二丁目のヒコーキ雲 Ⅱ

四季折々の自然  鳥・昆虫・花…

エゴヒゲナガゾウムシ! 《 早すぎだよ… 》

2021年03月17日 | ゾウムシ

近くの公園で…。 (3月11日 木曜日)  ※画像をクリックすると拡大できます。

夏になるとエゴノキに産卵をするために集まってくるエゴヒゲナガゾウムシ。大のお気に入りで毎年その姿が見られるのを楽しみにしているんです。ところが、まだ3月だというのに近くの公園でこのエゴヒゲくんが木の幹にいるのをめっけ! これって、どういうこと? (゜o゜)

ヒゲナガゾウムシ科  エゴヒゲナガゾウムシ(♂)!
エゴヒゲナガゾウムシは、夏にエゴノキの実(種)に産卵します。

 

地面に落ちた種の中で幼虫越冬して…

 

翌年の初夏に蛹になって…。

 

その後羽化して種から出てきます。

 

成虫になるとお相手を見つけて、エゴノキの実(種)に産卵!

 

ざっくりですけど これがエゴヒゲくんたちの一生のサイクルです。

 

じゃ、なんで3月に成虫がここにいるのさ…?

 

調べてみたんですけどよく分かりません。 でも一つ気になる記事が…。

 

休眠遅延という現象があってエゴヒゲナガゾウムシも終齢幼虫の段階で休眠遅延を示す種なんだそうです。 

※エゴヒゲナガゾウムシの休眠遅延 :TAUAnimalEcology(都立大動物生態)を参考にさせていただきました。

 

この休眠遅延と3月の成虫出現が関係しているかどうかは分かりませんが…。

 

この子はこの後どうなっちゃうのかなぁ…! (*_*)

※その後、Nさんが専門家の方に連絡を取って話を聞いてくれました。それによると「近年このような報告が増えていて、暖冬が影響しているようです」…とのことでした。休眠遅延とは直接関係はなかったみたいです。Nさん、ありがとうございました。

以上 2021/03/11撮影 (^^♪

コメント (2)
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