ここ10日間、私は焼酎オヤジと会っていない。
3年前の1月に今の地に越してからすぐ、私は焼酎オヤジと出会った。
それから、春も夏も秋も冬も、晴れた日も雨の日も、仕事のある日もない日も、焼酎オヤジは私のとなりにいた。
彼はいつも暖かく私を迎え入れ、疲れた心を柔らかくしてくれた。
決して裏切ることはなかった。
しかしまた、焼酎オヤジとあまり仲良く語りすぎると、彼の強烈な個性のゆえに . . . 本文を読む
今日は、とてもうれしいお客様が見えました。
現在、他のホームに入居されている男性で、そこの対応に不満がある…といって来られたのです。
奥様とご長男もいっしょでした。
無精ひげが伸び、車椅子に座っている表情も険しく、初めは「怖い人かな…」と、少し警戒していたのです。
ところが、応接間でお話を伺ううちに、人情味と温かさが伝わって来ました。
その方は北海道の出身というので、私も北海道生 . . . 本文を読む
大きな声では言えないけれど、今、職場です。午後6時45分。
あと、15分後から施設会議が始まります。
最近、やたらと色んな課題が本社から投げられているので、かなり遅くなりそう…。
早く帰りたいよう。
明日もシゴトだしネ。天気悪いし。(ナイショ話でした)
では、また、明日。
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優しい男
2010-02-25 | 映画
今日は、久しぶりにゆっくりと映画を観ました。
まず、昨年の米アカデミー賞でショーン・ペンが主演男優賞をとった『ミルク』です。
これは「ゲイを公言してアメリカで初めて選挙で選ばれた公職者」である、ハーヴェイ・ミルクというサンフランシスコの市会議員の後半生を描いたものです。
このミルクさんは、1978年に48歳でサンフランシスコ市長と共に暗殺されています。
ミルクさんのことは私はこの映画 . . . 本文を読む
今日は、ノー残業デイ。
でも、午後9時過ぎまで会議をしました。
私たちのホームのスタッフは、そんなにデキが良い…というワケではありません。
(もちろん、私自身を含めて…)
でも、「働きがい」を求めて、「無償の営為」を選択することだってしばしばあるのです。
まあ、今日の分は、後日「付けて」もらうことになるかも知れないけれど…。
なかなか頑張っているワタシタチなのでした。
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今日、久しぶりにベテラン営業マンのK氏が私のホームを訪れた。
K氏はオープンした4年前には我がホームの担当だったので、しょっちゅう来ていたが、担当地域が変わった2年前からは、ほとんど来ることがなくなっていたのだ。
近くのホームに用があったから、そのついでに…ということらしいのだが、1時間くらいアチコチ回っている。
果してほんとうに「ついで」なのか?何かを探りにきたのではないのか?
最近めっ . . . 本文を読む
昨夜、参列させていただいた前夜式(通夜)で、私は、亡くなったM様について、新しいことがらをいくつも知りました。
キリスト教の葬儀では、牧師さんや神父さんが故人の人生を交えた説教をします。
その中で、M様が、結婚して間もなくご主人が出征され、そのまま帰らぬ人となったことを知りました。
二十代半ばで未亡人になったM様は、戦後、そのままずっとご主人のご両親と暮らし、老後の面倒を見、送った…とい . . . 本文を読む
今日、仕事の後で、職場の仲間六人で、金曜日に亡くなったご入居者の通夜に参列してきました。
私はカトリック教徒ですが、故人はプロテスタントでした。
日本の仏教、神道葬儀に比べると、キリスト教の通夜、葬儀には固苦しさがありません。
仏教・神道の葬儀が「文語の葬儀」とするなら、キリスト教は「口語のお別れ会」です。
そのあたりに関する感想と考察は、また明日、改めてしたいと思います。
そして、今 . . . 本文を読む
天に帰る
2010-02-20 | 信仰
昨日、ご入居者が逝去されました。
私が知る限り、私のホームでは唯一のクリスチャンの方でした。
明日が前夜式、あさってが葬儀の予定です。
とても庶民的な性格の女性で、格式高い印象のご入居者が多い中、少し異彩を放っておられました。
屈託のない笑顔を見ると、私だけでなく、スタッフは皆、和やかな気持ちになるのです。
小柄な体で器用に歩行器を押して廊下を歩く姿や、ご自分で創られたヌイグルミを抱 . . . 本文を読む
今朝の東京は、雪景色。
あ~あ、勤めに行きたくないよう…と、泣きそうになりました。
道産子なのに、むかしから寒いのはダメなんだよなア…。
昼頃から雪が上がり、晴れ間が広がってきました。
でも、まだまだ寒い…。
今夜は会議があるので、帰りが遅くなるのは確定路線。
帰り道、チャリンコでコケないようにしなくちゃ…。
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今日は、『灰の水曜日』のミサに与りました。
なぜ今日を「灰の水曜日」というかというと、今日がキリストの受難から死、そして復活にいたるドラマの始まりの日だからです。
はるか昔、」初期キリスト教時代の信徒は、今日(灰の水曜日)から粗末な衣服を纏い、頭に灰を降りかけて、40日間の断食生活に入ったそうです。
なぜ40日間かというと、イエスが荒野で40日間の断食をしたことが由来だそうです。
も . . . 本文を読む
このところ、東京は寒い日が続いています。
もうそろそろ春めいてもよさそうなのに…。
我がホームのご入居者も、毎年、冬は体調を崩される方が多いのですが、今年はあまりそういう方がいらっしゃいません。
全員が元気に冬を越せたとしたら、四年目にして初めてのことになります。
もったいない話ですが、冬になると、毎年、天に召される方がおられました。
さて、入院中の方が亡くなるとき、しばしば何かの「前触 . . . 本文を読む
昨日と今日は、今月唯一の連休でした。
今朝は、8時くらいに起きました。
10時からあるミサに与るのにはもちろん充分なんだけれど、どうも心身ともダルく、「さぼっちゃおうかな…」という悪心が過ぎります。
でも、せっかくの日曜ミサに与れる機会を放棄したら、きっと良くないことが起こるに違いない…。
そういうマイナスな了見でミサに与るのはよくないことだとは思うのですが、それが実際のところでした。 . . . 本文を読む
私は月に一回、「主治医」に会いに行っている。
もう16年の付き合いになる。
東大で哲学を学び、東大大学院で教育学を修めてから名門私立医大に入学して、精神科医になった人である。
臨床心理士の資格ももっている。
そう書くとスゴイ偉い堅物のようだが、実際には「優しいおっちゃん」という感じの人である。
私が精神障害者施設に働き始めて、いろいろカベにぶつかったとき、出会った。
私にとっては、人生 . . . 本文を読む
最近、お仕事大変なんじゃないですか?
先月の半ば辺りから、何人かの人からそう訊かれました。
そういう心配を掛けた原因は、当ブログの内容が薄くなり、文体も淡白になり、あまつさえ更新してない日が増えてきたためのようなのです。
つまり、我が拙いブログを読んで頂いている方々に、ご心配をおかけしているのですね。
まことに、申し訳ございません。
確かに、昨年の暮れ辺りから仕事上で色んな変化が . . . 本文を読む