手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

2018年11月歌会のお知らせ

2018年10月19日 | 歌会のお知らせ

開催日  平成30年11月11日(日)午後1時~4時30分

 会 場  我孫子近隣センター並木北近隣センター1F 第2会議室

 講 師 「新アララギ」代表 雁部 貞夫先生

 内 容  短歌作品の批評、添削指導

 11月1日(木)必着で歌稿(短歌3首)を提出してください。

 ☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌3首を提出すれば批評・指導が受けられます。

☆雁部先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の代表・選者です。登山家としても知られています。
歌集「ゼウスの左足」で島木赤彦文学賞を受賞しました。

☆参加を希望される方は下記にメールしてください。

eizan@plum.ocn.ne.jp 手賀沼アララギ短歌会

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会員の作品(2018年9月)

2018年10月19日 | 会員の作品

< *印 新仮名遣い

三谷和夫:語り部を終ふれば友と手を取り合ひ大き声上げ乾杯したり(新アララギ2018.9)

佐々木フミ子:病める子の窓にも見ゆとメール来ぬ天秤座ともなひ上る木星(新アララギ2018.9) 

木村和子:植木屋は混み合ふ枝を大胆に切りてわれらの度肝を抜きぬ(新アララギ2018.9)

須田博:どくだみの真白なる花咲く見れば無下には抜けずはびこるままに(歌会2018.9)

千葉照子:魚沼より旨しと聞くは佐渡の米金出でし地に秋は近づく(歌会2018.9)

今野英山:この洲(しま)に醸(か)みなす技をもたらしし秦氏の社の手水は甘(うま)し(新アララギ2018.9)

高橋毬枝:貶(けな)されて少し褒めらるる学びの場この緊張感に病み付きとなる(新アララギ2018.9)

山崎日出男:リリーフを果たしし童顔のピッチャーを白髪の監督肩抱き迎へぬ(歌会2018.9)

麦島和子:*フラワーシャワーの祝福受ける新郎新婦純白のドレスに花びらが舞う(新アララギ2018.9)

岸野トモヱ:*マータンと呼ばれし彼の応援の寄せ書きに吾も加わりし事(歌会2018.9)

大倉康幸:*世の中が変わりゆくなら自らも変わりゆくのみAI時代に(新アララギ2018.9)

相川盈子:*満願の朝の粥を思い出すわが参籠の遠き日ありて(新アララギ2018.9)

宮本通代:明日あさつて雨の予報を確かめて仕立てし苗を畑に植ゑぬ(新アララギ2018.9)

葛岡昭男:*ちゃん付けで名前呼ばれた担任のおなごの先生は今も心に(新アララギ2018.9)

渡辺澄子:*父母の声聞こえはせぬか故里の奥津城への坂のぼりてゆけば(歌会2018.9)

石川芳江:*すれ違うたびに雨傘傾けて山吹の花の咲く道を行く(歌会2018.9)

丸山さち子:*忘るる多き義母はしっかり憶えてた小日向の家失いしこと(新アララギ2018.9)

立川多喜子:寄り合へば貧しき時代を懐かしむかくて老人われらはびこる(新アララギ2018.9)

戸田邦行:*事件事象降りかからぬを安堵する己の心に湧きくる嫌悪(新アララギ2018.9)

鈴木英一:オレゴンの小さな町に大垂れ幕 ‘Buy a Car’ に ‘Get a Gun’ と(歌会2018.9)

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講師・雁部貞夫先生の歌(2018年9月)

2018年10月19日 | 講師の作品

新アララギ 2018年9月号より

・妻連れて目指すは「う」の店「上(あが)らむしよ」と会津のをみなの声は優しも  会津えびやにて

・久久に妻と二人の「う」の老舗三枚つなぎの大串たのむ

・この店の大き男は四代目破(わ)れし団扇が鰻によしと

・宮地先生いまさば鰻に酒振りて召さむにすでに世を隔てたり

・幾十度(いくそたび)うなぎを君と食みたるか吾が払ひしはただ一度のみ

・「大江戸」の鰻食みつつアララギの写実守れと言ひし君はも  片山卓美氏

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講師・吉村睦人先生の歌(2018年9月)

