おっぱいとわたし 2016.12.3右乳癌告知 HER2(3+)ホルモン陰性浸潤径1.5cmステージ1

告知時、37歳独身 卵子凍結済
時々糖質制限、栄養療法ネタあり😸

これがわたしの new wing    newborn reborn

2019年01月29日 17時23分33秒 | 再建
これはわたしの個人的 観念

おっぱいは 私にとって 羽根。 心の羽根。


病気で 神様からもらった 天然の羽根は 失ったけれど

治療のために 冬眠し(抗がん剤)さなぎになった。

さなぎから 脱皮して 今までの慣れ親しんだ姿は変容した

髪の毛は抜けた。
身体はやせこけた

胸は 失った

わたしの 私らしさを忘れた

ひとにあうのが 怖くなった

ずっと 一人でいたから

ずっと 下を向いていた気がする

眠り続けていた。


ゆっくりと 起き上がり

さなぎの殻を破る

髪は生えた

前より 柔らかく 素直な髪の毛
やせたけれど ヨガで 筋力を蓄えた

身体はいつだって 堪えてくれた
苦しくとも 堪えて踏みとどまってくれた

そして 手をかけた分 応えてくれる


わたしは 美しかった

胸が あっても なくても 美しかった

男たちは 私の美しさを 見逃さなかった

うれしかった

失ったものは おおきい けれど 生きていることが うれしかった
いのちの交流がうれしかった

けれどもわたしは

もう あのころの飛び方を忘れていた

昔のようには 飛べなかった

だから 新しいおっぱいがやってきた

人工だけれど 新しい ピカピカのおっぱいだった

さなぎから 蝶になれた そんな気がした

目が覚めた時
オペ室で 涙が流れた

感謝の気持ちがあふれた

私は 再び 飛びたいと思っている

新しい羽根で
新しい 飛び方を模索しながら

私は ゆっくりと
飛びたいと思っている

新しい羽根

いとおしい身体

うつくしい私のいのち

ありがとう。


風が吹く

もうすぐ 春が やってくるんだ。





※これは 私の主観的世界
胸が あってもなくても
飛べる人は それでいい

再建しようが しまいが
それは自由

正解はありません

わたしの心の中で 起きたこと

私の場合は
あたらしいおっぱいが 必要だったんだな

そういう比喩として とらえてくださいな。






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