こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

バーバー吉野 (2003)

2006年06月30日 | いかすMovie

こっちゃんポイント ★★★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 96分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (ユーロスペース)
初公開年月 2004/04/10
ジャンル ドラマ/コメディ

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その山間の小さな町を訪れた人は、そこに住む子供達が皆同じ髪型をしていることに気づくかも知れない。それは、子供達全員の髪を例外なく同じ人が切っているからだった。『バーバー吉野』の "おばちゃん" が手がけるその髪型は "吉野ガリ" と呼ばれる奇妙なものだったが、他の髪型にするなんてことは、子供達もおばちゃんも考えもしないし、そもそもそんな発想がなかったのだ。しかしある日、東京から坂上君という茶髪の転校生がやってきて、子供達の心は揺れるのだった…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

右を向いても左を見ても、子供はみんな”吉野刈り”。
子供はやっぱり吉野刈りに限ります。ってなんじゃソレ?

そんな町にある日やってきた東京からチャパツでナウな転校生。

教室の男の子の髪を見て、ヒク転校生。
予想通り、教師からもクラスの男の子からも”吉野刈り”を薦められるのですが・・・。

なんという設定の上手さ。
これは「かもめ食堂」の荻上直子監督の作品です。
もたいまさこさんが出てることもありますが、『かもめ食堂』に似たユルさが全編に漂いますね。
あ、東京からの転校生は「カナリア」主演の石田法嗣くんです。

町に床屋は一軒のみ。他に選択の余地なし。
町の慣わしに反抗する東京っ子と、シキタリに従わせようとする大人たちを通して、
「伝統ってなんぞや?」と語りかけてくるような映画です。

「なんで皆んな同じ髪型にしなきゃならないの?」「だってそう決まってるんだもん。」

異性への興味は日々高まり、色気づく少年たち。
秘密基地でエロ本を「坂上文庫」と分類し、みんなで食い入るように見る姿がとても愉快。
少年たちは色んなものを吸収し、色んなことを考えて成長してゆく。
イジメはないけど伝統はある。
そんな町がチョットずつ変わっていくサマが面白いです。

荻上さんですから、どかーん!とくるような映画ではありませんが、これ良いですよ。
観れば観るほど味が出てくるスルメのような映画です。

でもね、この映画の”あずさ2号”のメロディは間違っていると思います。

 

 【作品】バーバー吉野  

エイリアンVSヴァネッサ・パラディ (2004)

2006年06月29日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント ★★★
鑑賞環境 こっちゃんシアター 
上映時間 91分
製作国 フランス/ドイツ/イギリス
公開情報 劇場公開 (ギャガ・コミュニケーションズ
=トルネード・フィルム)
初公開年月 2005/10/08
ジャンル コメディ/SF/サスペンス

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田舎町のイベントに呼ばれたスタントマンのジェームス。彼はステージで歌う美女コンチャに一目惚れ、恋におちる。だがコンチャの父親であり町を牛耳るボスコに交際を反対され、あげくスタントに失敗しボスコが経営する酒場を破壊。ジェームスはボスコから禁固133年の刑を言い渡される。同じくコンチャの美しさに心奪われた悪徳プロデューサーのアランは、一人きりになったコンチャに罠を仕掛ける。決死の思いで脱獄したジェームスは町を出た2人を追うが、その時、彼の頭上に何百もの正体不明生物が…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

ハッキリ言って、好きなアホ具合です。(笑)

こういう映画を観てしまうと、ジレンマに襲われてしまうので困りますね。
薦めたい、でも薦められない、みたいな。

それにしても、何を思ってつけられたのかこの邦題。
これでは「ヴァネッサがお色気コスチュームで勇敢にエイリアンに立ち向かう話」と
思い込む人もいるでしょう。
もしくは「エイリアンVSプレデター」「フレディVSジェイソン」に続く対決シリーズかと、
勝手に勘違いしてしまうケースすらあるかもしれません。

もちろん、どちらも正しいとは言えません。

ヴァネッサがエイリアンに放つ怒りの弾は、たった一発のみ。
エイリアンと一番頑張って戦っていたのはジェイソン・フレミングです。
だから「ジェイソン(フレミング)VSエイリアン」。
これが正解。(笑)

こんな映画ですが、意外に見どころがあるのがとても悔しい。
何といいってもやっぱりヴァネッサ・ファンにはヨダレモノのライヴ・シーンもありました。
ここ大事。

それとヒステリックな歌声のトビー(犬)。
彼がまた良い。(作り物感たっぷりです)
コンテストで唄うトビーと、エイリアン襲撃シーンとを融合させたセンスには、仰け反りますな。
ここでとうとう笑ってしまいました。(それまでそれほど笑どころ無し)

