おっぱいとわたし 2016.12.3右乳癌告知 HER2(3+)ホルモン陰性浸潤径1.5cmステージ1

告知時、37歳独身 卵子凍結済
時々糖質制限、栄養療法ネタあり😸

癌患者の妊よう性ガイドライン

2017年06月28日 20時28分34秒 | 妊よう性
少し前に、若年性癌患者の妊よう性についてのガイドラインが制定されたというニュースが
ありましたね。

その内容は、ともかく、やっと進み始めたんだなぁとおもいました。



知ってて選択できた

ことと

知らされずに、何も知らないまま、選択できなかったこと

同じ選択をしたとしても

両者には

大きな大きな差があります。

埋められない差です。




私は、元々医療関係の仕事に携わっていたので
知識のベースはあったかもしれない
(事務職なので、知識を得やすい土壌と言うだけの話ですが)

けれど

癌ということを受け止めるだけでも精いっぱいの中で

主治医は卵子凍結についての知識提供はなく
(というか、門外漢なので、主治医も知らない)
もちろん、卵子を凍結してはどうか?などという提案はなく、
独身癌患者が卵子凍結することについて
その方法・施設・お金・自治体への問合せなど

※さらには、私の場合は、母が凍結に反対だったので、その対応など(+o+)

独りですべてやりきらねばなりませんでした。

今でも、思い出すと、胸の鼓動が早まります。

つらかったです。

病気になったこと
不妊になりえること
不妊治療についての知識は、当然なく
卵子採取方法もわからず

地方では、対応できる施設は限られていて
よく考えたら、卵子さえ凍結できればいいわけじゃなくて
その後のことを考えたら立地も大事なわけで

でも、そんなこと冷静に考える余裕はなくて

私の癌は、どれだけの猶予を私にくれるのかも見当もつかず
それは、賭けでしかなく

ひとりで、クリニックにかようこと
相談できるパートナーがいないこと
卵子を採取する際に、独りでいたこと(物理的な話だけではなく)

抗がん剤云々という前に
既にAMI値が低かったこと・・・

ほんとうにつらかった。

せめて大学病院・総合病院で、治療と卵子凍結ができたらどんなにいいでしょうか。

ガイドラインは、まだまだそんなことには言及していませんが。

せめて

癌患者が一人で立ちすくまないように、そんな社会であってほしいのです。

治療が大事だし
主治医ひとりで、すべて完ぺきにフォローしてほしい、なんて思いません。

でもチーム医療のリーダーは間違いなく主治医であり
チームと患者をつないでくれるのも主治医であると思います。

医師には、今後ますます重責がかかるのかもしれません。
医師が本来の治療に専念できるチーム体制が必要であると思います。

それが患者の負担を軽くすることなんです。

知識のない患者が、独りで奮闘するのは、あまりにツライ。
そして
そんな場面が、あまりに多い。多すぎる。
チームが機能していない。
形骸化している。

そんなのは、もう沢山です。

話が、横道にそれちゃった。


私の場合は

採卵・卵子凍結を選択したけれど

あの時は、本当に切羽詰まった気持ちでそれを行ったけれど

冷静に考えたら

手術を先にやって、病理診断結果を待ってから、採卵して(それも2回トライしないで、1回にしておけばよかったな)。もしくは採卵しないでおいてもよかったなぁと思う。

それは、採卵したからこそ今考えられるのであって

タラレバをいっても仕方ないか。

私は、しることができて、採卵できて、手術もできて、抗がん剤もできて。

私は、ちゃんと選んだんだから。ベストを尽くしたんだから。


今私が困ってることはね

抗がん剤閉経で膣委縮とかそういうことも事前に知りたかったなぁ。
そして、それをオープンに相談できる場所と有資格者に相談できるところがあればいい。
あるのかもしれないけれど、どこに誰に言えばいいのか、職員ですら知らない。

だって、性行為がスムーズにいかないんだから
結婚だって気後れするし
子供を作るとか、それ以前の問題でしょ。

愛とか話し合いとか、正直きれいごとじゃないっての。

ゼリーを使えば全部解決するのだろうか?

パートナーがいれば、いつでも助走をとりつつ
身体をならしていけるのかもしれないけど

そうじゃない場合、どうすりゃいいのかわかんないぜ。

話し、横道それまくりだね~(笑)


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