goo blog サービス終了のお知らせ 

こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

ゆれる (2006)

2006年08月29日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境 映画館(シアターキノ) 
上映間 119分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (シネカノン)
初公開年月 2006/07/08
ジャンル ドラマ/サスペンス/ミステリー

写真家の猛(オダギリジョー)は、母の一周忌で帰郷した。父と折り合いの悪い彼だが、温和な兄・稔(香川照之)とは良好な関係を保っている。翌日、猛は稔、そして幼馴染の智恵子(真木よう子)と渓谷へと向かった。智恵子が見せる「一緒に東京へ行きたい」という態度をはぐらかして、一人で自然へカメラを向ける猛。そんな彼がふと吊橋を見上げた時、橋の上にもめている様子の稔と智恵子がいた。そして次の瞬間、そこには谷底へ落ちた智恵子に混乱する稔の姿だけがあった…。


 

(goo映画より抜粋)

すごい、すごいと言われているこの映画が、ようやく札幌にも来ました。
早速、上質なミニシアターのレイトショーに足を運ぶことに。

その日、場内は半分ほどの入りだったように思えましたが、
この映画を観ていると、まるで空気が薄くなったかのような息苦しさを覚えてしまいます。
不思議です。満員でもないのに。

とにかく本当に心が締め付けられるような映画でした。

映画というものは、ここまで人間心理を深く描くことができるものなのか?
その驚きにまたしても言葉を失い、
ただひたすら この物語のどこかに救いを求めつつスクリーンを見つます。

あまりにも違いすぎる兄弟。
傍目から見れば、兄は堅実。そして、弟は自由人。
片田舎に育った二人だったが、当然のごとく兄は地元に残り父の経営するガソリンスタンドを継ぐ。
そして弟は自分の好きなカメラの道で会社を興す。

母親の一周忌で再会した兄と弟は、随分と分かり合っているようにも見えました。
はじめはね。

それがある日の出来事を機に自体は一変します。
というか心の奥に隠れていたもの、いや隠されていたものが一気に表に噴出し始めるのでした。

「あの橋を渡るまでは兄弟でした・・・。」

ぱっとしない兄が、ルックスも良く才能豊かな弟に抱いていた感情。
そして弟がそんな兄に抱いていた感情。
間におかれた女性。
ゆらゆらと揺れるつり橋のように不安定なものが兄弟を結び付け、そこを渡る女性が足を踏み外す。

ここでも香川照之の見事なまでの演技が光ります。
そして、オダギリジョーもひたすら良い。

弟に向かって唾を吐きかける香川。

「自分が人殺しの弟になるのが嫌なだけだよ、タケル。」

兄に向かって逆上し、椅子を投げつけるオダギリ。

あまりに凄い。

張詰めた空気の中 息苦しさはやがて無呼吸に変わり、瞬きすらも許してはくれない。
そしてついに、”事件か?事故か?”の裁判劇は、予想もしなかった形で幕を下ろすのでした。

実はこの映画、韓国でも公開されていると耳にしました。
韓流怪物映画『グエムル-江漢(ハンガン)の怪物』が600スクリーンで公開され
記録的な大成果を収めている中、
この『ゆれる』はたった6つのスクリーンでのみ公開されているにも関わらず
なんと、1万人もの集客を達成したとのこと。
しかも公開後、たったの5日で。

これは凄い。怪物にも噛みつこうと言わんばかりの勢いです!

思えば これほど秀逸な情緒的・心理的な作品は、良く韓国映画で観ていたように感じます。
シチュエーションは全く違いますが、ふと『春の日は過ぎゆく』を思い出しました。
そう考えれば、この映画『ゆれる』が韓国で受け入れられるのも
何となく分かるような気がしてきますね。

吊り橋の腐った板を踏み外したのは、本当は誰だったのか?
兄?彼女?それとも・・・

それに気がつく頃には、あまりにも長い月日が流れていました。

重厚な心理的作品ですが、最後に暖かいものがこみ上げてきます。

 

【作品】ゆれる 【早川 猛】オダギリジョー
【監督/原案/脚本】西川美和 【早川 稔】香川照之
【早川 勇】伊武雅刀
【川端智恵子】真木よう子

 


アンダーワールド (2003)

2006年08月26日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境 こっちゃんシアター
上映時間 121分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ギャガ=ヒューマックス)
初公開年月 2003/11/29
ジャンル ホラー/アクション/ファンタジー
映倫 PG-12

amazonでCHECK! NTT-X storeでCHECK!

ブラックレザーのコートに身を包み、夜の町を見下ろす美女セリーン。ヴァンパイアのセリーンは、長年戦い続けている宿敵ライカン(狼男族)の処刑人だった。ある晩、マイケルという青年医師に出会ったセリーンは、ライカンが彼を執拗に追い続けていることを不審に思う。やがて、マイケルこそが両種族の戦いの鍵を握っているのだと気づき、マイケルが持つ恐るべき秘密を知る。そして、ついに驚愕の過去が明かされるとき、セリーンは本能のままに最後の戦いへと身を投じていくのだが…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

まるで、ヴァンパイヤのイメージ・クリップのようでもありますな。
ダークでスタイリッシュ!
細部に至るまで職人のこだわりアートを感じる作品。

その上、ストーリーもなかなか面白い。実にドラマチックなのです。

汚れに強いが発汗性に難アリそうな黒レザーに身を包んだケイト・ベッキンセイルが
とにかくクールでカッコいい。
得意技は二丁拳銃バンバンバン。そして手裏剣シュシュシュ。
ヴァンパイアだけど、彼女 あまり噛み付かない。

おお!と思ったのは、ヴァンパイア長老:ビクターの復活!
「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」でタコ船長だったビル・ナイが、
この役を演じてますが、こちらは顔がハッキリわかる分、スゴミが増してします。
(ぬるぬるもしてません。)
でも、復活直後のこのメイクは凄いな。VFXの使い方がなりダーク。

長い間続いてきたヴァンパイアとライカン(オオカミ男族)の戦い。
互いの種族の血を今日まで別々に守りぬいてきたが、ついにその血が交わる時が!
さあ大変だ。

嘘、裏切り、陰謀、策略、敵意、愛憎。
人間界にあるものが、ヴァンパイアとライカンの世界にもある。

”不死”を手に入れた彼らは、果たして幸せと言えるのか?
それは永遠に苦しみを味わい続けるだけのことのようにも思えます。

続編の「アンダーワールド:エボリューション」は、この物語をスムーズに引き継ぎます。

 

【作品】アンダーワールド 【セリーン】ケイト・ベッキンセイル
【監督/原案】レン・ワイズマン 【マイケル】スコット・スピードマン
【ビクター】ビル・ナイ

0:34 レイジ 34 フン (2004)

2006年08月24日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境 こっちゃんシアター
上映時間 85分
製作国 イギリス/ドイツ
公開情報 劇場公開 (ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月 2005/07/16
ジャンル ホラー
映倫 R-15

amazonでCHECK! NTT-X storeでCHECK!