あ、コメディなんですよ、これ一応。SFコメディ。
でもね、全体的に笑いの厚味は薄目。
しかも人間が死ぬシーンは、結構残酷だったりしますのでご注意ください。

最後はヴァネッサ演じる田舎娘コンチャの名前にひっかけて、ダジャレ・オチ。
最後の最後でコレかいな!(*`◇´*)/

そんなこんなで、マニアな方のみご覧下さい。
この感覚で笑えるアナタは、ヤバくなってきている可能性があります。

【作品】エイリアンVSヴァネッサ・パラディ 


【女優/アーティスト】ヴァネッサ・パラディ

【amazon】

マリリン&ジョン   ヴァネッサ・パラディ

こっちゃんのお気に入りイチオシです♫

フランスで135万枚、その他ヨーロッパで大ヒットを記録した
シングル「夢見るジョー」(ジョニーじゃありません)を収録した
デビュー・アルバム。ヴァネッサのコケティッシュな歌の魅力を
存分に楽しむことができます。

 

シン・シティ (2005)

2006年06月28日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境 こっちゃんシアター
上映時間 124分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開
(ギャガ・コミュニケーションズ)
初公開年月 2005/10/01
ジャンル サスペンス/アクション/犯罪
映倫 R-15

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<EPISODE 1>
その屈強な肉体と醜い容姿から誰も近づこうとしない仮出所中のマーヴ。彼は、一夜の愛をくれた高級娼婦ゴールディを何者かに殺され、復讐に立ち上がる…。

<EPISODE 2>
罪から逃れるため過去を捨てシン・シティに身を潜めるドワイト。ある時、昔の恋人ゲイルが仕切る娼婦街で警察官が殺されるトラブルが起こる。発覚すれば警察との協定は破棄され、娼婦たちは窮地に陥る。彼女たちを救おうと一肌脱ぐドワイトだが…。

<EPISODE 3>
街の実力者の息子を相手に正義を貫くハーティガン刑事。しかし、相棒の裏切りに遭い無実の罪で投獄される。8年後、出所した彼はかつて救い出した少女ナンシーに再び危機が迫っていることを知り、最後の戦いへと向かう…。

(作品資料より抜粋)

この街で生きてゆく自信はありましぇん。

「この街では愛さえも闘い___。」

だって、何もかもが力ずくで決まってしまう。
血を流さずして生きては行けない街なのです。

まるでスクリーンで読む過激なバイオレンスコミックのよう。
「おかーたま。転んで血が出ちゃったよぉ。痛くて死んじゃうよぉ~。」
そんなヘタレッ子が観るには、あまりに過激な映画です。
良い子のボクはもっと強くなってから観ましょうね。

画面の大半はモノクロですが、そこに薄っすら色が乗ったり、微妙な部分にハイライトが当たったり。
ドレスや口紅だけがギラついた赤で描かれたりもします。

このセンスがあまりにカッコ良くて、すっかりハマってしまいまスた!

ところが!肝心の部分が赤くない!そう、フェラーリ。
そこを赤くせずして何を赤く塗る?と言いたくなるのはこっちゃんだけでしょうか。

全編的には「作り物」感をわざと前面に打ち出した感じがありますが、
そこでまたソソっちゃろうという狙いも見えます。
気がつけば心はもう、この街から抜け出せなくなっていました。

この映画のミッキー・ロークがとにかくスゴくて、これこそが真の素顔にも思えてきます。
デヴォン・青木だって、いつも日本刀を携帯し歩き回っているようにも思えてくるほど自然です。
イライジャ・ウッドに至っては、これもしかして私生活?てな具合です。

どこか不思議なカンジ漂うバイオレンス映画。
シン・シテイ(罪の街)とは良く言ったものです。

罪な街を舞台にした罪な映画だわぁ。

それにしてもよくもまぁ、良くぞここまで役者を揃えたものだと感心させられました。

 

【作品】シン・シティ

 


げすとぶっく 【27】 2006.06.27~2006.07.20

2006年06月27日 | げすぶ。

不人気シリーズ第二弾!
【WALT こちゃNEY Pictures】が気まぐれで製作したあの作品が
この夏、ついに公開です!

