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1/9 SKE48チームE「手をつなぎながら」公演感想&アイドルブーム考察

2015-01-10 17:14:50 | SKE48


1月9日のチームE「手をつなぎながら」公演行ってきました。

チームEの手つなは初めてで、SKEの公演自体かなり久しぶりでした。

僕は元々博多ヲタなので、

手つなと言えば断然HKTのイメージなんですが、

セトリそのものがかなり好きで久しぶりに観に行きたいということで

ほぼ思いつきで応募したら当たったって感じです。

最近の公演投げたらすぐ当たるし、倍率どのくらいなんやろ、とか思いつつも

とりあえず感想を。



幕が開いてすぐ驚いたのは岩永亞美

すごく綺麗になってる…と思って見惚れてしいました。

研究生時代に公演ずっと通ってて、

初めから割と可愛かったんですけど、

以前の可愛さに美しさがプラスされてるような気がしました。

ウィンブルドンへ連れてってのセンターをやってるつうちゃんを見ながら、

相変わらずの高いアイドル性の持ち主だなぁと。



そんな心なしか綺麗になったつうちゃんを観て、

市野成美も前公演観に行った時に

めちゃくちゃ垢抜けてて驚いたことを思い出しました。

彼女まだ中学3年生なんですね。

どことなくオドオドしてた研究生時代と比べると本当に見違えたなぁと。

研究生の時は完全に江籠ちゃんと並ぶロリメン、という感じでしたし、

年齢から言うと今でも十分ロリメンなのですが、

パフォーマンスはもはやロリメンと言わさぬ貫禄を持っています。




やっぱりパフォーマンスで目を惹いたのは須田亜香里

圧倒的な存在感。

ダンスもそうですが、表情も前より一段と磨きがかかってた印象。

楽しい曲の時は笑顔で目が無くなってるか飛び出そうなくらい見開いてる目で、

大人っぽい感じのinnocenceとかでは目を適度に細めたりなど、

目だけでも違いつけて魅せてくるなぁと感心しました。



そして斉藤真木子

ここも安牌。

ダンスの安定感と力強さにプラスして、

バカっぽいけど、めちゃくちゃ楽しそうな笑顔で踊るのがいいなぁと思いながら観てました。

いつも滑ってるのに今回の自己紹介での小話が普通に面白かった。

MC中は終始一番楽しそうにガハガハ笑ってたのもこの人です。

相変わらずのムードメーカーなんだろうな、と公演中の様子だけでも読み取れました。



加えて熊崎晴香

研究生時代にも一度見たことがあり、

その時にこの子は逸材だ、と思ったことを覚えていますが、

ダンスのキレと激しさは今も健在でした。

しかし、研究生の時ほどの無双感は無いかな、という感じ。

正規メンバーに混じるとこうなるのか~と新たな発見。



谷真理佳は全体的にマイルドになってました。

パフォーマンスも喋りもHKT研究生時代はもっとアクが強かったですが、

今は少し落ち着いてる感じ。

本当にHKT研究生時代はアクが強く、

ウザいという表現が一番合っていた気がしますが、

この子ずっとこのテンションでツラくないのかな、と心配すらしてしまうレベルだったので、

これくらいでちょうどいいのかなーとか思ったり。

同じくお笑い担当(?)の小石公美子を受け流すような場面もあって新鮮でした。

以前だと自分と同じようなお笑い担当メンバーには負けじと張り合ってたと思うので。

大人になったんですねきっと。

余談ですが、元HKTメンバーなので大好きで0ズレになった時は個人的にエモかった。




木本花音は今回かなり久しぶりに観ました。

肥大化していると風の噂で聞いていたのですが、

実際見てみると何だこんなもんか、程度。

擬音で言うとズドーンって感じの体型。

もちろん今のままでいい、という感じでもないので、

もうちょっとどうにかした方がイイと思います。

体型管理もアイドルの大事な仕事のひとつなので頑張ってほしいなと。



ここからは今回初見だったメンバーについて。


まずドラフト生の高寺沙菜

すごくアイドルっぽい感じです。

素材も悪くないし、笑顔も可愛い。

でもパフォーマンス的には普通、という感じ。

良くもなく悪くもなく、という印象です。

可愛いのは可愛いのですが、可愛いっていう印象しか残ってません。



次に同じくドラフト生の福士奈央

ルックス的には可愛いですが、田舎者感が強いです。

