食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

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リハビリあれこれ

2009-07-24 | 入居者、家族
今日はA様B様のリハビリの日でした。
お二人は週二回、車で近くの病院にリハビリテーションに出掛けます。
理学療法士によって三十分くらい施術を受けるのです。


私たちの施設でもリハビリに対しては力を入れています。
毎日三十分、筋肉や関節を強化する体操をしていますし、施術者が来園する訪問マッサージもあります。
それらがどの程度の効果が上がっているのか、評価はなかなか難しいものがあります。
まあ、足どりがおぼつかなくなった方の転倒が予防できたり、車椅子からトイレの移乗がつつがなく出来る筋力維持ができれば良いかナ…といい加減なケアマネとしては思っていますが。

リハビリの効果にご本人のやる気が大きく影響するのは確かです。
B様は数ヶ月前に退院したときから、口から食事をせずにチューブで直接胃に入れる「経管栄養」になりました。
しかし、その後の努力は凄まじく、今ではゼリーなどの軽食は口から召上れるようになりました。


今日は、別の面でのリハビリテーションもありました。
それは「ピアノレク」といって、元気な二人のボランティアお姉さんが弾くピアノに合わせて、ホールに集まったご入居者が歌うものです。
もっとも人気のあるレクリエーションのひとつで、参加者も多く、音楽の力は大きいなア…と痛感します。
ボランティアさんたちは「音楽療法」も習っていることもあり、皆さんを巧みにリードして歌と笑顔に誘っていきます。

この世界に入った頃、音楽レクで歌う曲に童謡が多いことに違和感を感じていました。
でも、その考えは一面的であった…と今は思います。
八十代半ばを過ぎた方にとって、子供の頃に歌った歌はとても強力な「情緒の喚起力」を持つようです。それが寮歌や軍歌の場合もありますが、心理の表層でなく、奥深いところに届く力があることは間違いありません。



でも、もっとも力の強いリハビリテーションは、ご家族との面会です。
訪問歯科で強く抵抗をされ、歯科医を手で振り払っていた男性が、奥様が立ち会って手を握ると、猫のように静かになって治療を受けていました。

職員は、どんなに頑張っても家族にはかなわない。
いつも思うことですが。



今日は一日中降ったり止んだりで、気持ちの悪い日でした。梅雨が舞い戻ったようです。
こんな天候のせいか、体調不良を訴える職員も多いし、私も、頭が重いんだよなあ。




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