2018年10月19日 | 講師の作品

新アララギ 2018年9月号より

・大嘘の発かれることもなく国会またも休会に入る

・新幹線のガード下の汚れし壁塗り替へられて園児らの壁面

・道の上に通せんぼする幼をり玩具(おもちや)の電車今通過中と

・台風に先駆けて吹く風にしてすがしき風の網戸を通す

・攀づることもはやなき山岩壁に足場辿りつつわが見上げゐる

・世が世なら犬山城の城主ぞと威張り給ひし成瀬正勝先生

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2018年10月歌会のお知らせ

2018年10月03日 | 歌会のお知らせ

開催日  平成30年10月14日(日)午後1時~4時30分
 会 場  手賀沼湖畔 アビスタ第3学習室
 講 師 「新アララギ」選者 吉村 睦人先生
 内 容  短歌作品の批評、添削指導
 会 費  1500円/月

10月4日(木)必着で歌稿(短歌3首)を提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌3首を提出すれば批評・指導が受けられます。

☆吉村先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の前代表です。開成高校教頭・青稜高校校長を歴任するなど教育者としても知られています。
☆見学または入会を希望される方は下記にメールしてください。
eizan@plum.ocn.ne.jp 手賀沼アララギ短歌会

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手賀沼アララギ短歌会の歴史(2018.10.1現在)

2018年10月03日 | 歌会の概要

手賀沼アララギ短歌会は今年で発足55年を迎えました。

その歴史を簡単に辿ってみます。

(昭和38年)1963.12.22 手賀沼短歌会発足(鈴木幸一が代表となる)

(昭和39年)1964.01   清水房雄ら参加 小暮政次・樋口賢治両先生の応援あり

(昭和40年)1965.    清水房雄・宮地伸一ら指導助言

(昭和43年)1968.01.25  合同歌集「手賀沼」刊行

(昭和44年)1969.12.   合同歌集「手賀沼第二輯」刊行

(昭和47年)1972.     合同歌集「手賀沼第三輯」刊行

(昭和56年)1981.06.   合同歌集「手賀沼第四輯」刊行 歌会200回記念

(昭和57年)1982.    柴崎三郎、当会代表となる

(昭和60年)1985.    宮地伸一、当歌会講師となる

(平成04年)1992.     三谷和夫、当会代表となる

1992.05     三県歌会に毎年参加(三県とは千葉県、埼玉県、群馬県)

(平成05年)1993.04.      吟行会:秩父

1993.08.23-24 研修:伊豆

(平成06年)1994.05.01  「手賀沼百人一首」公募・刊行(選者 宮地伸一、山本寛太)

(平成07年)1995.02.14-22  短歌旅行に参加:ニュージーランド(講師、宮地伸一)

              1995.05    吟行会:茨城県・鵜の岬

(平成10年)1998. 09.01    「新アララギ」発足(代表、宮地伸一)

1998.10.09    吟行会:御宿

(平成12年)2000.10       関東歌会発足・毎年参加

(平成14年)2002.05.7-9   短歌旅行:五島列島 三井楽

(平成18年)2006.03      手賀沼歌会講師:宮地伸一、三宅奈緒子、石井登喜夫、

吉村睦人、雁部貞夫

(平成19年)2007.03      吟行会:牛久 小川芋銭 雲魚亭・住井すゑ 抱撲舎

(平成20年)2008.05      吟行会:市川真間 弘法寺亀井院

(平成22年)2010.04      「短歌現代」歌人賞に佐々木フミ子「日々は過ぐ」

              2010.04      手賀沼アララギ短歌会のブログ開始

2010.05      関東歌会:筑波(当会が幹事)

2010.05      吟行会:田端 文士村記念館

2011.11       吟行会:松戸 戸定邸

(平成24年)2012.03      手賀沼歌会講師:吉村睦人、雁部貞夫

2012.05      吟行会:土浦 予科練平和記念館

(平成25年)2013.05      吟行会:我孫子 杉村楚人冠記念館

(平成27年)2015.06      吟行会:流山 江戸回廊

(平成28年)2016.05.19   吟行会:佐倉 武家屋敷・城址など

(平成29年)2017.10.26   吟行会:佐原 伊能忠敬記念館など

(平成30年)2018.04      今野英山、当会代表となる(会員数 22名)

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林泉宿泊歌会に参加しました

2018年10月03日 | 講師の作品

9月20日(日)京都市内のコープイン京都において「林泉秋期宿泊か歌会」が開催され、
当歌会からは今野英山が参加しました。

講師は雁部貞夫先生です。出詠者は39名で宮城、東京、埼玉、千葉、福井、滋賀、京都、兵庫、大坂、奈良、香川からの参加がありました。

歌会後には雁部貞夫先生夫妻を交えての懇親会が行われ、その後3班に分かれてのフリートーキングが行われ、熱い議論が交わされました。

翌日は下賀茂神社・糺の森において吟行会、ホテルに戻ってからの即詠歌会が行われ、充実した2日間でした。

 

