東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

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2023年06月06日 | カミキリムシ
雑木林内にある落ち葉溜めの囲に、カミキリムシやタマムシ等に産卵場所を提供する目的で、
事前に確保して置いたクヌギ、コナラの丸太を並べた。すると...

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

ムネアカトラカミキリのペア

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

キイロトラカミキリ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
以前に掲載したエグリトラカミキリを含め、沿岸部では自己記録が無かったカミキリムシの仲間が
集まり始めた。また、ナガタマムシの仲間も確認したが、残念ながら敏感で逃げられてしまった。。
これから夏期のシーズンにはここでヤマトタマムシの産卵が見られる事に期待。うまくいくかな...

撮影日:5月27日

オレンジ色の太股

2023年04月27日 | カミキリムシ
フタイロカミキリモドキ ♂


フタイロカミキリモドキ ♂

知人の方からジョウカイボンの仲間ですか?と添付いただいた画像を確認したところ、ジョウカイボンではなく、モモブトカミキリモドキに似ていた。しかし、太股がオレンジ色だったので別種とみて検索したところ、南方種のフタイロカミキリモドキである事が判明。分布をみると沖縄、九州、四国、近畿、中部、中国地方などの記録が多い。でも、ここ東京。この先の調査課題として観察を楽しみたい。

全てD300S+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

撮影日:4月21日

サクラの根元に要注意

2022年08月15日 | カミキリムシ
カシノナガキクイムシによるナラ枯れの被害が都内全域に拡大して深刻な事態に及んでいる最中、それ以前にサクラなどのバラ科を食樹として樹木を枯らしてしまう侵入外来種のカミキリムシが問題になっていたのを耳にしていたところ、今年は近所のサクラに多いですと、あきる野市在住のNさんから連絡をいただいたので、チェックに向かった。すると...

ソメイヨシノに見られたクビアカツヤカミキリのフラス

Nikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
どういった条件の樹木が寄生されているのか、桜並木をひと通りチェックすると、主に日当たりの良い木に寄生された目印となる、幼虫から排出された木クズ(フラス)目立っていた。成虫が見当たらなく、Nさんに連絡したところ一緒に廻っていただいた。すると...

クビアカツヤカミキリ

Nikon D800E+AI AF-S Micro-Nikkor 60mm f/2.8D
アレ!さっき見た時には居なかったのにいつの間にか出現。
大きさは40mm前後。触角と後脚が長く体色はホタルに似ている。

クビアカツヤカミキリ

Nikon D800E+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED+LEDライト
東京都では特定外来生物に指定され、被害拡大防止に向けて駆除の対象とされているけれど、果たしてこの先、被害拡大を防ぐ事が出来るのか。自分は昆虫の御方だけれど害虫となると複雑な気持ち。カシナガにせよ如何なる時も自然に任せるしか無いと思う。Nさんご協力ありがとうございました。
東京都環境局のHP

撮影日:7月31日

紅色

2021年06月09日 | カミキリムシ
林縁をゆっくり歩きながら昆虫を探していると紅赤が目立つカミキリムシを発見。

ホシベニカミキリ

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ホシベニカミキリ

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
アオスジアゲハの食草でもあるタブを食害する嫌われ者だけれど、特に駆除対策もないままなので例年通り豊富に見られ被写体になってくれた。ただ、何だか暑さにぐったりしている様子だった。

撮影日:6月5日

ベイエリアの赤い星

2013年05月30日 | カミキリムシ
ホシベニカミキリ

D700+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
専門家の方から区内臨海部にて増えているとウワサで聞いていたホシベニカミキリを初観察することができた。アオスジアゲハの食樹として知られているタブノキを食害とするカミキリムシ。昨年、タブノキから樹液が出ていて、その出元をみたところなにかの出痕跡らしき跡が見られていたので、それはもしかするとこのホシベニカミキリの脱出跡であったのかもしれない。そこはカナブン、シロテンハナムグリ、アカボシゴマダラの樹液場となっていた。この先、臨海地区のフィールドにあるタブノキを注意深く観察してみるとしよう。

撮影日:5月18日

撮影地:都立東京港野鳥公園