【パーレーツ・僕・トリビア デッドマンズはチッチキチーやで~の巻】

【STORY】
使えない無駄知識「トリビア」を求め、世界の海を渡り歩く海賊:コチャック・スパロウ(コチャン・ゲップ)。しかし、せっかく手に入れたトリビアはガセネタであることが判明した!このままでは深い深いガセビアの沼に沈んでしまう。コチャックはトリビア界のツチノコを言われる、まぼろしの「チッチキチー・トリビア」を見つけ出し、一気に名誉挽回を図るのだが・・・。(Niku Niku映画より抜粋)

【解説】
前作あれだけの不評を博したこのシリーズに、あろうことか新作が誕生した。皮肉にも同じ海賊モノ『パイレーツ・オブ・カリビアン~デッドマンズ・チェスト~』と公開日が一緒だが、こちらの『パイレーツ・僕・トリビア』の方は、未だ公開劇場は一館も確定していないという噂が流れている。

製作は前作同様、コメディ・ホラー・プロデュースを得意とするジェリー・こちゃッカイマー。氏は「どかーんと公開しまっせ!」と先月の製作発表記者会見で述べたが、今日現在、この映画の予告編を上映している映画館は無い。かなりの高確率で公開中止は間違いないだろう。公開前から、またしても”やっちまった感”を痛感させる一作となってしまった。

今朝方行われた緊急記者会見でこちゃッカイマー氏は、「まぁ。この映画は公開されるかどうかその辺が一番ハラハラできるだろうね。本編は駄作なのでハラハラできなくて当たり前。」と言い捨てたが、それはそもそも心構えが間違ってるというものだろう。

会見では、「いったい映画を何だと思っているのか?」と記者が詰め寄る場面もあったが、それに対してこちゃッカイマー氏は、記者にバナナの皮を投げつけ必死に応戦していた。

また、こちゃッカイマー氏は前作までの収益を勝手に全て村山ファンドに投資していた疑惑も浮上しているが、その問題に関しては「素人なので分からない。」と言い逃れをした。辞職についても否定し続けている。この際、そっちのネタを映画化した方がよっぽど面白いと思うのだが、どうだろうか・・・?(キネマこちゃ報:梨こちゃ記者)

※ 前売りご購入の方に”死体ハンカチ”もれなくプレゼント!

 

こんにちは。そんなワケでこっちゃんです

『げすぶ』更新【vol.27】です。
最近ちょっと更新が遅くなっていますが、これからこんなペースになりそうです。
いままでコメント50件くらいで更新していたのですが、
これからはコメント100件程度が目安になりそうです。
ちょっと使いにくいかもしれませんが、いままで同様ヨロシクお願い致します。

さて、これからこの先チョット忙しくなりそうです。
試写会も以前ほどは行けないかもしれませんね。
試写会の数自体も最近は減ってますけど、
何かあればまた記事にしますね。

【ホームシアター別館】につきましては、まだまだ手をかけれずにいます。
そのうち、また再開させますので。きっと。ええ。たぶん・・・(笑)

うさぎのしらたまの「くまたんBLOG」ですが、そちらもまだまだお休み中でして。
くまたんは、最近ますます多忙です。よければ過去記事などでお楽しみ下さい。

そんなこっちゃんのBLOGですが、引き続き宜しくお願いいたします~

BLOGランキングですが・・・
おかげ様で1位ですっ!(2006.06.27現在)
気が向いたら、こちらのBLOGランキングをクリックして応援して下さい。

注 : はじめて【げすとぶっく】にお越し頂いた方はコチラもどーぞ。

 

※尚、この記事で紹介された映画作品『パイレーツ・僕・トリビア』につきましては空想の産物です。
  映画館、その他配給会社などへのお問い合わせは、くれぐれもお止めください


コアラ課長 (2005)

2006年06月27日 | むむむMovie

こっちゃんポイント ★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 86分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (トルネード・フィルム)
初公開年月 2006/01/14
ジャンル コメディ
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どこからどう見てもコアラのくせに漬物会社の敏腕企画マンで女性社員にモテモテの田村課長。韓国のキムチ業者との契約準備を進める彼に、ある日突然悲劇が襲った。彼の恋人、洋子が何者かに殺害されたのである。そのうえ、その殺人嫌疑が彼にかけられた。実は田村の前妻・由加梨も6年前に忽然と姿を消していたのだ。田村は連続殺人コアラなのだろうか?それとも…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

漬物会社に勤務する田村。しかも課長。さらに付け加えるなら敏腕サラリーマン。

でもコアラ。

そんな彼が身に憶えのない殺人事件に巻き込まれてゆく。
次々に明らかになる意外な事実。そして苦悩・・・。

ハッキリ言って、そんなものどーでも良いコアラ。
それよりもやっぱり言いたいことがあるコアラ。


こんなところで何をやっている、野村宏伸!そして黒田アーサー!ついでに西城秀樹!
もっと仕事選びなさい!