パーティを抜け出しロンドンの地下鉄チャリング・クロス駅に向かったケイト(フランカ・ポテンテ)。だがアルコールのせいでホームのベンチでうたた寝をしてしまった彼女は、深夜0:34の最終電車に乗りそこねてしまう。周囲に人もおらず、さらに出口も閉められ、地下鉄ホームに閉じこめられてしまうケイト。すると途方に暮れていたケイトの前に、無人の列車が到着した。思わず乗り込むケイトだが、列車の中で見つけたのは運転手の惨殺死体だった…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

それにしても、この終わり方はケッサクです!
これ程までに恐怖演出を徹底させておきながら、最後にはクスッと笑わせるんだもの。

う~ん。ニクイ、ニクイ。

地下鉄ホームで酒かっくらって(って、ミニボトルだけど)寝ちまったフランカ・ポテンテ。
目が覚めたら周りには誰もいない。
エスカレーターは止まる。改札口は開いたまま、出入り口は閉鎖。

驚くね。何がって、
あちらの方はホームに人が残ってるのも確認しないまま閉鎖するのか?ってこと。
そんなワケはないか。映画の中のコトか。( ̄∀ ̄*)

さて、そんな無人ホームに地下鉄が到着。・・・えっ?
また驚くね。何がって、
向こうの地下鉄って狭いんだね。日本みたいに通路が広々してない!ってこと。
え?違うところに驚くべきだろって? そうだね。
「なんで無人のホームに地下鉄が走ってるか?」ってことだよね。( ̄∀ ̄*)

夢か現(うつつ)か分からぬこの世界。
多くの謎は解決されぬまま、ラストを迎えることになります。

とにかく目を逸らさずやっとこ最後まで観ました。
うーん。実に長く苦しい85分だった。
ワケが分からぬまま映画の中に引きずり込まれ、
気がつけば小イヌに吠えられるシーンでさえ飛び上がってしまうほどビビってる。
殺人鬼の”正体”を観る前に、ちょっと盛り上がりすぎ。

血のニオイを嗅ぎつけて集まるような どぶネズミの大群もまた不気味。
こっちゃんはとうとう手術シーンで気が遠くなってしまった。(正直、意識を失いかけた)

計算しつくされた音響の効果もバツグンに良いし、
ホラーらしからぬビビッドな色彩も、スクリーンにバッチリ映えて逆に魅力的。
そういう意味でこの映画には◎をあげたい。
でも、2回目をすぐ観るかというと、まずそれはない。

繰り返し観るには勇気がいるもんだよね、ホラーって。

とにかく、このオチを観て観て。 まず苦笑するから。
そこに辿り着くまでが辛いっちゃー辛いんだけど。( ̄ー ̄;)ふっ

 

【作品】0:34 レイジ 34 フン 【ケイト】フランカ・ポテンテ
【監督/脚本】クリストファー・スミス

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル (2006)

2006年08月19日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境 

映画館(マイカル小樽)
上映時間 123分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (松竹)
初公開年月 2006/08/19
ジャンル

ドラマ/ファンタジー/ファミリー

近所でも有名なわんぱく少年・花田一路(須賀健太)は、母・寿枝(篠原涼子)とケンカの毎日。そこに父、祖父、姉も加わり、花田家は貧しいながらも賑やかな日々を送っていた。ところがある日、一路はトラックと衝突する大事故に遭ってしまう。悲嘆に暮れる家族を下に見ながら天へと昇っていく一路だったが、女子高生の幽霊・聖子(安藤希)のおかげで奇跡の生還を果たす。しかしその影響からか、一路は幽霊が見えるという怖い能力を授かってしまうのだった。

 

 

(goo映画より抜粋)

これは良いですよ~。いえ。子供向きな映画なんですけどね。
でも、こういう映画で大人たちは泣くわけです。

主演は「ALWAYS三丁目の夕日」で淳之介を演じた須賀健太くん。
何といっても、これは彼あっての映画です。
漫画原作をもつこの作品の主人公:花田少年(以下、一路:いちろ)は、須賀健太くんにピッタリ!
明るく快活で、果てしなく子供らしい。そんな彼の魅力が炸裂します!

幽霊を日常 当たり前に見る事ができる人って、この日本にどれくらいいるんでしょうね?

一路の場合、ある日 自身の不注意で遭遇した交通事故によって臨死体験に至り、
その後、幽霊が見えるようになってしまったようですが、
実際にもそんな生死に関わる経験などによって、そうなるもんなんでしょうか?

やっぱ幽霊って恐いですよね。基本的に。見たらギャー!ですよ、ふつう。

ま、それはいいんですけど。


     《クリックすると大きく読めます》

とにかくこの映画は、はじまってすぐおもしろいですよ。
”ドロ・クエ”とか。”電気掃除機”とか。

壊れたTVにフォークギターをを叩きつけ、母に怒鳴られる一路。
「コラーッ!アタシの青春の遺産をー!」
この映画における篠原涼子は、もう最高のキャスティングです。
もちろん父ちゃん役の西村雅彦も絶品ですよ。

「ウチってなんでこんなビンボーなんだよ!」と嘆き家を飛び出す一路。
「もう、帰ってくんなー!」と母ちゃん。

でもね。そんなキツイ言葉も”愛”のうち。

この花田一家には、たっぷりの”愛情”と、しっかりとした”絆”がベースにあるわけです。

ハッキリ申し上げてこの映画、あらゆるVFX映像は合成感たっぷりの仕上がり。
そこに不満の矛先を向けるような方には、この映画は向かないかと思います。
そこは自分のイマジネーションと、許容力でカバー、カバー。

それよりも何よりも、特撮に頼らない部分の人間ドラマの描き方がめちゃめちゃ良いんですから。
そこを観に行くようにしましょう。

軽く2~3回は”目頭ピーク”に到達します。

あなた。あなたねぇ。泣きますよ、もう。”借り物競争”とか。”セーラー服”とか。
杉本哲太、この映画ではめちゃめちゃいいですねー。


      《クリックすると大きく読めます》

もしね、子供の映画だからと思ってナメている方がいましたら、そう頭ごなしに決めず
ちょっとこの映画も鑑賞候補に入れてみてはいかがでしょうか?
もちろん、小さなお子様と一緒にご覧になれますし。
でも、気がついたら子供そっちのけで、あなた自身が泣いちゃってるかもしれないですよ。

ね。 これなら損なしでしょ?

ただ、この映画で”まゆげイヌ”のジロに過大な期待をしてしまうと、きっとガッカリします。

そ、想像以上に出番が少ない!(つД`)・゜・゜。ああっ、なにゆえ?

花田家のお姉ちゃんの次に影が薄かった。

北村一輝のバカっぷりも結構面白い。さすがキワモノ。アホでも見せ場を作ります。
(クライマックスには顔がスゴイことになってましたけど・・・タコのせいです!)

