おっぱいとわたし 2016.12.3右乳癌告知 HER2(3+)ホルモン陰性浸潤径1.5cmステージ1

告知時、37歳独身 卵子凍結済
時々糖質制限、栄養療法ネタあり😸

お元気そうね!

2017年07月05日 19時50分12秒 | 乳がん
私のことを病気だと知っている人から

「お元気そうね」
「顔色がいいね」

と、言ってもらえることがあります。

わがまま、ひねくれもの?な私は
そうかな~などと、笑顔でながしつつ
心の中で、は複雑。。。

実際のところ

抗がん剤の影響はまだ残っているし
肌や髪や歯への影響は大きいし
関節も痛い(だいぶ回復してきた)
気分がふさぐことだってある
生理や女性機能が回復するかわからないし
癌自体も今どういう状況なのか、わからない。

手術の傷も回復途中で再建ははじまったばかり

でも、

確かに病人ではない。

自分で自分のことは十分できるし

でも、

ばっちり健康でもない。

なんとも宙ぶらりんな気持ち。


トホホだよ。って気分。

「元気そうね」「御顔色いいね」「大丈夫」

これは、患者が言われて戸惑う3大言語ではないかと、思う。

でも、実際逆の立場だったら私も、このことばを選ぶと思う。

なんせ。こう言いましょうって本に書いてあることさえあるのだもの。

でも、実際、これ言われるとかなり困る。。。。

じゃぁなんて言われたらうれしいのかなーーー????


「あいかわらず、おきれいね」

あ、これいいかも、

全女性、これ言われたらうれしいのでは?

あいかわらず!ってところがミソよ(笑)

お肌や髪のことは触れず
(だって、健康的な美しさを30代で失った悲しみは、本人しかわからないもの)

おきれいねって言ってほしい。(笑)

存在自体がおきれいねって言う意味で!

書いてて、思い出した。


老人ホームで女性の入居者さんに、私が多用していた言葉だ。

おきれいね、相変わらずおきれいね。
いつ見ても、かわいいです。
いつもきちんとされていますね。

こう伝えると、どの方も

ぱぁっと華が開いたような、笑顔を見せてくださった。

デイケアの方で、お風呂を利用された後の、女性の鏡の前でのいじらしさを、世の男性はみんな知ってほしい。

肌を化粧水で潤わせ
髪をドライヤーで乾かし、整えて
お風呂上がりだけど、人前に出るので、紅をさしている

そのかわいらしい後ろ姿を私は忘れられない。

私だったら。風呂上がりはすっぴんでいようと思うけど
彼女たちは「まだデイで過ごすから」
人さまのために
自分のために

お化粧を施す。

お化粧するのも
帰ってお顔を洗って落とすのも

結構面倒な作業だと思うのだけども、

「たしなみ」とはこういうことをいうのだろうなぁ。

その「たしなみ」への心意気に対する賛美・絶賛する気持ちが、あの頃の私にはあった。

もちろん化粧してなくても、してても、関係なく
なんだか、彼女たちがそこに存在しているだけで

おきれいだなぁと思う。

私は、事務職で何の知識も持たないから
意識的にその言葉をいっていたわけじゃなくて、
本当にそう思ったから、伝えていたのだけど

女性には、そういう本能的な共有価値観があるのかもしれない。

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