ま、全てにおいて確信犯的な映画ですからね。
笑えそうで笑えないところが、なんともムズガユイとこでもあります。

単発的に映画化される動物シリーズ(?)第三弾ですが、
これは2006年の正月映画。
今回も見事なくらいチープに仕上がっています。
それも、ビスタサイズで撮られてるのが不思議だと思えるほどチープ。
この映画で今年の”映画初め”をしてしまった人は、さぞやうなされたことでしょう。

主役のコアラ課長の他に、
うさぎ社長(上司)、カエル店長(ローソン勤務)、モモンガのモモちゃんなど、
異色豪華キャストも主演。

オープニングのアニメとテーマソングはまぁ良しとして、
肝心のコアラ課長が可愛くなかったのは致命的。
なんとも痛々しいキャラに終わってしまいました。

あと、演出・脚本どちらも問題ありすぎ。
ラストの登場人物たちの感情の変化も、到底納得がいくレベルには仕上がってはいません。

そもそもこれは「そこで文句を言うくらいなら見るな」という映画かもしれません。

コアラ課長と恋人の会話。
「ヨーコ。ヨカッタよ。」「課長もケモノみたい。」

この映画を鑑賞するなら、そんなギャグにお約束でツッコムくらいの心の余裕は欲しいところですね。

そもそもケモノじゃん! てか。(*`◇´*)/

 

【作品】コアラ課長

 


M:i:III (2006)

2006年06月26日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 126分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (UIP)
初公開年月 2006/07/08
ジャンル アクション/サスペンス

スパイを引退したイーサン・ハント(トム・クルーズ)は教官となり、婚約者のジュリア(ミシェル・モナハン)と幸せな日々を過ごしていた。

しかし教え子リンジー(ケリー・ラッセル)の危機を知らされた彼は、現場に復帰。リンジーの救出作戦に参加するが、彼女は頭に仕掛けられた爆弾で死んでしまう。その後、一連の事件の裏に闇商人オーウェン・デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)がいることを知ったイーサンのチームは、デイヴィアンを秘密裏に確保すべく、一路バチカンへと向かうのだった…。


(goo映画より抜粋) 

愛する妻を救うため。上海の通りを疾走するイーサンを見て思う。
トムさんの全力疾走って、なんか面白いよねっ。(>∀<)クワッパ!

いきなりですが、この映画『M:i:III 』大好きらー!\(≧∇≦)/ ウキャキャ!

シリーズ映画第一弾の『ミッション・インポッシブル』も好き。その雰囲気全部が好きでした。
”極秘任務”を全うするというスパイ稼業にも惹かれたし、そんな裏任務には当然のごとく裏切りや罠が存在していて、「ああ。もう絶対絶命~!」なんて場面に追い込まれる感覚がもう最高!
たまりませんわのコロコロリンなのですッ(マカロニほうれん荘か!)

ま、とにかくね。この第三弾『M:i:III 』は、前作『M:I-2』が良かった人も、ダメだった人も、騙されたと思って観てみてみてちょーだい!って感じの映画です。

退屈するヒマなんてありません。てか、忙しすぎます!主人公イーサン・ハント(トム・クルーズ)にとっては、まるで盆と正月がいっぺんにやって来たかのような忙しさなのでありますよ。次から次へとまあタイヘンの連続です。

今回シリーズの新作を作るにあたって、監督をJ・J・エイブラムス氏に任せたのは大正解ではないでしょうか。

J・J・エイブラムス J.J. Abrams 
 (1966/06/27生まれ アメリカ/ニューヨーク州ニューヨーク出身)

TVプロデューサーの父の影響で幼い頃から映画製作に興味を持ち、大学時代には創作活動を精力的に行う。俳優として出演歴もあるが、脚本や製作業に力を入れ、1990年の「ファイロファックス/トラブル手帳で大逆転」で脚本家デビュー。「フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白」や「アルマゲドン」などの大作も手掛ける。TV界にも進出し、「フェリシティの青春」、「エイリアス」、「LOST」と人気シリーズを生み出す。(資料より抜粋)

この方、今全米で最高のストーリー・テラーとして注目を集めているそうですね。
いやいや。それはこの新作映画をみれば、ごもっともな評価と頷(うなず)けます。
オモロイもの作りますねー。

実はね、「1」が好きなこっちゃんも、ジョン・ウー監督の「2」は好きじゃない。あれってなんかね・・・・少なくても自分が欲しかった路線と違った気がしました。ジョン・ウーとトム・クルーズ二人のカッコつけ志向が、相乗効果となって見事に表れたような作品。それがこっちゃん的には、完全に裏目に出てしまったというか。ジョン・ウーのスタイル重視のカッコツケ演出が、とても鼻についてしまったんですね。

だからね、この新作『M:i:III 』も「内容は期待せず、音響と映像を楽しもう。」程度に割り切っていました。それで良いのだこの映画は、とね。観る前から過剰な期待は禁物です。ただでさえシリーズ三作目なんだから。ジリ貧の可能性のほうが強いんです。ヘタすればネタの新鮮味よりも、マンネリ度の方が顔を覗かせる危険性を十分孕(はら)んでるワケですから。

アクションがそこそこ目新しければそれでエエか、と。

それが・・・・・。     なんと・・・・。   いやいや・・・・。  ・・・・えぇぇっ!

