ブログを始めて、ちょうど今日で一ヶ月。
ずいぶん悲観的なことも書いたけど、やはり人間希望を持たなきゃナ…と思い直したひと月でもありました。
今までブログってほとんど見ることがなかったけれど、自分が書くようになると、ブログに目を通すことが増えるようになりました。
いわゆる「人気ブログ」には、あまり私の性に合うものはありませんでした。でも、しっかりと自分の言葉で日常生活を記しているブログに出会うと . . . 本文を読む
私たちのホームでは、入居されるとき、ご家族にしばしばこういう質問をします。
「ホームでの看取りを希望されますか?」
すると、半数以上の方は、さほど考えることもなく、
「出来ればここで静かに最期に迎えさせたい」
と、おっしゃいます。つまり、少なくない方が「看取りで最期を迎えさせたい」…という気持ちでいるのだと思います。
「看取り」という言葉には、多分にロマンチックな響きが込められています。
八十 . . . 本文を読む
私が勤める会社には四十ほどの老人ホームがある。
ホームには最低でも一人はケアマネジャーがいるが、その九割近くは女性だ。
わずか五、六人の男性ケアマネは、本社で研修があっても影が薄く(いつも二人くらいしか来てないし)、ほとんど発言もしないまま、終わったら逃げるようにサッサと帰ってしまう。
対照的に女性ケアマネさんたちは、会議が終わってからも立ったまま甲論乙駁…というと失礼だが、とにかく元気で、 . . . 本文を読む
私は子供の頃から寝つきが良くなかった。
「寝つきの良し悪し」というのは、人生に於いてとても重要な要素だと思う。
不眠症のメジャーリーガーとか改革派首長…とかはどうも考えにくい。
そんな大それた存在になる前に、(少なくともその道では)淘汰されてしまうだろうからだ。
いや、私はもちろんそんな「大それたもの」になろうと思ったことはありませんが…。
横になるとすぐに寝息を立ててしまう人に対して、私は . . . 本文を読む
ここのところ、蒸し暑い夜が続き、睡眠不足になることが多かったのですが…。
昨夜は、どうも変に寝付けず、睡眠二、三時間。
こういう日に限って、全体会議があって、帰りが遅くなるんです。
ファ~ア、長い一日になるなア。
皆様は、良くお休みになれてますか?
今夜こそたくさん眠れますように。
お粗末様でした。
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今年の何月だったかは忘れたが、A新聞の朝刊をめくっていたら、『手塚治虫文化賞』の選考結果が出ていた。
何気なく眺めていると、そこに懐かしい絵柄と名前があった。
辰巳ヨシヒロ『劇画漂流』…。
まず私は、その独特のタッチに曳き寄せられた。あまり動きは感じられない挿絵のような描線だけれど、何とも言われぬ余情がある。
世に人気マンガと評判の作品でも、ほとんどは絵柄がダメで読み続けることが苦痛になるのだ . . . 本文を読む
私のホームでは、移動状態に応じて「自送」「護送」「担送」とご入居者を三種に分けています。杖を使っているにしても、ご自分で歩行している方を「自送」、車椅子を使われている方を「護送」、ストレッチャー式車椅子でベッドに寝たままのようになって移動する方が「担送」です。
(もちろんこれはは部外秘の「社内語」ですが)
現在、ホームに「担送」の方はいらっしゃいませんが、「護送」と「自送」の人数は、ほぼ肩を並べま . . . 本文を読む
今日はA様B様のリハビリの日でした。
お二人は週二回、車で近くの病院にリハビリテーションに出掛けます。
理学療法士によって三十分くらい施術を受けるのです。
私たちの施設でもリハビリに対しては力を入れています。
毎日三十分、筋肉や関節を強化する体操をしていますし、施術者が来園する訪問マッサージもあります。
それらがどの程度の効果が上がっているのか、評価はなかなか難しいものがあります。
まあ、足ど . . . 本文を読む
私は、現在の自分の職業を、接客業だとらえています。
というより、数年前から巷間言われ始めた「感情労働」の粋(すい)がこの稼業だ…と覚悟しています。
一口でケアマネジャーと言っても、在宅(自宅)のお客様相手と入居施設(老人ホーム)のケアマネジャーでは、仕事の内容が全く異なります。
「ケアマネさん」と聞いて多くの方が頭に思い浮かべるのは、自転車に乗ってご利用者のお宅を回る中年(失礼!)女性…と . . . 本文を読む
今日は休みでした。
なんかこのフレーズで始まることがやたら多いみたいだけれど、私の職場は基本的に月9休です。休みがバラけているだけで。(イラン心配してるなあ)
祖師谷大蔵駅前の「ウルトラマン通り」にある床屋に言った後、フト通りを挟んだ斜め向かいにあるレンタルショップに足を運んだのです。
もうン十年も映画を見続けているオジサンですから、「話題の新作」とかいってもなかなか食指が動きません。
( . . . 本文を読む
今日、衆議院が解散された。
今までもずっと選挙には行っていたクチだけれど、今度の総選挙は、やはりこれまでとは違う意義を感じる。
私が生まれた昭和三十年代半ばには、もちろんすでに自民党が政権を握っていた。それから今日までずっと与党なのだから、超長期政権…というより、日本では議会制民主主義といっても、ほとんど形だけのものだったのだ。
その自民党が、今回の選挙で、ついに下野するかもしれない。
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私の施設では、毎月第三日曜日に「お誕生会」をします。
当月生まれのご入居者様を、職員と他のご入居者でお祝いするのです。
昨日は、我がホームで最長寿のご入居者様が、101回目のバースディを祝賀されました。
古希(七十歳)、喜寿(七十七歳)、傘寿(さんじゅ=八十歳)、米寿(八十八歳)、卒寿(九十歳)、白寿(九十九歳)…。
ホームで働くようになってから、私は長寿のお祝いの名前をすっかり暗記するよう . . . 本文を読む
今日、日曜ミサに与って来ました。
カトリックでは、ミサは毎日行います。でも、やっぱり日曜のミサは特別。
なんていっても、「主の日」ですからね。
私の職場の休みは完全シフト制なので、必ずしも日曜日に休めるとは限らない。実際、最初の二年間はほとんど日曜を休まなかったので、ミサにも与れませんでした。
でも、去年からは職場の同僚の協力もあって、月に二回は日曜のミサに与っています。感謝しています。
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私の住んでいる小さなマンションのすぐ裏が公園で、今日の夕方からずっと町内会夏祭りをやっている。
それがけっこうな音量で、司会のおニイさんの声から「OO音頭」の太鼓からとても響いてくるんだ。
ドンドンドン、ドドンガドン!
その音で、「遅い昼寝」から覚めてしまった…。
今日の昼、プリンタのインクタンクを買いに新宿のヨドバシカメラに行きました。
ヨドバシカメラ西口店は、三十ン年以上前、両 . . . 本文を読む
老人ホームの職員と言えば、ヘルパーや看護師、相談員を思いつく人が多いでしょう。
ところが、ご入居者の病院への送迎を担当する「営繕職」も、なかなか重要な仕事なのです。
今日から、新しい営繕職の人が来ました。五十代半ばの、体のガッチリとした男性です。
つい先ごろまで勤めていた会社が、このところの凄まじい経済不況の煽りを受けて「解散」した…ということでした。
今日の朝一番、私はあるご入居者の通 . . . 本文を読む