やっぱりナマの落語は最高でした。
こんな濃厚で至上の三時間をわずか三千円で楽しんでいいんだろうか?
そう思うほど、愛おしい宵でございました。
立川談笑は、志の輔、談春、志らくと並んで「立川流四天王」と呼ばれていますが、観たことがありませんでした。
今日始めて高座に接して、その奔放な想像力と創造力にぶっとびました。
ケチな大金持ちの商人が、「自分が死んだときにどんな葬式を出すか」を . . . 本文を読む
今日も、けっこう遅くまで働いてしまいました。
さて、明日は落語会です。
成城ホールというところで、久しぶりにナマの噺家を聴けるのです。
楽しみだなア。
ともかく職場に来ると「ケチつけられないかな」とヒヤヒヤしてますからね。
たまには羽根を伸ばさないと。
立川志之輔の自作落語に『みどりの窓口』というのがあります。
ふだん『みどりの窓口』でお客の無理難題を聞いてい . . . 本文を読む
今朝の新聞で、若手俳優が小説を書いて、ある出版社の賞を受ける…という記事が載っていました。
今は、芥川賞や直木賞受賞作でもさほど売れないご時勢です。
小説が世間の話題になることもめったにありません。
そういう意味では、今日のニュースは小説というものに目を向けさせる、小さな機会になるかもしれません。
実は私にも、懸賞小説に応募をすることに全力を注いでいた数年間がありました。
. . . 本文を読む
三、四日前、携帯をいじっていて、何気なくデタラメに「成城寄席」という文字を入れて、iモードで検索をしました。
すると、本当にヒットしちゃったのです!
『成城寄席 かつてなかった落語プロジェクト 成城ホール』なんて、あります。
なんだなんだ…と調べてみると、成城学園駅前に新装された「成城ホール」で、毎月寄席が開かれていたのでした。
それも、立川談春、柳家喬太郎、柳家三三、柳家花緑…な . . . 本文を読む
つかこうへいが亡くなった。
死因は肺がんだと言う。
つかこうへいの名を初めて知ったのは、もう三十六、七年前のことだ。
その頃私は中学生で、ひとりで映画館に行くようになっていた。
名画座の上映予定を知るために、いつも『ぴあ』を持ち歩いていた。
その頃はまだ隔月刊だったのではなかろうか。広告を除くと50ページくらいしかなかった。
『ぴあ』の一番の売り物は映画情報だったが、演劇の情報 . . . 本文を読む
毎日蒸し暑く、さすがにバテ気味である。
今日は休みだったので、「思い切りダラケてやろう」と思った。
でも、積極的にダラケる…というのはけっこう難しい。
結局は、洗濯→マッサージ→買物→パスタ料理(昼夜兼用)…という、いつもの「休日コース」に。
でも、映画(DVD)を借りるのは久しぶりだった。
適当にレンタル屋の棚を棚を眺めていたら、『沈まぬ太陽』があった。
3時間20分 . . . 本文を読む
作家の井上ひさしが亡くなりました。
井上ひさしと言えば、第一に思い浮かぶのは、やはり『ひょっこりひょうたん島』です。
昭和39年から昭和44年までNHKで放映していたこの人形劇を、私はリアルタイムで観ています。
もっとも、始まった頃のことは幼すぎてあまり覚えていませんが、小学校に上がってからは、放送開始の午後六時五分(だったように記憶しているのですが)になると、必ずテレビの前に座った . . . 本文を読む
今日の東京は、昨日に比べて、晴れ間も出て暖かい…というのが、天気予報でした。
でも実際は、晴れたのは朝方だけで、昨日までよりは確かに暖かったけれど、端的に言って、コートとマフラーが離せない陽気でした。
それでも私は、教会の友人と花見に行きました。
さすがにニホンの桜は律儀ですね。
こんな肌寒さの中、キチンと咲き、なおかつ散ってもくれていました。
友人との待ち時間の間、私は . . . 本文を読む
今日もまたまた寒かったですが、明日は少しは暖かくなるとか…。
明日はお休みなので、軽く花見でもしてみようと思っています。
花見というのも、いかにも日本的な風情に満ちた年中行事ですネ。
わずか十日あまりしか咲かず、しかも美しいまま花びらがいっせいに飛び散ってその「生」を終える…。
その「桜」という樹木が日本中に分布していなかったら、日本人の感性もだいぶ違ったものになったことでしょう。 . . . 本文を読む
今日は、2週間ぶりにマッサージに行って、ああ、やっぱり良いなア…と思った。
このところ職場で緊張することが多かった。
施術の方も、「モトイさん、お久しぶりですね。だいぶ凝ってますね…」といってくれた。
心配してくれる…というだけで人間は勇気付けられるものだが、そこに「揉み」が加わるのだから、これは止められません。
今日は出来るだけキラクに過ごそう…と決めて、You Tubeでお笑い系をずっ . . . 本文を読む
今日も、けっこうグジャグジャと大変な一日だった。
そんなこんなでウチに帰ったのが、約午後九時。
郵便受けから取り出したA紙とY紙の夕刊を抱えて部屋にたどり着くと、フトンの上にポイと夕刊を放り投げた。
…と、1面に「ん?」という見出しが載っているのがチラと見えた。
『ライ麦畑でつかまえて』サリンジャー氏、死去…。
そのニュースは、A紙Y紙とも1面に同じようなスペースを割かれていた。
私が . . . 本文を読む
今日、九時近くに職場から帰ってきて、パソコン点けてニュースを見たら、芥川賞と直木賞の結果が発表されていました。
芥川賞は該当者なし。直木賞は二名受賞。
今どき、文学賞も出版業界も地盤沈下の一途をたどっているのは、まごうかたなき現実です。
そんな中、芥川賞と直木賞は、未だ一定のブランド力を維持している稀少な存在です。
主催者である文藝春秋社としても他の出版社にしても、とにかく受賞 . . . 本文を読む
このブログも今年は今日で最後です。
最後くらい、ちょっと落語の話をしましょうか。
落語には、「大晦日」がモチーフになったものがけっこうあります。
どうも江戸の町人は借金をしていた人が多かったらしく、大晦日に来る借金取りに対処するのが落語の格好のネタになったりする。
その中で、もっとも大晦日の雰囲気をシットリと描いているのは、『芝浜』でしょう。
主人公は、酒におぼれてすっかり仕事に . . . 本文を読む
今日は午後からずっとYouTubeサーフィンをしていました。
落語、音楽、映画、社会事象…といろいろなモノを愉しみましたが、その中でいちばん感慨深かったのが、天才落語家、桂枝雀の動画です。
落語好きで枝雀を知らない人はいないでしょう。
でも、落語にさほど関心のない人は、桂枝雀といってもピンとこないかもしれません。そういう方には、ぜひYouTubeで『夢のような まだ夢のような』を観てください… . . . 本文を読む
今日から九月。当ブログも三月目に入りました。
夜七時過ぎに仕事を終えると、自転車で十五分の我が家へ。
帰ったら、今週の土曜にあるケアマネ研修の資料を作ろう…と考えていました。
自宅近くの小さな食品スーパーで、おつまみセットと500mlの発泡酒をひと缶買って帰りました。この程度で酔うことはないし…とタカを括っていたのです。
ところがチビチビと発泡酒をやっているうちに、何とも体がダルくなり気 . . . 本文を読む