東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

もう初夏

2023年05月07日 | いろいろ
ゴールデンウィーク前半は沿岸部のフィールドで虫探し。

アカガネサルハムシ

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

ホシベニカミキリ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
両種、例年5月中旬からの記録だったはずだけれど、もう少し早くから発生していたのかも知れない。

フタイロカミキリモドキ ♂

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
今回はシャリンバイをチェックすると姿を見せてくれた。花粉を食べている場面。

フタイロカミキリモドキ ♀

D300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
メスは太腿を持たず腹部がオレンジ色。

エグリトラカミキリ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
萌芽更新を推進して伐採されたコナラとクヌギの切り株をチェックすると、
沿岸部では初記録のカミキリムシを発見。例年観られる事に期待したい。

アオスジアゲハ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
春の草地らしいハルジオンでの吸蜜シーン。花から花へ忙しなく吸蜜を繰り返していた。

ジャコウアゲハ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
薄暗い林内の一定区間を飛翔。偶に林縁に出て来て静止する。その静止中の時。少し離れた所でも、別のオスが同じ行動を見せていた。まるでトンボの縄張り飛翔を見ているかのようで、ジャコウアゲハのオスは縄張りを持つ生態なのかもしれない。

アカボシゴマダラの蛹

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
幼虫時から観察を続けていた個体が無事に蛹化。まるで緑色の餃子。林縁に飛翔する成虫の姿も確認。

トビモンオオエダシャク(中齢幼虫)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
やっぱりこの幼虫は正面からの撮影でしょう。
まるでサーバルキャットの様な可愛い表情が特徴的。アケビにて。

オカモトトゲエダシャク(中齢幼虫)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
虫友さんご家族の方が見つけられたのを撮影させていただいた。鳥の糞に擬態してる様な体色が特徴。そういえばトビモンオオエダシャクもオカモトトゲエダシャクも、成虫は3月に発生するけれど成虫の観察は出来なかった。

やっぱり最後はトンボ。

ハラビロトンボ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ハラビロトンボ ♀

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

ハラビロトンボ ♂の顔面

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
早くもオスメスともほぼ成熟に近いステージ。前額に美しいブルーの光沢を持つのが特徴。

アオヤンマ ♀ 未成熟

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
未成熟の複眼は不思議な模様が特徴的。これに似た面白メガネがあった気がする。

4月中旬から池でギンヤンマの飛翔を確認し、この日曜日はゴマダラチョウの飛翔も確認。
ゴールデンウィーク前半の沿岸部のフィールドは、もう初夏ですといった様子を見せていた。

撮影日:4月29、30日


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