あの子も、あの娘も、あの人も。
ラストはもう、みんなが大きな家族のように結ばれて行くこの映画。

本当にいいわあ。(*´ー`*)

人の繋がりが希薄になりつつある世の中で、やっぱりこんな映画は貴重だと思うわけです。

さて、ここで問題。「花田少年はこの映画で何回 頭をハタかれたでしょう?」

答えはコチラに→数え切れません。(ドラッグ反転でわかります)

あ、それと。

一路の親友の壮太(そうた)役の男の子も、とても良い演技でしたので 追記しておきます。
子役が良い映画は安心して観れますネ。

 

【作品】花田少年史 【花田一路】須賀健太 【沢井真彦】北村一輝
【監督】水田伸生 【母ちゃん】篠原涼子 【壮太の父ちゃん】杉本哲太
【原作】一色まこと 【父ちゃん】西村雅彦 【吉川のばあちゃん】もたいまさこ
【アニメ】花田少年史 【香取聖子】安藤希


ザスーラ (2005)

2006年08月18日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 110分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (SPE)
初公開年月 2005/12/10
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー

amazonでCHECK! NTT-X storeでCHECK!

兄のウォルターと弟のダニーは、いつもケンカばかり。そんなある日、ウォルターによって地下室に閉じ込められてしまったダニーは、『ザスーラ』と書かれた古いボード・ゲームを見つける。やがて、ダニーがろくにルールも読まずにゲームを始めてしまった瞬間、ダニーたちは宇宙空間へと飛び出してしまう。そんなダニーたちを待ち受けていたのは、故障したロボットやエイリアンの攻撃など、予測不能な危険の連続で…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

タカラでも、バンダイでもどこでもいいから 
試しにこんなボード・ゲームを発売してみたらどうだろうか?

たぶんバカ売れだと思う。ただしクレームの嵐だと思う。

きっと世間は大いに盛り上がることでしょう。
「ウチの子が宇宙に飛ばされた!」「隕石に潰された!」「トカゲ星人に拉致られた!」など、
その苦情の対応に追われるのは、ほぼ間違いなし。

もし市販されたら、こんなトンデモない社会現象になってしまうであろうボード・ゲームが、
この『ザスーラ』なのでございます。
何しろゲーム開始とともに、本当に家ごと宇宙に飛ばされてしまうから、さあ大変!

あまりにヴァーチャルすぎる。

その昔、「ジュマンジ」という同じようなヴァーチャルなボー・ゲーの話があったけど、
あちらはジャングル。こちらは宇宙が舞台となります。
似てるなあ、と思えばそれもそのはず。これ原作者がまったく同じひと。
いわゆる、正当な”続編”にあたる作品なのですね。

ただし、この映画を1995年公開の「ジュマンジ」の焼き直しか?とナメていると
大やけどを負うことになるのでご注意を。
スケール、面白さが桁違いですからっ!

小憎たらしいガキんちょドモの”兄弟愛”をメイン・テーマに、
壮大なボード・ゲーム物語が今はじまった!ってカンジですね。

”流星群”、”コールド・スリープ”、”ロボットの暴走”など、さまざまなアクシンデントが
容赦なく兄弟(+姉)を襲うのであります。

玄関のドアを開ければ、そこはもう宇宙空間。 お家がまるごと浮いている。
さあ、兄弟は無事にゲームを終えて地球に戻れるのか?!

宇宙といっても家の中では電気、ガス、水道のライフラインは確保されているのがミソ。
特にこのようなアクシデントに見舞われなければ、なんだか普通に生活が出来そうだ。
空気や重力だってあるし、テレビだって映る。
ここが妙に可笑しいところでもあります。

この映画には、ちィム・ロビンス(ティム・ロビンス)が兄弟のパパ役で登場します。
自分的には慌てふためくちィムが見たかったのですが、
残念ながらこの珍騒動はパパの留守中に起こってしまうのですね。
ここがまったくもって惜しかった。
ちィムだって、パニクる演技 上手いのに、と思いつつ・・・。

完全にお子ちゃま向けの発想なれど、その映像クォリティは意外なほど高い。
”凍ったお姉ぇちゃん人形”などの素晴らしい美術面も大いに評価したいところ。
いやあ、お見事。お見事。 ぱちぱちぱち

物語の意外性としては、やっぱり”宇宙飛行士”が一番のポイントになりますねえ。
親子鑑賞に臨んだ大人は、子供そっちのけで このあたりで「うっ・・・。」とくるかも。

それにしても、エンド・クレジットに流れるポール・サイモンの名曲”母からの愛のように”は完全予想外。
思わず電気ショックのようにシビレてしまいました。

 

【作品】ザスーラ 【パパ】ティム・ロビンス
【原作】クリス・ヴァン・オールズバーグ 【姉】クリステン・スチュワート
【監督】ジョン・ファヴロー 【兄】ジョシュ・ハッチャーソン
【弟】ジョナ・ボボ

ランド・オブ・ザ・デッド (2005)

2006年08月17日 | しびれるMovie


こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 93分
製作国 アメリカ/カナダ/フランス
公開情報 劇場公開 (UIP)
初公開年月 2005/08/27
ジャンル ホラー
映倫 PG-12

amazonでCHECK!  NTT-X storeでCHECK!

死者たちがある日突然ゾンビ(生ける屍)となって甦り、人間を襲ってはその新鮮な肉を貪り始めた。襲われた人間もまたゾンビとなり、やがて世界にはゾンビが蔓延しはじめ、生き残った人間はごくわずかになってしまう。そんななか、生き残った人間たちは川に挟まれた要塞都市に立て篭もり、ゾンビの襲撃におびえながら暮らしはじめる。そんな人間たちが富裕層と弱者とで対立しがちになった頃、ゾンビのほうには恐るべき変化が現れていて…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

オブ・ザ・デッド”はゾンビ映画の代名詞。
検索すると、「ハウス~」「フォレスト~」「ミート~」「チルドレン~」「レイク~」「ショーン~」...
とまあ、あるわあるわ。
しかしその殆んどは”まがい物”という、これまた節操のない世界でもあります。

そこで怒涛の御本家登場!
それがこの「ランド・オブ・ザ・デッド」なり。

やっぱゾンビ映画はこの人が作らなきゃ始まらない。
ジョージ・A・ロメロ監督
元祖で老舗のこのお方がついに吠えた、ってカンジ。

屍スリラー「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生(生ける屍の夜)」に始まり、
屍アクション「ゾンビ」、屍SF「死霊のえじき」。
この「ランド・オブ・ザ・デッド」は正真正銘その血を受け継ぐ”血統称つき”のゾンビ映画。
言うなれば”新時代ゾンビ知恵比べ映画”といったところ。(なんじゃ、それ?)

