東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

効果覿面

2021年03月10日 | 撮影機材
以前にも記事にした事があるけれど、水辺での撮影時に陸上から水中の様子を撮影する場合、水面の反射を防いでくれるC-PLフィルターが必須アイテムになっている。今回、先月の20日に観察したアズマヒキガエルの卵塊のその後の様子を撮影しに訪れたので、C-PLフィルターを装着して水中を撮影した。

Before

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+Zéta C-PLフィルター OFF
普通に撮影するとこんな感じで空の様子が水面に写り込んでしまい水中の様子が良く見えない。
こんな時こそC-PLフィルターの出番。

After

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+Zéta C-PLフィルター ON
見ての通り効果覿面。オタマジャクシはまだ動き回る段階までには達していなかったけれど、水面の反射を防いでくれて、すっきりとクリアに水中の様子を撮影する事ができた。水面に対してカメラの位置を斜め45度くらいに保ち撮影すると効果が得られ、また、晴れよりも曇天の方がより効果的。値段的に少し高いけれどレンズサイズ毎に揃えておくと、いざと言う時に便利。ご参考までに。

撮影日:3月7日

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED 開放

2014年10月18日 | 撮影機材
マユタテアカネ

D800E+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED 開放(F1.8)撮影最短距離での作例を気にされている方が多いようなので参考までに。


撮影日:10月11日

撮影地:東京都多摩川河川敷

新たにレンズを

2013年10月28日 | 撮影機材
フルサイズ機仕様で魚眼レンズよりも歪曲を抑えた寄れる広角レンズがどうしても欲しいと以前から思っていたので、貯めていたおこずかいをはたいて迷わずCOSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2を購入した。

アキアカネ

F2.8の最短撮影距離にて。

実写した感想は開放からマクロレンズと思えるほどシャープな解像力をみせ、また、背景のきめ細かいボケ表現も素晴らしい。
撮影した直後にモニターで確認するたび、そのクリアーな写りに笑みを浮かべられずにはいられないほどハイクオリティーな撮影が可能。手にした者に喜びを与えてくれる。

ツチイナゴ

このレンズを検索すると風景や建造物の作例は数多くあるものの、最短撮影距離22cmを生かして撮影された作例は何故なのか少ない。

ツマグロヒョウモン

このレンズの購入を検討されているという方のためにシーンを問わずたくさんの作例を掲載しつつ、この先のカメラライフを更に楽しくさせてくれるレンズであることに違いないであろう。

全てD700+COSINA Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

撮影日:10月27日

撮影地:臨海地区

準備万端

2011年04月02日 | 撮影機材
4月に突入、いよいよ月末あたりからトンボシーズンが始まる。
その前に万全な下準備をと新しくウェイダーを購入した。
2年間使用していた物が浸水してしまったので今回も同じくGORE-TEX製を購入


ナイロン製と違いGORE-TEX製は外からの水は通さず内側の湿気は外へと通気性が良く夏場でもムレずにストレス無く撮影に没頭できる。

僕の場合、フィールドに出たら装着したまま移動する事が多く池沼や河川に入水する時はもちろんのこと草原や雑木林に入る時も朝露やクモの巣など気にせず突入でき1日でオールラウンド廻るのに大変便利。
さらに、三脚の使用頻度が少ない手持ち撮影スタイルではズボンの汚れを気にせずヒザをつけ、体をしっかりと固定して撮影できる僕の撮影スタイルになくてはならないスーツだ。



使える!リバースマクロレンズ

2011年02月17日 | 撮影機材
日当たりの良い草地にはコバルトブルーに輝く早春花であるオオイヌノフグリがポツリポツリと開花を始めていた。春の予兆。

先日、格安で仕入れた旧式のマニュアルフォーカスのズームレンズを取り出しリバースアダプターをレンズのフロント部に付け、カメラ本体へと逆向きに装着しテスト撮影してみた。

Zoom Nikkor 43-86mm F3.5リバース
Exif データ:絞りF11 シャッタースピード 1/80秒 露出モード マニュアル ISO 400

1cmにも満たないのオオイヌノフグリとハエがトリミング無しでこの大きさに撮影できた。

このレンズだと43mmワイド側(最大倍率)でワーキングディスタンスはレンズ先端部から約10cmと順光撮影可能な距離。
露出設定、フォーカスとも手動という手間を気にしなければ解像度もよく、充分に使えるマクロレンズへと驚きの変身を遂げた!

今年はデジタル一眼レフで虫や花などのマクロ撮影を始めてみようと思い、うん万円もする高価なマクロレンズの購入を検討中の方、チョト待った!旧式の中古ズームレンズ+リバースアダプターで数千円と格安で手に入り、この写り!試す価値アリでしょう。

僕はこのリバースマクロシステムを知る前に高価なマクロレンズを購入してしまった為、いまさらのテストになってしまったが軽量化にもなるので二本目のマクロレンズとして使用していきたい。


D300s+Zoom Nikkor 43-86mm F3.5 リバース


撮影日:2月13日

撮影地:東京都区内