手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

2018年5月歌会のお知らせ

2018年04月09日 | 歌会のお知らせ

開催日  平成30年5月13日(日)午後1時~4時30分

会 場  我孫子北近隣センター並木本館(我孫子駅北口から大通り右方向徒歩約10分)

 講 師 「新アララギ」選者 吉村 睦人先生

 内 容  短歌作品の批評、添削指導

 会 費  1500円/月

5月3日(木)必着で歌稿(短歌3首)を提出してください。

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌3首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆吉村先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の前代表です。開成高校教頭・青稜高校校長を歴任するなど教育者としても知られています。
☆参加を希望される方は下記にメールしてください。
eizan@plum.ocn.ne.jp 手賀沼アララギ短歌会

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会員の作品(2018年3月)

2018年04月09日 | 会員の作品

< *印 新仮名遣い

三谷和夫:朝日ゆたかに射し入る宿の湯に浸り伊豆七島の見ゆるを数ふ(新アララギ2018.3)

佐々木フミ子:絵のごとき大図美し湖青く山は萌黄に港に船あり 伊能忠敬記念館 (新アララギ2018. 3) 

木村和子:ふるさとの兄逝きて八年農やめし実家は今は米を購ふ(新アララギ2018.3)

須田博:七十余年平和守り来し九条を何故今変える安倍のおとどよ(歌会2018.3)

千葉照子:楓の葉踏み読み泥む碑に碧梧桐の句は斜めに綴る(歌会2018.3)

今野英山:苦海にて救ひとならむ地蔵菩薩やさしき面(おも)にはすがりたくなる(新アララギ2018.3)

高橋毬枝:窓際の日差しにほてり微笑みぬ冷えしるき冬この心地良さ(新アララギ2018.3)

山崎日出男:学食の素うどんと飯で腹満たしし安保世代も喜寿を迎えぬ(歌会2018.3)

麦島和子:*日没の太陽のごとき望の月明け時の街を包み照らせり(新アララギ2018.3)

岸野トモヱ:*仏事有る度毎にのみ睦合う親族と言う絆の不思議( 歌会2018.3)

大倉康幸:*いつまでも歩いていたい山の道森に溶け込むつもりで歩く(新アララギ2018.3)

相川盈子:*伊能忠敬の銅像前に外つ国へ踏み出す勇気ふつふつと湧く(新アララギ2018.3)

宮本通代:冬晴れの陽ざしの中に青藁のしめ縄をなふ手のひら赤し(新アララギ2018.3)

葛岡昭男:*夕焼けと眩しく出合う風呂帰り黄なる銀杏は歩道に積もる(新アララギ2018.3)

渡辺澄子:*羽生結弦  傷癒えぬまま氷上に立ちて一指天を突きさす(歌会2018.3)

石川芳江:*疲れいるキリンの如く首を下げ夜のクレーンは京浜港に(歌会2018.3)

丸山さち子:*嫁ぐ夜に「妹よ」を歌い飲んでいた二つ違いの在りし日の兄(新アララギ2018.3)

立川多喜子:小さき手に小学生の配る米長蛇の列にわれも加はる(新アララギ2018.3)

戸田邦行:*実績より感謝の言葉の数々が乾きし心にじわりと沁みる(新アララギ2018.3)

鈴木英一:*一面の白菜畑の収穫後うち捨てられし不作菜悲し(歌会2018.3)

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講師・雁部貞夫先生の歌(2018年3月)

2018年04月09日 | 講師の作品

新アララギ 2018年3月号より

・一年(ひととせ)に二たび三たび飛騨に来ぬ病と戦ふ君に会はむと

・イタイイタイ病ここに発すと思ひ出づ白煙盛んな神岡鉱山

・凡兆の古き碑見むと伝ひゆく切り崖の半ば脚(あし)のわななく

・神田界隈バアも鮨屋も灯がともるその誘惑に吾耐へ得るや

・「うな正」の鰻重けふは廉(やす)しとぞしかし帰らむ妻待つ家へ

・もつ焼き屋もおでんの店も黙殺す夜は鋤焼きと妻言ひゐたり

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講師・吉村睦人先生の歌(2018年3月)

2018年04月09日 | 講師の作品

新アララギ 2018年3月号より

・その友を偲ぶ会を待ちてをり行けば会へるごとき錯覚持ちて  福田龍生氏

・梅園に行く人多き今日なれどわれはここにて杖を返しぬ  池上梅園

・歩み来しわれを待ちてゐしごとくはや幾花か木瓜は付けゐる

・枸杞一叢しげりてをりし所にも道路工事の土砂は置かれぬ

・何に行きし月島なりしか帰り路に築地の「天國(てんくに)」にて父寄りくれき

・紫蘭の芽あまた出でをり枯れし葉の庇ふがごとく覆へる中に

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