あのね。
ホラー嫌いの人に言わせれば、「どのゾンビもいっしょやん!」というところかもしれませんが、
ゾンビ映画にはゾンビ映画の美学芸術性がありまして。
こう、生きながら食われてゆく恐怖ですとか、噛み付かれてしまった後の哀愁ですとか、
はたまた生ける屍の大群にジワジワと取り囲まれる圧迫感ですとか、ね。
そんな演出が何よりも大切だったりするわけで。

この映画はそういう意味で、「面白い、面白くない」以前に
何より”安心感”が得られます。
名匠ロメロ作品を観ているという安心感。

まあ、死人に食われちゃうような映画に、安心感もへったくれもないっちゃないんですが、
本家のゾンビに食われて自分もゾンビになれるなら本望ですよね!(´0`σ)σ 
(・・・ですよね!って、オイ。同意をもとめるな!)

さあ、そんな「ランド・オブ・ザ・デッド」ですが、
この映画の見どころは”御本家ゾンビ”の進化具合
ついにゾンビに指導者が現れます!

仲間を引き連れ海を渡り、銃を乱射する黒ゾンビ(元ガソリンスタンド勤務)。
ゾンビ記念撮影、ゾンビ射的、ゾンビファイトと、
ゾンビをコケにし弄(もてあそ)ぶ人間ドモに窮地が訪れます。

ゾンビ以上の曲者、
ジョン・レグイザモデニス・ホッパーがバリバリ出ちゃってるのがまた(*`д´)bグッ 、なのね!

それにしても自分・・・。  こんな映画に★★★★★。

アカン、もう完全にホラー体質に戻っとるがな~。(つД`)・゜・゜。ハラホロヒレハレ

 

【三部作につづく新作】
ランド・オブ・ザ・デッド
【監督/脚本】ジョージ・A・ロメロ
【リビング・デッド・プロジェクト第3弾】
死霊のえじき
【リビング・デッド・プロジェクト第2弾】
ゾンビ
【リビング・デッド・プロジェクト第1弾】
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/
ゾンビの誕生

シムソンズ (2006)

2006年08月05日 | しびれるMovie


 

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 113分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (ドリームステージピクチャーズ=
アットムービー・ジャパン=
エスパース・サロウ)
初公開年月 2006/02/18
ジャンル 青春/ドラマ/スポーツ

amazonでCHECK ! NTT-X storeでCHECK !

北海道にある小さな町、常呂町。その町の高校に通う和子は、刺激のない平凡な日々に不満を抱いていた。でも、そんな不満を解消する術も見つからず、今日もまたいつもの喫茶店で親友の史江とお喋り。そんなある日、長野冬季オリンピックに出場した町のヒーロー、加藤真人が常呂町で凱旋試合を行うというニュースを見た和子は、大喜びで応援に行くことにするが…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

カーリングって4人で1チームって知ってました?
これは、底抜けに明るく元気な女の子たちがカーリングに賭けた青春物語

作りは若々しく軽いけど、これが結構楽しめちゃうのでございます。
しかも、この映画を観ればカーリングのルールまで習得できるというオマケ付き。
カーリングがやりたくなってしまいます。

おもしろそーッ!

なんたってコレはモトが実話。
舞台になる常呂(ところ)町はもちろん、北海道に実在する小さな町です。
2002年のソルトレークオリンピックに出場したカーリング女子日本代表チーム。
その名も『シムソンズ』!

名前の由来はただの勘違いですが、
その勘違いに後から無理矢理意味づけされるのが可笑しいですね。

佐川e-コレクトCMの加藤ローサ  メニコンCM、なっちゃんCMの星井七瀬らを中心として
笑いどころがふんだんに用意されたドタバタのカーリング・サクセスストーリー
が繰り広げられます。

その世界にまったく無縁の女の子が、明るくどっぷり浸かって行くサマは
さながら カーリング版の「スウィング・ガールズ」といったところ。
これまた「なんが いぐねぇ?」ってカンジです。

はじめは加藤ローサのハイテンション・モードにちょっと戸惑いますが、
最近、道外でのメジャーな活躍が目立つ大泉洋がコーチ役として登場してから
話はオトボケ度がぐぐんとアップ!
ここらへんから 俄然面白くなります。
彼、今回は”合コンマニア”のコーチ役。六本木限定の合コンマニアだそうで。(笑)
すっとぼけたキャラがここでも生きてますねー。

でもね。
笑いながら観てるとこれが結構ウルッ!とくる場面にも遭遇するのね。

どこのチームとやっても0点続き。
「勝つのではなく、1点を取ろう!」と続けたシムソンズ。
”ストーンは4人で投げるもの”だと知りました。

チームを支える友情をベースにカーリングを楽しむ女の子の奮闘ぶりに
思いっきり感情移入できちゃいます。

シムソンズは、カーリングというスポーツを心から楽しんでいたチームでした。

 

【作品】シムソンズ 【和子】加藤ローサ
【監督】佐藤祐市 【コーチ】大泉洋
【脚本】大野敏哉
【挿入歌】JUDY AND MARY

死霊のはらわた (1983)

2006年08月02日 | しびれるMovie


こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 86分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ヘラルド)
初公開年月 1985/02/
リバイバル →JVD-2003.2.8
ジャンル ホラー
映倫 R-15

amazonでCHECK ! NTT-X storeでCHECK !

休暇を郊外で過ごそうと山中の別荘を訪れた5人の男女が、そこで見つけた“死者の書”という奇妙な本とテープレコーダーに録音されていた呪文を紐解いたために邪悪な死霊が復活。次々と若者たちを血祭に上げていく。

(作品死霊、もとい資料より抜粋)

キミがいるからボクがいる。死霊がいるからキミがいる。見知らぬ死霊と見知らぬアナタ。
仲をとりもつ死霊DEデ~トぉ!いらっしゃあ~い♪ (*o☆)\バキッ!ヤメナサーイ!

とにかくね、これを観た後 肉料理と牛乳だけは控えたくなります。

視覚的、聴覚的、味覚的にまで精神にダメージを与える見事な出来栄え。
個人的には「ここがB級の頂点」とも呼べる作品です。

「スパイダーマン」のサム・ライミ監督が
低予算の上、ど素人の俳優5人だけをメインキャストに起用し、
あとはチープな映像、音響のみで作り上げた快作ですね。
しかし、そのソツのない演出には目を見張るものがあります。

これでもか!これでもか!と襲い掛かる”生きゾンビ”と”死にゾンビ”。
ひとりで立ち向かうヘナチョコ兄貴。
「出るぞ、出るぞ。出た~~~!」の繰り返し。

我を忘れたかのような俳優の演技が物凄いんです。

何かと濃い86分間のはじまり、はじまり~。

最初観たときは飛び上がる!
しかし2回目以降は、何故かちょっと笑える。
     ・・・こんなホラーも そうないですね。
きっと10回も観ると、もう感覚が麻痺して爆笑状態に。

軽く20年以上は前の作品なので、もちろんチープな映像は覚悟の上観なければいけませんが、
サム・ライミの映画作りの上手さは ここにも沢山観ることが出来ますよ。

やりすぎっちゃーやりすぎですが、そこがまたこの映画の売り。
これ、”根”はとっても明るいお茶目なホラーなのですよ。

こういう映画は、おともだちや恋人ときゃーきゃー言いながら観ましょう。
そしてオチを観て、「結局 何だよ、それ!」とみんなで言いましょうね。

 

【作品】死霊のはらわた
【監督/製作総指揮/脚本】サム・ライミ  
 
 

椿三十郎 (1962)

2006年08月01日 | しびれるMovie


こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境 こっちゃんシアター
上映時間 98分
製作国 日本
初公開年月 1962/01/01
ジャンル 時代劇/アクション/ドラマ

amazonでCHECK !   NTT-X storeでCHECK !