どうやら新幹線で足を組んで雑誌を読むのがオシャレだと思い込んでいるらしく、

実現させることができたという話をしていたのですが、

この話全体的に田舎臭いなと思いました。

名前だけは聞いたことがあったのですが、

ルックスの可愛さと田舎者思考のギャップで人気出るんだろうなぁと。

また、喋ってると結構な割合で語尾が「~ッス」になりがち。

パフォーマンス的にはまだまだという感じ。

特に表情がどの曲をやってもあどけなさが残ってしまっています。



AKBから移籍した佐藤すみれ

生で見ると本当に可愛いかったです。

ルックスも去ることながら、スタイルもかなり良いことに驚きました。

手足が長く、美しい。

この顔にこのスタイル、マジか、という感じ。

ダンスも見栄えがいい。

神様ってヒドイな、と思いました。





上手い子は本当に上手いですし、

みんな一生懸命なのもわかりますが、

なんだか全体的に腑に落ちない気がして、ずっと公演中モヤモヤしてました。

個々のパフォーマンスに差があり過ぎるのが原因なのかなぁとか思ったり。

でも12月のカンガルーは良かった。

この曲初見でしたが、軽快で明るい曲調も飛んだり跳ねたりするダンスもめちゃくちゃSKEっぽい。

飛んだり跳ねたりした方が一体感出しやすいのかも?とも少し思いました。



この曲の次がラストの遠くにいてもでした。

これがめちゃくちゃ良かった。

12月のカンガルーも良かったですが、

それ以上にすごくすごく良かった。


中盤あたりで目の前にいた小林亜実の顔が全体的に赤みがかっているのに気付き、

注意してみてみると、目に光るものが。

泣いているのだ、とわかりました。

谷真理佳須田亜香里の目も赤く滲んでいました。

他のメンバーにも目をやると、何人かの目に光るものが確認できました。



デジャヴ。

ついこの間の年末にあった山口活性学園のワンマン大阪ライブの時と全く同じ状況でした。

バラードを歌いながら、目に涙を浮かべるアイドル。

山活の場合は県外で行うツアー最後の大阪ライブに感極まっての涙でしたが、

チームE新年初公演で感極まって涙を流していると考えるのは乱暴過ぎる。

となると、、、











公演の最後の挨拶の前に口を開いたのは、岩永亞美でした。

「2月いっぱいで卒業する」とのこと。

卒業発表を公演で聞く、というのは初めての経験だったのですが、

こんなにもあっけらかんとしたものなのか、と拍子抜けしました。

「ちょっとトイレ行ってきます」ぐらいのテンションと短さ。

でもそれで「どうしたらいいかわかんない」と須田亜香里は抑えきれずに泣いちゃうし、

あぁ、ホントなんだ…と脱力感に襲われました。


きっとこの日の遠くにいてもがスゴく胸に刺さったのは、

メンバーの色んな想いが曲に乗ったからなんだろうなぁと。

そうゆうのってやっぱ伝わるんだなぁとシミジミ思いました。

特に谷真理佳の表情は良かった。



つうちゃんが5期研究生時代に一緒に公演やっていた

同じく5期生の市野成美が最後のお見送りで目を真っ赤っ赤にしてたのが印象的でした。








この公演の前日にもつうちゃんと同期で5期の山田みずほが卒業発表をしていましたので、

ダブルパンチ食らった感じです。

僕はずっと5期研究生公演に通ってたいわゆる5期ヲタだったので、

5期がどんどん辞めていくの辛すぎてます。

あんなにみんな頑張って正規メンバー目指してたのになぁと。

それぞれが考えた結果だというのは重々承知ですが、

卒業発表が出る度に切なくなります。




SKEは去年最多の卒業者が出ましたが、

今年も年始からぶっ飛ばしてんなって感じですね。

卒業者が多いから良い悪いって話でも無いことはわかってるつもりですし、

SKE運営がクソだとかいう話にもあまり興味が無いのですが、

そもそも、もうそうゆうレベルの話じゃないんじゃないの?と思ってる今日このごろです。

アイドル業界そのものが下降線を辿っているというかなんというか。


個人的にはこの昨年から続く48の卒業ラッシュに

アイドルブームの終焉を感じずにはいられないなぁと。

元々48から始まったこのアイドルブーム、もういつ終わってもおかしくない状態だと思います。

というかもうすでに終わってるんじゃないか?とすら思います。