面白い! オットォ!(・o・ノ)ノ とにかくおもろかったんです!

なんでしょーか?!シリーズ第三弾にしてこのハラハラ感わ!これが編集の巧みさってヤツなんですね。圧倒されてしまいました。上手いですッ!完全にこっちゃん好みの作りですね。まったく嬉しい方向に予想を裏切られてしまいました!まさかこんなにのめり込めるとは思ってもみなかったんです。

映画は、冒頭いきなり捕らえられ自由を奪われたイーサン・ハントがアップで登場。そして目の前には同じように縛られた愛する妻の姿が。全く意味不明な状況からの映画スタートです。ただ分かるのは、彼が大ピンチだということ。

悪夢を見ているのだと信じたくなるようなそんな状況で、イーサンは自白を迫られています。

「・・・”ラビットフット”はどこだ?」、と。

しかし、イーサンは口を割らない。てか、本当に事実を知らないんじゃないか?でも答えなければ目の前の妻が銃殺される!悪者は数を数えはじめます。「1・・・、2・・・、3・・・」そして「10」を数えるとき銃声が!

バぁーーーン!!!!!! Σ( ̄ロ ̄lll) アアッ!

しかしその後、「続き」を明かさぬまま場面はいきなり回想シーンへ・・・。
一巡してこうなるまでの過去を遡り、再びこの場面に戻ってくるというわけ。

この映画の過激なアクション・シーンの一部を、すでに「劇場予告編」で目にされた方も多いでしょう。橋の上でヘリのミサイル攻撃を受け、手前のクルマは吹き飛ぶ。その爆風で飛ばされるトムさんは別なクルマのボディに叩きつけられる!(画像上)しかしこんなアクションは、ほんの序の口です!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン!

まぁ、次から次へ、出るわ、出るわ、で。息もつかせぬ展開の中に、数々の激しいアクション・シーンに心拍数増大。それがまた、ごく自然の流れで場面場面に差し込まれるもんだから、アクションが浮いて見えない。

前作を観てちょっと映画シリーズに失望していたこっちゃんでしたが、この新作『M:i:III 』は、前作のイメージ・ダウンまで完全に払拭してくれました。

宣伝チラシには「『ミッション・イン・ポッシブル』のサスペンス+『M:I-2』のアクションを融合させた」なんて書いてありましたけど、実際これはもう”別物”と呼びたくなるほどのパワーアップ感があります。

お陰で、こっちゃんの中ではこの『M:i:III 』がシリーズ中最も好きな作品となりました。
それくらい楽しめたわけです♫

のめり込めるストーリーあり。適度に先の読めるサスペンスあり。お約束の裏切りあり。納得のキャストによって、どこまでも転がるこの展開。変装グッズ、自動消滅メッセージなど、ミッション・インポッシブル、オリジナルの道具ネタもチャッカリ織り交ぜながら、観客を存分に楽しませてくれます。

ひとたび、ミッションが始まったときの手際良さも、なかなかの見どころです。まぁお見事ですから!

とにかくテンポが良いので、ホイホイと話が進みますよ。2時間6分という上映時間を「あ、普通だね」なんて思っていましたが、「2時間てこんなに色んなこと出来るの?」というほど話が進みますからね。

しかも驚くのは、これだけのボリュームのネタを詰め込んでいるにも関わらず、絶対に観客の感覚をパンクさせない。この手腕は大したものです。回りくどい説明なんて一切ナシ。それでいて観客を突き放さず、置いてきぼりにしないというのはホント素晴らしいと思うわけですよー。

なんだかね、最近すっかり名が売れて、その後自分の作風に酔いしれている監督さんの作品を良く観ているような気がしますけど。(笑)そんな中、この『M:i:III 』のJ・J・エイブラムス監督の作風からは、常に観客の視線を気にしていてくれているようなものを感じました。サービス精神が旺盛なんですね、この人。一人上手に終わらないっていうか。

それとこの映画を観てやっぱり思ったんですけど、こっちゃんの場合アクション映画って言っても、やっぱりストーリー的に好みに合わないとダメみたいです。「スゴイアクション」だけでは、みんなと同じように熱狂できない身体にいつの間にかなってしまっていました。(いつからやねん!)

「アクション映画でも、アクションはあくまで添え物。」
そういう作りが何だか最近は心地良いんですよね。(*´ー`*) ま、そんなワケで、ハリウッド・アクションにちょっと飽きてきていたこの時期に、とても楽しい映画に出会えたことを嬉しく思います。

それと今回の『M:i:III 』はキャスティングも良かった!

