレビを見ているとちゅう、
息を荒くして、心臓の音が聞こえるほど興奮して、
「早く、警察呼ばんか!!」とハルモニが鬼の形相になるシーンがありました。
冷静さを取り戻して、「また、やってしまったでしょうか・・・」と小さくなる背中。

痛みを背負って、胸の内にしまいこんで生きてきた、
在日の「恨」が突き刺さって、奥歯が痛くなるほど噛みしめてしまって、
交流会で食べた焼肉とキムチは本当に美味しかったのに、
沁みて、沁みて、仕方ありませんでした。

めざせ! 2000回!! という思いを送ります。

補助金拡充をめざすシンポ&交流会

2017-06-14 23:50:46 | 活動報告


6月10日、京都朝鮮中高級学校を会場にお借りして、
補助金拡充をめざすシンポジウムを開催しました。

100人近い人が集まり、
大学教員、大学生の姿がたくさんみられました。
遠くは、東京や島根からもお越しいただきました。

高校の先生や、この間で地域交流を深めつつある方々など、
顔ぶれを見ても、とても意義のある集まりでした。

滋賀県立大学の河かおるさんの基調報告は、
現在の朝鮮学校に対する補助金をめぐる動向がよくわかるものでした。
大阪で訴訟支援をされているアプロハムケの藤井幸之助さんの話は、
それを受けて民族教育への助成制度が必要だということをクリアに語るものでした。

静岡、ヘイト対策、保健室の取り組み、の各現場からの報告は、
地理的な広がり、多様な陣形、内容的な深まりを感じさせるものでした。

焼肉交流会では、滋賀ハッキョの愛校牛を、オモニ会のご協力のもと、
おいしくほおばることができて、
七輪を囲んで話の輪が尽きない様子でした。

なにより、最後に披露された、朝鮮学校生徒たちの、
民族器楽演奏、声楽合唱、舞踊部の群舞、吹奏楽部演奏は、
民族教育の真髄に触れることのできる、貴重な空間と時間でした。

この空気を肌で感じた参加者たちの思いや、
さらに細かな報告は、次号ニュースレターにてお届けします!!

ニュースレター11号 特集☆民族教育権を認めろ!

2017-04-27 00:07:46 | 活動報告
こっぽんおりニュースレター11号 できました。


特集は「民族教育権を認めろ!」

2月の民族教育権の保障を求める街頭アピール
徳島事件裁判勝利報告集会
世界人権問題研究センター 呉 永鎬さん連載3回目 もっと知りたい!ウリハッキョ「学校閉鎖」を乗り越えて
保健室、学芸会レポート
などなど、今号ももりだくさん!
特に、高校生のアピールは必読です。

これを読めば、ウリハッキョ(朝鮮学校)がもっと身近に☆
ぜひお問い合わせください。
こっぽんおりの会員も大募集!年に4回ニュースレターが届きます。
ウリハッキョ応援団に、ぜひあなたも!


民族教育権の保障に向けて
高校無償化適用を! 補助金拡充を!!

寒風吹きすさぶ2月。
2013年2月20日に文科省令が朝鮮学校高級部生徒を高校無償化から排除してから、この時期は無償化適用を求め、そして民族教育権の保障を街頭で訴える「メモリアル月」として会の活動にインプットされました。

会の発足(11年秋)から最初の街頭行動は12年11月の三条河原町で、たった4人で署名を集めました。
13年3月の省令抗議のチラシまきは2人の行動でしたが、地元新聞に小さく報じられました。
14年2月からは毎年、京都朝鮮中高級学校から生徒たち、教員たち、保護者たちがぞくぞくと参加され、多い日は1か所で70人を超える連日の行動が展開されるようになりました。

卒業式を目前にした早春。
清々しく生徒たちを送り出すはずのこの時期に、なぜ生徒たちを街頭に立たせ、日本社会に対して「お願い」させなければならないのか。
こうなる前に知恵と人数を結集させて、10年4月に差別なき無償化制度をスタートさせられなかった責任を痛感しながら、街頭行動を呼びかける役に回り、もう幾年もが過ぎています。
この非力を死ぬほど恥ずかしく思いながら今年も街頭に臨みました。

行動に参加した教員のなかには、朝鮮大学校時代に文科省前に立ちつづけ、そして卒業し、終わりの見えない闘いのバトンを後輩に継がせているのではと不安感を持って街頭に臨んでいた教員もいたと後日知りました。
その教え子である生徒たちのスピーチと立ち振る舞いは、揺るぎなく堂々としていました。
差別と抑圧が継続する日本社会で、当たり前の権利を得るために闘うことが求められている人々が、身近なところに、どれほどたくさんいるのか。
その事実に目をこらし、感情を交換し、ともに希望をつむいでいく運動をもっと大きくしていきましょう。
この闘いは、当然、勝利するための闘いです。

滋賀県、そして京都府でも補助金の「継続」が確定しました!
全国で補助金打ち切りの攻撃が広がるなか重要な意義があると考えています。
この現状を支えている水面下の運動に学び、民族教育権の保障につながる確かで緻密なシステムをつくるために、今年は集中して取り組みたいと思います。

徳島裁判報告集会

2017-02-08 01:00:07 | 活動報告
徳島裁判報告集会に参加しました。
原告女性の勇気を支えようと、みんなが知恵をしぼって、自分にしかできない接着剤になって、あきらめずに導き出した判決。
集会は、京都、徳島と切り拓いた差別を許さないこの流れを、日本に定着させようという思いに満ちていました。

女性たちのパネルディスカッション文章

沈黙を突破し、声をかけあい、もう一度出会い直してきたこの1年を振り返って、私たち女性から、高らかに声を上げたいと思います。
私たちは裁判に勝利しました。
ただし、高校無償化からの朝鮮学校の排除を典型とする行政による差別、インターネット上の差別、公共の場におけるヘイトクライム等々、日本社会は依然として少数者を多方面から差別しています。
今後もヘイトクライムに負けない、共生の教育を拓くために、どうか私たちの声に続いてください。

계속 함께 투쟁해나갑시다!
これからも一緒に闘っていきましょう!


最高裁「人種差別行為」が確定
http://blog.goo.ne.jp/kopponori/e/b0a6a9395d0613038c0406434b3a2143