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文学掲示板 201810

2018年10月03日 | トピックス

手賀沼湖畔文学の広場にある「文学掲示板」、2018年10月は手賀沼アララギ短歌会の歌が6首掲載されます

・ガラス戸の外に下がれる青き糸瓜子規の視線をそのままに見る(柏 立川多喜子)

・人ごみの中に君見え待ちきれず白きパラソル我は掲ぐる(流山 石川佳江)

・子規の膝延ばせぬ故に切り込みをつけし机上に今日も野の花(柏 渡辺澄子)

・久しぶりに乾いた空気味わえた季節はもはや秋の始まり(柏 大倉康幸)

・茶を点てる薄暗き小間に鷺の声いく度か響きてきたる(松戸 千葉照子)

・老犬は片足上げてマーキング身振い一つして去りゆきぬ(我孫子 須田博)

 

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会員の作品(2018年8月)

2018年10月03日 | 講師の作品

< *印 新仮名遣い

三谷和夫:この老はやりたきことの多くして年とる暇などなしとぞ言へる(新アララギ2018.8)

佐々木フミ子:海底に我ら集へるごとくにて魚ら腹見せ頭上を泳ぐ (新アララギ2018.8) 

木村和子:杖をつき同級会に行く夫に「行きはよいよい」と声をかけたり(新アララギ2018.8)

須田博:浮く雲の風のまにまに消え行くをわが行く末に重ねつつ見る 病床にて(歌会2018.8)

千葉照子:斜りの地活かし建てたる選鉱場その大きな屋根今は皆無し(歌会2018.8)

今野英山:テーラーも料理研究家もまぼろしか君の足跡知る人のなし(新アララギ2018.8)

高橋毬枝:釣り人はそ知らぬふりに糸垂らし白鳥も釣り人を無視して静か(新アララギ2018.8)

山崎日出男:LPに針を落とせば柔らかきアナログの響きわが身を包む(歌会2018.8)

麦島和子:*フラワーシャワーの祝福受ける新郎新婦純白のドレスに花びらが舞う(新アララギ2018.8)

岸野トモヱ:*歌丸の訃報を聞きて思い出づ私のクラスメートと笑いし友を(歌会2018.8)

大倉康幸:*穏やかに晴れ渡る空雨上がり心が前にまた向いてきた(新アララギ2018.8)

相川盈子:*母の日に贈りしジャケット着る間なく逝きたる母の柩に置きぬ(新アララギ2018.8)

宮本通代:二万歩を歩き通しし軽きほてり夕べにひとり缶ビール開く(新アララギ2018.8)

葛岡昭男:*先生も一緒に跳んだ大縄を廻す自分も写真に黄ばむ(新アララギ2018.8)

渡辺澄子:*心地よく小鳥の声に目覚めたり陽ざし眩しき雨上がりの朝(歌会2018.8)

石川芳江:*夜どおしの激しき雨に紫陽花の枝はたわみて道をふさぎぬ(歌会2018.8)

丸山さち子:*チルチルとミチルのように二人来て虹色の鳥を岸辺に捜す(新アララギ2018.8)

立川多喜子:熱引きて微睡む夢に来し祖母はわれより若く子守唄うたふ(新アララギ2018.8)

戸田邦行:*高熱と苦しみの中にありながら神の名呼ばず祖父を思いぬ(新アララギ2018.8)

鈴木英一:なだらかに裾野に続く三輪山に神を感じし大和人やさし(歌会2018.8)

 

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講師・雁部貞夫先生の歌(2018年8月)

2018年10月03日 | 講師の作品

新アララギ 2018年8月号より

・今の世に苦手の人物二人あり歌の鳥居と絵の奈良美智と

・総ルビの文章書けどおのが歌にルビ振らぬとは何故なりや

・鴎外の史伝の総ルビ気にならず厭ふは鳥居の俗臭なるべし

・奈良美智を女と思ひゐしが或る時知りぬヨシモトと読む

・彼の描くマンガチックなお河童の少女は嫌だ意地悪き眼が

・大量に生産さるる絵とグッズだから嫌いだポツプ・アートは

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