中でも、フィリップ・シーモア・ホフマンの悪役ぶりがとてもグッ!悪者はやっぱこうでなくっちゃ!ってカンジです。声といい、顔といい、態度といい、憎たらしさ満開花盛り。武力まで背後につけるこのふてぶてしい男相手になら、トムさんがピンチになっても当然というところ。「まったくとんだヤツを敵に回したものだ」と思わせてくれますからね。

あと、トムさんの新妻役のこの人。ミシェル・モナハン。このキャスティングは密かに嬉しかった♫ 彼女って、まだ30歳なんですね。(2006.06.25現在)随分大人に見えますが。やっぱりこのキャスティングはトムさんの趣味でしょう?(笑)

ダイアン・レインか、ミシェル・ファイファーかという彼女の顔立ちは知的でもあり、時折り可愛らしい笑顔を覗かせたり。この人のためならイーサンが現場から退き、教官になり下がった理由に納得。ある意味、説得力がありますね。(笑)・・・とにかく、この映画にはヨカッタんじゃないでしょうか。

あ、他にも良いキャストが多数出演ですからね。

ちなみに、前二作を観てなくてもこの映画はOKに思いました。話はちゃんとこの映画だけで始まり、そして完結します。こっちゃんはこの新作のお陰で、どんどんシリーズ化を続けて欲しい気分にはなりましたねぇ。二代目、三代目のイーサン・ハントが登場してもまた面白いでしょうね。大いに今後を期待します!

ところで・・・「ラビットフット」って、結局なんだったのか?
この映画では最後までその正体が明かされません。
イーサンがこのままスパイ稼業を辞めなかったら、ボスが教えてくれるそうですが・・・。
ホントかな? 

気になるところを一つ残す。それがまた心憎い演出といったトコロなのでしょうか。

《2006.08.30記事一部改訂》

【作品】M:i:III

 


カーズ【字幕版】 (2006) 

2006年06月22日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境  試写会  
上映時間 122分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ブエナビスタ)
初公開年月 2006/07/01
ジャンル ファンタジー/アクション/コメディ

カー・レースの最高峰ピストン・カップに出場する若きレーシングカー、マックィーン(声:オーウェン・ウィルソン)。新人ながら天才的な実力と圧倒的な人気を誇る彼は、優勝まであと一歩のところまで登りつめていた。ところが次のレースの開催地へ向かう途中、マネージャーとはぐれたマックィーンはルート66沿いのさびれた田舎町へ迷いこんでしまう。突然のハプニングで気が動転し、町の道路をメチャクチャに破壊してしまった彼は、道路の補修を済ますまで町に足止めされることに…。

 

 

(goo映画より抜粋)

キャラクターは”子供向け”。ストーリーは”やや大人向け”。
そしてこの画(え)は”職人”こそがなせる技・・・。

腰抜かしながらカンドーだあ!

その昔、実写的観念と相反する世界のごとく誕生したアニメーション。

そこにあるものをカメラで捉えるのではなく、絵コンテからセル画を起こし、フィルムに焼き付けます。この作業の繰り返し。そうして出来上がった作品はあ~ら不思議!出来上がった画面の中で、様々なキャラたちが元気いっぱい駆け回ってる。誠、不思議な世界。だってね、そもそも人が描いた絵が生きてるかのように動くのですから。「これを”魔法”と呼ばずして何と呼ぶ?」という気持ちにもなるわけです。

そのアニメ文化は「いつかは消えるもの」と、勝手ながら思とりましたが、これがなんと!意外にも今日に至っても消えることなく、毎年、毎年、確実に数本は新作が発表されているわけでございます。特にそのアニメの中でもCG(コンピューター・グラフィックス:computer graphics)を用いて作られた作品においては、新作が出るたび「わお!」と声を漏らさずににはいられないほどの出来栄えを見せ付けてくるワケでして・・・。もうスゴイですね、ほんと。驚きの映像レベルが、まるでポップコーンが跳ねるようにポンポン飛びだすんだから。
中でも、ドリームワークス、ディズニー・ピクサーの毎年の技術向上は特筆に価するものだと思うわけです。

CGとはいえ、当然ながらセル画アニメ同様、モトは上図のような絵コンテが存在するのすが、それを画として仕上げる道具にコンピューターを使用する。古いタイプのこっちゃんなんかは、「コンピューター = 所詮、冷たい(血の通わない)もの」なんてイメージをまだ心のどこかで持ってたりもするのですけど、こんな映画を目の当たりにされたら、「めちゃめちゃ人肌じゃん!」という言葉も出るってもんです。

血が通わない?いいえ、いいえ。ブルンブルン首を横に振らざるを得ないのですよね、さすがに。

そんなワケで、ディズニー・ピクサーの最先端技術を駆使して作られたCGアニメ『カーズ』は、もう息を呑むほどの美しさでして。その艶(なまめ)かしさときたら。お話だって、現実の世界ですら探すのに骨が折れるほどの暖くもりが、シッカリと込められていました。

いいですよ、これ。

実は、今回の試写会は、【字幕版】での上映だったのですが、上映前に会場を見渡すと、周りには小さなお子ちゃまがいっぱい。トイレなんか、まるで遊園地のような盛り上がりようです。

(* ̄◎ ̄*)コラコラ! シズカニシナサイ。

まぁ、どちらかと言えば、こっちゃんが子供たちの間に入れてもらって観せてもらったような感じでもありましたが、【字幕版】でお子ちゃまたちが理解できるわけがない!という読みをこっちゃんは観る前から持っていました。

フッ、勝ったな。( ̄ー ̄)ニヤリ ←子供相手に本気モード

でもね、いざ上映始まったらみんなちゃんとお利口に観てるし・・・あれ?┌|∵|┘ナンデヤ?

