Konemyのベル

『毎日を特別なものにする為』
その日の総括、思う事、省察……
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一番好きだった物語のタイトルは産まれた時に付けられる

2020年04月16日 18時45分34秒 | 日記
おはようございます。

Konemy述べる時間です。

私、立場上なのか肩書き的になのか

好きな本や物語

オススメの本などを尋ねられます。

迷惑だなんて思ってませんが

難しい質問だとは感じます。

ただの娯楽に過ぎない本や物語は

人によって人生を左右する物に成り得る。

私自身、小説に影響されている嫌いがありますから

好きな本、物語を語る事は少し恥ずかしいものです。

そして、他人の人生に責任なんて持ちたくないですから

むやみやたらにオススメ出来ない

と私は感じています。

それでも、嘘とまでは言わない無難な回答で日々乗り越えています。

しかし、もし仮に私と同様の考えをお持ちでも

同じ方法はオススメしません。

と、言うより絶対に止めてください。

無難な回答を繰り返していると

そのうち、本当に好きだった本や物語が分からなくなってしまいます。

「一番好きだった小説のタイトルを思い出せない」現象ですね。

そんな話はさておき。

今回は好きな物語についてのお話を。

たくさんありますが、一つ例を出して。

『高瀬舟』森鴎外著作。

あらすじは説明しません。

常識といっても過言ではないほどの有名作だと思っていますので。

分からなければ先生に聞いてください。

私なんかよりずっと分かりやすく教えてくれます。

兄と弟の絆。

役人の葛藤。

素敵な物語です。

しかし、どれほど物語が好きでも

冒頭の「高」を好きになる事はないでしょう。

あくまで一例です。

なので、「喜」を好きになることもありません。

何が言いたいのか。

好きな物語といえども、物語を構成する一言一句が好きなわけではないということです。

これが一番好きな物語となると話が変わってきます。

一秒一秒。

小説で言うところの一字一字。

全て好きだからこそある生です。

何せ、何十年と紡ごうが一秒で終われる生ですから。

その一秒が嫌いになった刹那。

物語は終わりを告げるのです。

誰に付けられたのかは存じ上げませんが

皆さんの一番好きだった物語のタイトルは産まれた時に付けられるのです。

相も変わらず。

              それでは bye! Konemy