今日は、誕生日でした。
誕生日と言っても、私はもう二十代や三十代ではなく、四十代ですらありません。
その上、今日、特に誰かからお祝いされたわけでもない。
と書くと寂しげですが、このところの気持ちの好調があり、むしろ意気軒昂でした、
今日は、月に一回、私の主治医であるS先生に会う日でもありました。
17年前、私は初めて就いた障害者施設の作業班長という仕事に、たちまち躓きました。
そのとき出会ったのがS先生でした。
S先生は精神科医であるとともに、臨床心理士でもありました。
以来今日まで、いろいろな相談に乗ってもらっています。
私はS先生に、
「調子が良くなったというより、今までないくらいの感覚なのですが…。軽躁ということはないでしょうか」
と、尋ねました。
ようするに「うつ」から「そううつ」に変化したのではないか…と。
先生は笑って、
「モトイさんの年齢ではそれは考えられません」と、言いました。
「今回の治療法が功を奏して、『スイッチが入った』のでしょう。しばしばそういう『当たり』の人がいるんです」
私は余りの不調に、先月の半ばから今月の初めにかけて、ある治療法を受けたのです。
それは特殊なものではなくありふれた治療法ですが、私には「大当たり」のようでした。
それにしても、「スイッチが入った」とはぴったりの表現です。まさしくそんな感じです。
今日の東京は一日雨でしたが、S先生のお墨付きを頂いて、私の心は晴れやかでした。
そうそう、誕生日のことを先生に話すと、
「おめでとうございます」と、お祝いの言葉も頂きました。
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