何故だか分かりました!
このキャラクターってあまりにもフレンドリーでユニーク、コミカルでオバー・アクションじゃん!
ハッキリ言って、字幕なんか読まなくても楽しめるってモンです。

じゃあ、というワケで、あえて”大人的に”誉めさせて頂けば(まだ張り合ってる)、今までのクルマ・キャラって、ヘッドライト部分を目玉にするのが“定番”ちゃー定番だったでしょ?でもね、この『カーズ』は違うのだー。

フロント・ウィンドウにパッチリお目目が描かれてる!(笑)パチクリ、パチクリって、目蓋(まぶた)まであるんだよ。これが意外に新鮮なのね。顔の表情がより一層ユニークに見えちゃうんです。
そうなると当然、フロントのインテーク(空気取り入れ口)がお口になってくるワケで。ガハハと大口で笑ったり。しかめ面をしたかと思えば、ニヤリとイタズラま微笑みを浮かべたり。あ、中には出っ歯までいましたね。(笑)
とにかく表情豊かです。

でね、この映画に人間は一人も出てこないの。右を見ても左を向いてもぜ~んぶクルマ。で、そのクルマたちは各々心を持ち、自由に歩き回り会話する。ボディは鉄で出来ているはずなのに、時には人肌のような温もりを感じさせ、タイヤは手足のように自由自在な動きを見せます。

ああ、これぞまさしくディズニーだ!夢があるなぁ~。(*´ー`*)ステキナノジャ♪

恐らくこの映画の凄さを語るなら、冒頭いきなり始まるレースシーンだけでもぅ十分でしょう。とにかく細かいこの設定。クルマ自体には大胆なデフォルメを施しながらも、細部にはトコトンコダワル。決して手を抜かない職人魂に驚愕します!

いったい、これほどの作品を仕上げるのにどれほどの時間を費やしたというのでしょうか?!これはもう神業に近いとすら思える偉業ですよッ。

と、と、とにかくね・・・・美術的にだけ観ても、圧倒的な美しさを持った作品です!現実を超えた質感がここにはありますね。こっちゃん的にはこの美術的なスバラシさをイチオシしたいところです。これはスクリーンで観て大正解の映画ですよ。きっと、皆さんの中には「アニメだからDVDでいいや」って思う人多いかもしれませんけど、こういうのこそスクリーンで観るべきだと思います。 

ルート66を中心とした夕焼け、夜の景色などの背景も美しいですが、それ以上に美しいクルマのボディの輝き・・・・。

だって、だって、だってね。ボディに周りの景色が映り込むんですよ!たかがアニメなのに!マックィーンは、後半でラメ入りのカラーに全塗装し直すんですけど、その仕上がりの違いまで明確に描き分けるほどの徹底ぶりなんですから。
全く頭が下がると言うか、顎(あご)が落ちるというか・・・。( ̄∀ ̄*)

ほんとスゴイ映像ですよ、これ。

そして、その美術に負けず物語の舞台設定も凝りまくってます。

例えば、この上の画像。レースのワンシーンなのですが、この画の中にも夢のようなネタがビッシリと詰め込まれているワケでして。ちなみに中央を走る赤いクルマがこの映画の主役:ライトニング・マックイーン(声:オーウェン・ウイルソン)、その右のブルーのクルマが今レースで現役を引退するキング(声:リチャード・ペティ)、左のグリーンのクルマがチック・ヒックス(声:マイケル・キートン)、です。映画のクライマックスはこの三人、いや三車の王座決定戦となるのですが、このレース・シーンひとつ取っても実に凝りに凝った作りだと言えます。

コーナーを駆け抜ければ、コース上に散らばっているタイヤのゴム片がパラパラと舞い上がる。周回を重ねる度に、ピッチ・タール(らしき)汚れがフロントマスクとタイヤ周りに付着する。息を呑むクラッシュ・シーン(結構スゴイ迫力!)の直後、イエローフラッグが振られ、ペースカー導入。まるでホンモノのレースさながらのこの進行。こんな展開を次々と観せられて、「いったいどんなマニア層に訴えかけようとしているのか?」と、コチラが聞き返したくなるほどの入れ込みようでした。