若い侍たちが、代官の贈収賄事件に関する話し合いのため、とある寺に集まっていた。領主は江戸に上がっている最中。彼らはその件を家老の一人に相談するため、そこで待ち合わせをしていたのだった。だが、たまたま寺の奥に寝ていた素浪人・椿三十郎は、疑問を抱いて口を挟む。『家老も怪しい』という三十郎の言葉に若者たちは耳を貸さないが、案の定、寺は大勢の敵に囲まれていた。彼らを助けた三十郎は、行きがかり上、若者たちに加勢することになり…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

突然、黒澤映画を観ました。
「何をいまさら」と言われるかもしれませんが、これが面白くて面白くてたまらんち。

40年以上も前の映画でバカウケなのでございます。

とにかくユーモアがたっぷり。
”斬った 斬られた”の侍の話ながら、
椿三十郎以外の登場人物は、アホとマヌケのオンパレードというのがツボ。
悪人どもの策略に事アルごとにまんまと乗せられ、思い込む。
仕舞いには敵方の人質といっしょに手を取り 踊り出す。

「あんたら、それでよく今まで斬られずに・・・」と思うほど お人好し侍。

ピンチ、ピンチとなるたびに椿三十郎が「おめえらバカか!」と抑えに入るのですが、
良く考えればこれはボケとツッコミ。 ・・・もはやコントやん!

個人的にはもう”サムライ・ぷちコメディ”と認定。

十分、今に通じる笑いなのが凄い。

アホがいっぱい登場する映画は、こっちゃんにとってなによりのご馳走。
アホ連中には妙な親近感が湧きます。

ここで知ってる俳優といえば、
もはや三船敏郎、加山雄三、仲代達矢、田中邦衛くらいしかいないのですが、
それでも十分楽しめました。
みんな笑っちゃうほど若いので、面影を探しているだけでも楽しいし。
もちろん三船敏郎の存在感はこの中では圧倒的!
座ってるだけでも絵になるし、口を開いたときの説得力が物凄い。ハンパない。

それに、ストーリーと演出が圧倒的に面白いからね。

映画全体は98分という短さもあって、テンポが実に良い素晴らしい出来でした。
ここに無駄は一切無いかのようにも思わせます。

とにかく最大の見せ場、三船と仲代の一騎打ちまでペロッと観ちゃいますね。

”椿三十郎”の名前の由来にはちょっとビックリ。 なるほど。
これってただの思いつきでしたか。
そんないい加減なネーミングだったとは、露知らず。
そして名前のモトとなった”つばき”の花が上手くストーリーに絡むあたりが何とも心憎いですねえ。


「どんどん黒澤映画を観たい」と思わせる一品でした。

これ”黒澤入門編”にいいかも。

 

【作品】椿三十郎 【椿三十郎】三船敏郎
【監督/脚本】黒澤明 【室戸半兵衛】仲代達矢
【保川邦衛】田中邦衛
【井坂伊織】加山雄三

箪笥-たんす- (2003)

2006年07月27日 | しびれるMovie

 

こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 115分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (コムストック)
初公開年月 2004/07/24
ジャンル ホラー/サスペンス/ミステリー

amazonでCHECK !  NTT-X storeでCHECK !

ソウル郊外にたたずむ静かな一軒家に、美しい姉妹がやってくる。長期入院していた姉妹を2人の継母は笑顔で迎えるが、姉は継母を毛嫌いし、妹は少し怯えていた。その夜、妹は部屋に何者かの気配を感じ、怖くなって姉のベッドにもぐりこむ。姉は妹を優しく守るが、妹は恐ろしい悪夢にうなされるようになっていった。それと同時に、この家では不可解な現象が起こりはじめ…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

あのスピルバーグ氏が、高値でリメイク権をゲットしたということでも話題になった韓国ホラー。

普通に「タンス」とか可愛く「たんす」なら良いものを、なまじ『箪笥』などと書くから恐い。
恐くて開けられない。

嫌味なママハハ、物静かな父、そしてこの家。全てが変だ。
不気味な演出がホラーとしてはなかなか小気味良い。
しかし怖さの演出よりもサスペンス&ミステリー調子のノリが根底にあり、
その結末がまたしても切なくなってしまうというのがミソ。

取り乱す客人、時折り現れる幽霊...。
いったいどこまでが現実でどこからがそうではないのか?

すべては”箪笥”に秘密が隠されているというお話。

美しい姉妹のお姉さんは「アメノナカノ青空」のイム・スジョン
妹役は「マイ・リトル・ブライド」「ダンサーの純情」のムン・グニョン
父親役は「トンケの蒼い空」のキム・ガプス

そして継母。「H(エイチ)」「カル」とキテる映画で光るヨム・ジョンア
これが上手い!
姉妹二人に目を奪われがちだけど、
この映画は彼女なしでは成立しないのが良く分かります。

観終わって思えば「やっぱり」の結末ではありますが、この演出は個人的にストライクゾーンど真ん中!
お陰で”仕掛け”が分かった後でも思い出すたびリピート鑑賞している作品。
ちなみに今回の鑑賞は5回目です。
「ボイス」と並んで大好きな韓国ホラーなんですよ。

真実は心霊現象よりも恐ろしく、残酷でそして悲しい...。

「お前はこの瞬間を一生後悔する!」は、あまりにも生々しいセリフ。
箪笥だけでなく、台所の下とかも怖くなるのがこの映画のミソです。

 

【作品】箪笥<たんす> 【姉】イム・スジョン
【監督/脚本】キム・ジウン 【妹】ムン・グニョン
【父】キム・ガプス
【継母】ヨム・ジョンア

恋は五・七・五! 全国高校生俳句甲子園大会 (2004)

2006年07月26日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 105分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (シネカノン)
初公開年月 2005/03/26
ジャンル 青春/コメディ/ドラマ

amazonでCHECK !  NTT-X store でCHECK !