48は東京ドームライブというずっと掲げていたグループとしての目標を達成してからは、

グループでどうこうというより、もうほとんどメンバー各々が自分の仕事を掴みに行くための

個人戦みたいな感じですし、運営も運営でバイトAKBやら大人AKBやらの企画物でなんとか

話題性を繋いでいくくらいのことしかもう手の打ちようがないらしく、

これからどうなるのかなぁと。



48は夢を叶えるためのプロセス、というのをグループのコンセプトとして掲げていますが、

本当にそうなのか?

グループの要であったメンバーの卒業が相次ぐ中、

その答えらしきものはもうほとんど出ているような気もします。

あとは現状を鑑みて、メンバー本人がどうゆう結論を出すのか。

卒業、という結論を出すメンバーは今年もきっと多いでしょう。



アイドルブームに火を付けた48の一番大きな功績は、

アイドルというコンテンツに新しい付加価値を与えた、という点ではないかと思います。

アイドルと言えば、アイドルになりたい子がなる、という印象だったのですが、

48がアイドルというコンテンツに夢の通過点という新たな付加価値を与えたことが、

女の子たちにとっても、ファンにとってもウケたのではないかと。

別の目標を持っていた女の子にもアイドルになるメリットができたし、

自分の夢に向かってアイドルとして日々ステージに立つ女の子たちを応援する、

というのはヲタク冥利に尽きるでしょう。

48が売れてからは爆発的にアイドルが増え、どんどん多様化していきましたが、

そのほとんどが48と同じように夢を叶えるためのプロセスとしてのアイドルであり、

女優、モデルなどが目標の女の子たちの受け皿として機能していたところがあるんじゃないかと。


僕は典型的な48からアイドルヲタクになった人間なので、

それ以前のアイドルについてはほとんど知らない所もあり、

元々そうゆうアイドルもいたのかもしれませんが、

少なくとも世間一般に「アイドル=夢に向かって頑張る女の子」という公式めいたものを

大々的に提示したことは48の大きな功績だと思います。





先日、東京女子流というグループがアイドルからアーティストに転身するという内容の

「アーティスト宣言」をしました。

衝撃でした。

こんなことがあるんだなと。

賛否両論ありましたが、

これに関してもやはりアイドルブームの終焉を象徴するような出来事だなぁと。

この東京女子流の「アーティスト宣言」は

これからのアイドルのひとつのモデルケースになると思います。

女子流のようにわざわざ宣言するというのはあまり無いでしょうが、

大胆に、あるいは少しずつアイドルからアーティスト志向に切り替わっていくアイドルが

今後増えると思います。

そして結果的にはアイドルの絶対数が減少していくのかなぁと。

継続的に「アイドル」という肩書きで何の支障も無くこれまで通り活動していくには、

大手事務所が抱え込んでいたり、スポンサーが付いていたり、

実質的に地元に公認されているご当地アイドルなど、

大きな後ろ盾がないと難しいのかなぁと思ったり。



まぁでもさっきまでそこらへん歩いてた女の子を

次の日からステージで踊らせて客から金取る、みたいなのとほとんど変わらないような

地下アイドルが必然的に淘汰されていなくなると思えば健全かもしれません。

かなり乱暴な表現になってしまいましたが、

歌も踊りも何もできないけど私たち頑張ってます☆みたいな履き違えた成長見守る系アイドルを

生み出したのは48の功罪と言えるかもしれません。





なんにせよ、これからの48、そしてアイドル業界が一体どうなっていくのかは興味深いなぁ、と。

秋元康が「素人っぽいものが流行った後は玄人っぽいものが流行る」と言っていましたが、

まさに今その転換期にあるのではないかと思います。





余談ですが、つうちゃんの卒業発表を受けてお見送りでも号泣していた女のヲタさんがいて、

メンバーがみんな「泣かないで~」と声かけてたんですけど、

やっぱりいくらアイドルの卒業に慣れたとは言っても推しの卒業はツライんだろうなぁと思いました。

ずっと研究生の頃に通ってたこともあって、

今回の卒業発表も結構ツライんですが、

推しが卒業発表したらこれくらいじゃ済まないのかな、とふと思いました。






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