東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

クワガタから再びトンボ

2024年06月19日 | トンボ
ミヤマクワガタが棲む林を後にして、再び水辺に向かいトンボ観察の後半を楽しんだ。

アオサナエ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
今シーズンはホンサナエと同時期から羽化がスタートしていて驚かされた。成虫が最盛期を迎える頃になると、週末の天気が悪く産卵の観察を逃しているのが残念。この個体の腹先部の上付属器が下向きに曲がっているところを見ると、そろそろ終盤なのかも知れない。

オナガサナエ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
この河川では6月上旬頃から羽化活動(夜間)がスタート。早くも若いオスの縄張りを確認。
多摩川中流全域から支流にも分布。下流は世田谷区の川辺で羽化殻を確認。今シーズン府中市付近では多い日で100個を越える羽化殻を確認していると報告を頂いた。多摩川水系では最も個体数が多いサナエトンボ。これから真夏の河川で盛んに活動を見せてくれるはず。サナエトンボの広角撮影では背景が水辺だと目立たなくなってしまう。

続いて池のトンボの活動を観察しに向かった。

クロスジギンヤンマ(産卵)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D
春最初に活動するヤンマだけれど、まだ頑張って産卵する姿を見せてくれていたのが嬉しい。
300mmじゃ撮れて当たり前。60mmマクロでそっと寄ったけれど、まだくたびれてないみたいで逃げられた。寄れる時もあれば寄れない時もある。そんな駆け引きがトンボ撮影の醍醐味。

キイトトンボ(連結産卵)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
日中、発生水域に訪れると既に産卵していた。これはもう真夏の光景!羽化はまた来年に持ち越し。
この日は水辺から山、そして再び水辺へ、早朝から午後までみっちりハードスケジュール。
Kさんお疲れ様でした。また行きましょう。

撮影日:6月15日

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