帰国子女の治子は、学校でどこか浮いた存在になっていた。マコは外見重視のチアガール部をクビになり、山岸は野球部の万年補欠。そして不思議ウクレレ少女のPちゃんと、寡黙な写真部員のツッチー。性格も立場もバラバラの5人だったが、ある日、ひょんなことから"俳句甲子園"を目指すことになる。山岸以外は全員が俳句のはの字も知らない素人だったが、気弱な顧問マスオちゃんとともに、俳句部を創設することになり…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

監督は「かもめ食堂」「バーバー吉野」の荻上直子。
これまたクスッと面白い映画です。
ドッカン!ドッカン!という笑いよりも「何やってんの!」と、口元が緩む感じ。

それまで全然 俳句に縁のない高校生が、
統廃合で校舎が消える前に一花という校長の思惑に流されて
俳句甲子園”を目指すハメに。

となれば、普通じゃ終わらない予感。
青春を”夏季限定”で俳句に賭けるというこの微妙な面白さが心をくすぐります。

「かもめ食堂」で荻上さんのファンになった人は絶対観た方が良いですよ。
笑いながら観終わると、最後に清清しい気持ちが残ります。おすすめ!

主演は「8月のクリスマス」の関めぐみ。絶対この映画の方がキャラ合ってますね。
あと「運命じゃないひと」の中村靖日がイヤミな高校生役で登場するのも見ものです。

どこが笑いのツボにハマるかは人それぞれでしょうが、こっちゃん的にはやっぱ
「と、と、とっととと、とっ・・・」や、「あ、ああ、あ、あ、ああっ・・・」でしょうか。
これサイコーですよ、もうッ!(笑)

それでは最後に一句。
    『関めぐみ 片恋に逢ひ 白パンツ』  こちゃ(図書館にて・・・)

 

【作品】恋は五・七・五 【高山治子】関めぐみ
【監督/脚本】荻上直子 【なかむら】中村靖日
【校長】もたいまさこ
【爺ぃ】柄本明

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (2006)

2006年07月18日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★★★

映画館(先行上映)

製作国 アメリカ
公開情報 ブエナビスタ
初公開年月 2006/07/22
ジャンル アドベンチャー/アクション/コメディ

前作で、不死の海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返した孤高の海賊ジャック・スパロウ。自由な大海原に船出したはずの彼の前に、逃れられない宿命が立ちはだかる。それは、今から13年前のこと…ジャックはブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引き換えに、船乗りたちが最も恐れる“深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズと「血の契約」を交わした。そして今、その“契約期間”は終わり、ジャックの魂を取り立てるため、巨大な闇の力が海底をうごめいていたのだ。“悪魔の裏もかくことのできる男”といわれたジャック・スパロウだが、今度こそ彼の命運は尽きようとしていた…。(goo映画より抜粋)


 

知らんかった。この『ぱいかり2』が一話完結でなかったことを。
今さら何言ってんだろワシ。

テカ、(* ̄◎ ̄*)エライトコデ オワッテンジャン コレ

この映画の最大の魅力は、
ジャック・スパロウという愛すべきキャラクター。
正直、これこそがこの映画の肝。

とにかくこのキャラクターを世に生み出してしまったということは、
エピソードが無限に広がる可能性を
その手にゲッツ(σ・∀・)σ したも同じこと。
あとは作り手の想像力を肥やしにして
”彼”はドンドンと成長する。
そしてキャラが一人歩きをはじめるのでしょうね。
いや。もうしてますね、とっくに。(笑)

まぁ今回も笑わせて頂きました。

こっちゃんが一番気に入ったのは、”水車の決闘”ですね。

これにはハラハラしながら大爆笑。

いやいや、なにね。
船がバキッ!と二つに折れて海に呑み込まれるよりも、
海中からザバッ!と船が浮かび上がってくるよりも
(潜水艦じゃあるまいし)、
こっちの方がよっぽど こっちゃんには収穫です。

もうね、これは大仕掛けのコントですよね。

個人的には日頃あまり誉めることのないブラッカーマーFilmですが、
この『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズについては
結構、別格扱い。

ジョニー・デップというよりもジャック・スパロウが好きなんですね、きっと

あ、ファンの方々に刺される前に弁解申し上げますが、
もちろんジョニーも好き。そう、好き好き。(^-^; ホントダヨ
でもね、この作品を観てるとジョニー・デップが演ってる
ていうのをちょくちょく忘れちゃうんだなぁ。

それだけキャラつくりが上手いンだろうね、ジョニーさん。
きっと彼以外にジャック・スパロウを演じきれる人もそういないでしょう。

どこぞのドランカーか? はたまた手に負えないジャンキーか?
いつもラリってるかのような彼の言動からコンセプトは掴みにくく、
本心もまた見えにくい。
ただ、のらりくらりとやってるように見えても度胸だけは据わってる。

処刑だの、対決だの、生贄だの、転落だのと
何度も何度も命を落しそうになるのに、
いつも口八丁手八丁のその場しのぎと
紙一重のタイミングで生き延びる。

どこまで計算しているのか?
てか、絶対してない。 何も考えてない。
なのにいつも助かるのが可笑しい。

ただ単に近年稀にみる強運の持ち主。

『ぱいかり2』では、そんなジャックをまたまた堪能。

こっちゃんにとってこの映画は”期待以上”のものだったかどうかは微妙。
でも”期待通り”のものではあったと言えます。

何しろ前作で”パーレーツ・オブ・ガイコツ”を観ちゃってますからね。
別に今さらタコ船長が出てきても「わっ」と驚かないわけです。

 

でもこのタコがパイプオルガンめちゃめちゃ上手い!
見かけによらないすんごい特技。 

正直、そっちに驚いた。( ̄∀ ̄*)

 

それはさておき。

この映画を観る前に、絶対前作を観ておくほうが良い。
    でなきゃ”靴ヒモのビル・ターナー”をすんなり受け入れられない。

もちろんその時にエンドロールの後までシッカリと観ておくほうが良い。
    でなきゃモンキーが”不死身”である理由も分からない。

最も恐ろしいのは、前作を観てないと
「ラストのあの人は誰?」などと口走ってしまうこと。
当然ながら「え”ええぇぇぇぇーっ?」という驚きなど全く湧き上がらない。

だから前作は絶対チェックしておくべきでしょうねえ。
そして今回もエンドロールの後までキッチリ観るべきです。
最後までクスッと笑わせてくれますから。

あともう一つだけお気に入りのこのシーンのことを。

キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスとジャックの再会。
ジャックはエリザベスの顔を見るなり「ラム酒を隠せ」と船員に。

燃やされてるからね、前回。(笑)

こんな抜け目のない子供みたいなところが
こっちゃんの心をつかんで離さないのだな、きっと。

またまた素敵でしたよ、ジャック・スパロウ。
おっと”船長(キャプテン)”でしたね。これは失礼。

「キャプテン・ジャック・スパロウ」(笑)

 

【作品】パイレーツ・オブ・カリビアン
/デッドマンズ・チェスト
【ジャック】ジョニー・デップ
【作品】パイレーツ・オブ・カリビアン『1』 【ウィル】オーランド・ブルーム
【製作】ジェリー・ブラッカイマー 【エリザベス】キーラ・ナイトレイ
【監督】ゴア・ヴァービンスキー 【タコ船長】ビル・ナイ

犬神家の一族 (1976)

2006年07月14日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境

★★★★★

こっちゃんシアター

上映時間 146 分
製作国 日本
公開情報 東宝
初公開年月 1976/10/16
ジャンル ミステリー/サスペンス

amazonでCHECK !  NTT-X storeでCHECK !

