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手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2022年5月)

2022年05月13日 | 会員の作品
三谷和夫:水仙の腰折れたれどいくつかの花咲きにけり土手にしずかに(新アララギ2022.5)
佐々木フミ子:空蝉に意志あるごとし風の鳴る冬木の枝をしかと掴みて(新アララギ2022.5)
千葉照子:横罫にぴしつと揃ふ筆記体医学生鷗外のドイツ語のノート  『写真の中の鷗外』展 森鷗外記念館(歌会2022.5)
今野英山:京の町みおろしながらだみ声にて殺陣(たて)をゑがきし「丹下左膳」か 大河内山荘(新アララギ2022.5)
高橋毬枝:根菜をわんさと入れしすいとんは児らの腹満たす冬越しの膳(新アララギ2022.5)
麦島和子:*冬枯れの田畑に響くエンジン音春の準備に田おこし始まる(新アララギ2022.5)
岸野トモヱ:*自由とは勝たねば享受できぬのか争わぬ道選ぶは難し(歌会2022.5)
大倉康幸:*雪の日も働く人であふれている都会のオフィス冬を忘れる(新アララギ2022.5)
相川盈子:*コロナ禍に籠もる夫をあとにして塩素の匂うプールに泳ぐ(新アララギ2022.5)
宮本通代:妹が着る我が編み上げしセーターは母の遺しし毛糸になりぬ(新アララギ2022.5)
丸山幸子:わが歌を何処かで誰かが読みくるる思いよ届けとことばを紡ぐ(新アララギ2022.5)
鈴木英一:雨止みて朝日の照らす広き畑暖められてゆげの漂ふ(歌会2022.5)
東寿美枝:仕舞い置きし子の制服を断捨離にせめて切り取る五つのボタン(新アララギ2022.5)
今野礼子:午前午後部屋に籠もりてテレワーク夫勤勉なるを今に知りたり(新アララギ2022.5)

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