手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員募集

千葉県我孫子市で歌会を開いています。 初心者歓迎。。一緒に短歌を楽しみませんか。 歌会は原則毎月第2日曜日13:00-16:30。。 場所は我孫子市内(駅前けやきプラザ他)。 講師は「新アララギ」代表の雁部貞夫先生および「新アララギ」選者の今野英山(当会代表)が交互に務めます。。。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 内容は短歌作品の相互批評、および講師による添削指導や関連知識の講話などです。。 会費は月1500円(2012年3月改訂)。。見学は1回まで可能で、無料です。 問合せは次のアドレスにお願いします。 eizan@plum.ocn.ne.jp(手賀沼アララギ短歌会)

講師・雁部先生の歌集「ゼウスの左足」

2010年12月19日 | トピックス
「NHK短歌」2010年12月号に、今野寿美氏(「りとむ」編集人)が「主題と意識」というテーマで、当会講師・雁部貞夫先生の歌集「ゼウスの左足」の歌を取り上げています。

・バンダナは白髪かくすものならず氷斧に結び頂上に置け
・腰を下ろさば再び立ち得ぬ重き荷を岩に倚らしめ肩休めたり

(中略)雁部さんはピッケルを「氷斧」と表記しています。「ひょうふ」と読むそうですが、日本国語大辞典にも見えません。

歌の中で「氷斧」と書かないと、現場の迫力も体験の重みも伝えきれないという判断だったのでしょう。
登山家としての言葉へのこだわりに感じ入る思いがありました。

二首目の動と静の臨場感にしても、文語による緊密な表現が功を奏しているようです。
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2011年1月歌会のお知らせ

2010年12月19日 | 歌会のお知らせ
開催日  平成23年1月9日(日)午後1時~4時30分
会 場  手賀沼湖畔 アビスタ 第2学習室
講 師 「新アララギ」選者 吉村 睦人先生
内 容  短歌作品の批評、添削指導
会 費  1800円/月

☆見学もできます。(見学の場合は1000円/回) 事前に短歌三首を提出すれば批評・指導が受けられます。
☆吉村先生は全国で屈指の短歌結社「新アララギ」の代表です。開成高校教頭・青稜高校校長を歴任するなど教育者としても知られています。
☆参加希望者は下記にメールしてください。
teganumaararagi@goo.jp 手賀沼アララギ短歌会
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会員の作品(2010年11月)

2010年12月18日 | 会員の作品
三谷和夫:千体地蔵をまつれる堂に夏の夜を友らは踊る老も若きも(新アララギ2010.11)
佐々木フミ子:あひ光る彦星織姫見守れるデブネかと仰ぐ夏の大三角形(新アララギ2010.11)
関澤喜久子:老いし姑の帰りし後に気付きたり割りばしの袋に「ありがとう」と書きしに(新アララギ2010.11)
細田雄子:潮引けば岸に芥の残る川親しくもあるか君住まひゐて(歌会2010.11)
小口勝次:母の里の二階にありし蚕室を懐かしみつつ今桑食む音聞く(新アララギ2010.11)
松本ゆき:くもる空うつして川面波立てり小堀(ををほり)の渡しに人影のなく(歌会2010.11)
木村和子:羽化をしてひと日限りのいのちと言ふ水面被ひてかげろふは舞ふ(新アララギ2010.11)
千葉照子:筆跡を残す狙ひの絵を描(か)くわれ指さばき消すピアノ演奏聴く(歌会2010.11)
須田博:ふらり来て愚痴を竝べて去りて行く友には誰も待つ人のなし(歌会2010.11)
今村和平:百花園に吟行中の「ロダン」たちあれやこらやと考えあぐねて(歌会2010.11)
今野英山:城壁を緑樹に替へし王ヨーゼフの決断すぐれてウィーンは栄ゆ(新アララギ2010.11)
高橋毬枝:去年に見し雉の子ならむか畦道を渡るあをき背青田に紛る(新アララギ2010.11)
小熊宗克:秋海棠(しゅうかいどう)炎暑に葉を焼かれしに耐へつつ紅く小さき花つく(歌会2010.11)
山崎日出男:國男見し間引きの絵馬をわれは見て胸痛ましく鐘撞き帰る(歌会2010.11)

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