戦後間もない信州の片田舎。戦前から"製薬王"として名を馳せた犬神佐兵衛が他界し、遺された犬神家の人々にその遺言状が公開された。だが、佐兵衛の莫大な遺産を相続できるのは、3人の孫のうち佐兵衛の恩人の孫娘・珠世と結婚した者に限るという内容だった。そのため珠世を巡り激しい争奪戦が繰り広げられ、やがて過熱した相続合戦が凄惨な殺人事件を引き起こす。調査の依頼を受けた探偵の金田一耕助が、遙々東京から事件解決のためにやって来るが…。

(NTT-X store 商品解説より抜粋)

仮にタイトルが『佐藤家の一族』とか、『佐々木 一家』だったらどうだろう? などと考えてみる。

・・・別におどろおどろしくない。

これなら『間宮兄弟』とそんな変わらない。むしろホノボノしてしまう。
やっぱり「犬神家」だから怖いのだ。
「犬家」だったらこっちゃんも一族に入れたのに。・・・残念!と思いつつ。(なんのこっちゃ)

とにかくね、これは本当に良く出来た話です。
一通の遺言状に端を発する骨肉の争い。欲にまみれ、血縁までをも血に染める。
わお!人間て素敵だね。 コラッ! (*o☆)\バキッ!(はしゃぎすぎ)

家宝を使った連続殺人に、半ば興味本位とでも思える推理で深入りしてゆく金田一耕介。
この役は石坂浩二にピッタリ。

頭を掻けばフケが落ちる。飯をツマミながら家計図を描く。
全てが明かるみになった時、得意の「しまった!」。
そしてまた行き先も告げず去ってゆく。

この作品、2006年12月にリメイク公開されます。
女優は変わるも、主演は本作品と同じ石坂浩二。そして市川昆自ら再びメガホンを取る。

かなり本気印のリメイクのようですね。絶対に外せません。

 

【作品】犬神家の一族 【主演】石坂浩二
【監督】市川昆 【ブルーリボン助演女優賞】高峰三枝子
【原作】横溝正史
【パクリ・ネタ】トリック

テキサス・チェーンソー (2003)

2006年07月07日 | しびれるMovie

 

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 97分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (日本ヘラルド映画)
初公開年月 2004/03/20
ジャンル ホラー
映倫 R-15

amazonでCHECK!  NTT-X storeでCHECK!  

1973年、8月18日。テキサスを走る1台のワゴン車。エリンを始め5人の若者が楽しい旅を続けていた。途中、道端を放心状態で歩く少女を発見。心配した彼らは少女を車に乗せるが、『みんな死んでしまった…』という謎の言葉を残し、少女は自らの頭を打ち抜いた。血まみれのワゴンの中で混乱する5人は、近くの給油所に駆け込むのだが、保安官は近くの製粉所まで死体を運ぶように告げる。5人は何も知らず、恐るべき惨劇の待っている製粉所へと向かう…。

(NTT-X store 商品情報より抜粋)

このチェーンソーの使い方は正しくないと思います。

さて、始まって早々「まじかよ?」と言いたくなるこの映画。
これはとんだ恐怖の祭典ムービーです。

テンポの良さ、恐怖感の盛り上げ方、どちらを取ってもソー・グッド!
しかし「ホラーで涼もう!」と思っていても、
前半は蒸し暑さが伝わってくる演出なので、そういう意味では余計に暑くなってしまいそう。
その代わりと言ってはなんですが、死臭がこちらに臭ってきそうな雰囲気が
特典として付いてきますので。

ホラーにおけるサービスとはこういうことなんでしょうか。
やりすぎにも感じますが。

そんなこんなで涼しくなるのはほとんど終盤に差し掛かってから。

「アルマゲドン」のマイケル・ベイがプロデュースを担当しているのがちょっと意外な感じもしますが、
観終わるとこれも彼なりの娯楽作品だとハッキリ分かります。
目を覆いたくなるほど痛々しいシーン満載なのに、不思議なほど後に残らない恐怖感。
思ったより描写もキツクありませんね。(脳みそがちょっと飛び散る程度です)

観てるときだけ痛くて怖い映画なのですよ これ。
ただしチェーンソーの音だけは しばらく耳に残ります。

「お願いですから誰か、だれか正しいチェーンソーの使い方を教えて下さいー!」by 朔太郎

ひーとみーを閉ぉーじて~♪

 

【作品】テキサス・チェーンソー 【製作】マイケル・ベイ
【オリジナル版DVD】悪魔のいけにえ 【監督】マーカス・ニスペル
【おもちゃ】悪魔のいけにえ 【ホラークイーン】ジェシカ・ビール
【書籍】悪魔のいけにえ

 

 


DEATH NOTE デスノート 前編 (2006)

2006年07月03日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境  映画館
上映時間 126分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (ワーナー)
初公開年月 2006/06/17
ジャンル サスペンス/ホラー/犯罪

名門大学に通い、将来の警視総監を嘱望される天才・夜神月(やがみライト:藤原竜也)。彼は偶然手に入れた、名前を書かれた人は死んでしまうノート“デスノート”を使い、法で裁かれない犯罪者を次々と殺していく。その目的は犯罪のない理想社会の実現だ。一方ICPO(インターポール)は犯罪者の大量死を殺人事件と考え捜査を開始。世界中の迷宮入り事件を解決してきた謎の探偵・L(松山ケンイチ)を捜査に送り込んできた。そして月とL、2人の天才による壮絶な戦いが始まるのだった・・・。

(goo映画より抜粋)

恋人を殺された恨みを抱き、藤原竜也の前に立ちふさがった瀬戸朝香は言った。
「わたしの名前はミソラ...ミソラひばりよ!さぁ殺しなさい!」 

こらっ!それも偽名だろっ!(*o☆)\バキッ!

 

正義はどこまで正義であり続けられるのか?
そして いったい何を基準に正義と呼び、何処から先がそうではないのか?

この映画を観た後には、感想を書くネタに困らないほど数々の疑問が湧いてきます。

とにかく、面白い!この映画。
原作は『週刊少年ジャンプ』に連載された超人気コミック。
何でも売り上げ1500万部を超えたカリスマ・コミックとのこと。
「とのこと」というのは、もちろんこのコミックを読んだことがないからです。

そんなカリスマ作品映画、話の中身は単純明快。分かり易い故に深みにハマる。
こんな面白い物語を今まで知らなかった事を公開すると同時に、
「ああ、知らないまま映画を観れてヨカッタぁ~!」という喜びも同時に湧き上がる。
なんともまぁ、複雑な気分ね。

というわけで、今回の感想もあくまで原作を知らないまま書き綴るわけなのでございますが、
そんな視点からモノを言わせて頂ければこの映画のキャスティングは実に見事!
主人公の夜神月(やがみライト)役の藤原竜也クンは
まるでこの役をやるために生まれてきたかのようなフィット感があったし、
対する、L(エル)役の松山ケンイチくんもお見事なキャラ作り。
八神を”連続大量大量殺人犯”と睨(にら)み、捜査でみっちり追い詰めていく
異色な謎の青年名探偵に成り切っています。

Lのキャラ的奇行で驚くのは何と言ってもその甘いもの摂取量
原作でもこんなに甘いものばっか食ってたんでしょうか?
とにもかくにもハンパじゃありません。

まずはコーヒーに角砂糖をドボドボ。(おい!今いったい何個入れた?)
そんなコーヒーをチュッパチャプスでかき回す。(おい!それも甘いヤツだろ!)
あと他に口にするのはドーナツ、ケーキ、えとせとら....。

次から次へと食べる食べる。
まるでこの部屋で”全国甘いもの見本市”が開催されているかのよう。

甘いものをご飯代わりに食いそうなキャラに出会ったのは
『下妻物語』のフカキョン以来です。
いくらなんでも食いすぎだろ!とツッコみたくなりますね。

甘いものはキライじゃありませんが、なんせ、観ているこちらがウエッときそうなくらいお召し上がりになる。
もしかしたら今現在ダイエットで甘いものを控えられているご婦人方などには
この辺が描写的にキツイ部分かもしれません。

くれぐれもご注意を。

さて___。このノートに名前を書かれた者には必ず死が訪れる。
”デスノート”とはそんなノートだそうでして。

「デスノート」と言っても別に「~デス。」で書き終わらなくても良いというのは助かります。
殺す相手の顔を思い浮かべながら名前を書くだけでOK!
たったこれだけで、ターゲットの心臓発作を誘発させる。

退屈していた死神が使用する恐怖の文房具は、人間が手にするにはあまりにドギツイ。
悪の蔓延(はびこ)るこの世にあえて落とすというのは、あまりにやりすぎです。
なんと恐ろしいパワーを持つアイテムなのか。

何百人、何千人という人間の殺人が自宅に居ながらにして実行出来てしまう恐怖のノート。
それが「デスノート」
・・・デス。(言っちゃった)

しかも死に至るその過程は意外なほどに迅速&スムーズ、そして確実。
オーダーから実行まで全てが滞りなく進行します。
さらに成功率は100%!

しかもこんなスゴぉいノートなのにも関わらず、ご丁寧に”使用上の説明書”つきの親切設計。
これなら初めての方にも安心

まぁ今の日本は「平和、平和」と言いながらこんな状態です。
デス・ノートを欲しがる人は意外に多いのかもしれません。

もし仮に誰かが司法に絶望し、ヤケクソの雨の中、六法全書をゴミに投げ捨て、
ずぶ濡れで「ちきしょー!」などと叫んでいたまさにその時!
道端に落ちているデスノートを見つけたら・・・。そりゃ迷わず拾うでしょう。

ただ、そのときはくれぐれもこのノートのはじめに書かれた”HOW TO USE IT”をシッカリ読み、
その後起こることの影響を十分考慮された上で御使用を始めて頂くことを願ってやみません。

こんなノートをまかり間違って”住所録用”なんかに使われたらそりゃ大変ですからね。
知り合いが片っ端から亡くなってしまう。
そこにこっちゃんの名前があった日にはアナタ・・・。おお、怖ッ!((((>ω<))))ぶるるっ!

とは言っても、これは架空のお話。本気でそんな心配をする必要もないわけで。
これは漫画世界から飛び出した、とんでもない死神のイタズラ物語なのです。
イタズラをする死神が いた ズラ・・・ナンチャッテ。 (¬д¬。)シラーーーー

ま、ダジャレはともかくね、
この『デスノート 前編』本当に面白い映画でした。

しかーし!これはあくまで【前編】のみ。物語はまだ何も解決してはいません。
今振り返れば、いったい2時間超もかけて何をやってたのか?とも思うのですが
あまりのオモシロさに時間の観念なんてスッカリ飛んでしまってました。
何でも【後編】の公開は、今年の11月の予定だそうですね。

(○ ̄ ~  ̄○;)ウーン 待ち遠しい...。

 

聞くところによると、この映画の影響によりコミック全巻をアマゾンで”大人買い”するという方が
静岡地方のごく一部、いや約一名発生したらしいですが、(笑)
先を見たくなる気持ちは大いに分かります。
でも、こっちゃんは【後編】の公開まで白紙のままひたすら待ちます。
「映画は読む前に観る。」これが信条なので。

公開後、日本の映画ランキングでも堂々TOPを奪い取ったこの【前編】。
きっともうご覧になった方は多いのでしょうね。まだ観ていない方には大いにオススメします。
あまりに突飛な設定で、大胆な展開ではありますが、
この映画が人を惹きつける理由がきっと分かると思いますよ。

警察自身の汚職。誤認逮捕。凶悪犯罪者の不当判決。
日本の治安がいつまでもそんなものに振り回されている中、
このノートを手にした若者は心に”正義”を持つ天才青年でした。
だからはじめは自分の中の”正義”に従って、犯罪者のみを裁く。
しかしこれは善行と言えるのか? それともやはり悪行なのか?

いつしか大量殺人者とも呼ばれ、また同時に救世主「キラさま」として扱われる夜神月。
そのうち彼の”正義”は形を変え、悪を裁くはずの”道具”は
自分の身に降りかかる火の粉をも払い落とすために使われて行く。

【前編】はまさにそんな彼と、名探偵L の本格的な勝負が今まさに始まろうか!
という場面で終わってしまいます。
この区切りのつけ方が心憎い。(気になるじゃないか!)

さあ、夜神月の前に現れたL の手にご注目!
甘いもの好きの意味が、ココで効いてくるワケですね。

上手い!

これによってもちろん【後編】も期待大。これは絶対観ないと。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(調味料じゃありません)の主題歌『ダニー・カリフォルニア』も
見事にこの映画のイメージでしたね♫

【楽天】
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ/ダニー・カリフォルニア レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
/ダニー・カリフォルニア

全世界で800万枚を売り上げたモンスター・アルバム『バイ・ザ・ウェイ』以来、実に4年ぶりとなるレッド・ホット・チリ・ペッパーズの『ステイディアム・アーケイディアム』からの1stシングル。

 

ところで。

この映画を観ると、その後、ある後遺症に悩まされるかもしれません。
凶悪犯罪者の死。有名政治家の死。毒舌コメンテーターの死。
そんなニュースをTVで知ったアナタ。

そんなものが今後は全部”デスノート”のせいに思えるかも・・・よ。

これ、ネタ切れに悩むハリウッドがリメイクしたがるだろうなぁ。( ̄∀ ̄*)

 

《2006.08.30記事一部改訂》

【作品】DEATH NOTE デスノート 前編