先ほども申し上げた通り、この映画には人間が出てこないわけですから、当然レースの観客はクルマたち。スタンドで歓声を上げているのは全てクルマなのです。
もちろん、報道、解説、レースクイーンに至るまで全ン部クルマ。ロードスター姉妹の黄色い声援が飛んだりなんかしています。ピットクルーなんかリフトですからね。この世界では、ぶぅ~んと飛んでるハエですらクルマに羽根をつけたように見えます。おもろいですね。もうムチャクチャですが。(笑)

あ、そーいえば、クルマは人が乗らないからドアも開きませんでしたね。そう、これは”一度もドアの開け閉めの無いクルマ映画”なのです。(運転席はないと思われます )今、気がつきましたねぇ。

この物語は、レースで早く走り優勝することしか考えていなかった主人公のマックィーンが、ひょんなコトからルート66号沿いの錆(さ)びれた田舎町に迷い込み、そこで出会ったクルマたちとの交流で、大切なものを見つけ出すというお話。

単なるクルマだけのおとぎ話と思って観ていると、途中で「あ!」と、なります。
これは題材にクルマを使っておきながら、クルマの域を超えた話なのですよ。

何が飛び出すかは、観てからのお楽しみ~♫  興味がある方は、子供に戻った気分で劇場に足を運んでください。きっと人間として失くしてはならない大切なものを、クルマの世界から教わった気分になれますよ。

見ず知らずの町で、裁判にかけられ、町のために強制労働をさせられてしまったマックィーン。これが、マックィーンとこの町のクルマたちとの交流のはじまりでした。

スクリーンに映し出される表情豊かなクルマたちを見ているうちに、時が経つのも忘れてしまいます。弁護士は”弁護車”と呼ばれ、犯罪者は”犯罪車”と呼ばれるようなこの奇妙な世界に、いつしかスッカリ自分もクルマになって入り込んでしまったようでした。

とてもディズニー・ピクサーらしい楽しい映画でしたよ。

きっとストーリーだけ取っても、キャラクターだけ取っても、美術だけ取っても、これは楽しめる映画です。BGMのロックナンバーもイカしてます!だって、シェリル・クロウチャック・ベリーだよ!もう、ノリノリだもんね~♫ シブいわぁ~!

Cars [Original Soundtrack] [Collector`s Edition]
サントラです♫

それにしても・・・・いったいこの先アニメはドコまで行くのでしょう?そら恐ろしくすらなりますが、「またしてもディズニーの傑作が一つ増えたなあ」という喜びに満たされて帰ってきました。

ところで・・・ラストのフェラーリに大笑い。あ、アナタ様があの有名な○○○○○○さまでしたか!(笑)
取り巻き連中がマセラッティというのがイカにもという感じでしたね。

※エンドロールの後にもお楽しみあるです

《2006.08.30記事一部改訂》
 

 


幸せのポートレート (2005)

2006年06月21日 | いかすMovie

こっちゃんポイント ★★★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 103分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (FOX)
初公開年月 2006/07/15
ジャンル ドラマ/コメディ

華やかでお洒落なニューヨークのキャリア・ウーマン:メレディス(サラ・ジェシカ・パーカー)にとって、スタイリッシュなピン・ヒールとテーラード・スーツは積み上げてきたキャリアの証。エグゼクティブとして成功を収めている彼のエヴェレット(ダーモット・マローニー)は、誰もが羨む最高の恋人。全ては”理想”に近づいていた---そう、彼の家族に会うまでは・・・。初めて招待された彼の両親の家で、、ストーン家の人々に溶け込もうとすればするほど空回りしてしまうメレディス。しかし、そこには彼女が知らない家族の真実と、”理想”とは違う”本物”の愛情が隠されていた---。

 

(作品資料より抜粋)

”理想”に辿り着くことだけが”幸せ”とは限らないのね~。(*´ー`*)うんうん♫

というわけで、サラ・ジェシカ・パーカー
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされて話題となったというこの作品。

これはいかにも女性にウケそうなお話です。
もちろん、オトコでもOK、OK!こっちゃんも楽しめました。

家族に「恋人」を初めて紹介する長男坊。そしてその恋人。((((>ω<))))ウーンドキドキダ~

そんな日をクリスマスにぶつけてくるあたりが、如何にも洋風と思えたりしますが、
恋人を家族に紹介するというこのシチュエーションとしては日本でも十分あり得ることで。
それだけに面白可笑しく観ることができましたねぇ。

プレゼントの買い物中もケータイを離さないほどバリバリキャリア・ウーマンの彼女が、
果たしてカレシの家族と上手く行くのか?というところが見ものなのですが、
これが予想通りに上手く運ばない。(笑)

到着前までいろんな噂話などで盛り上がった家族一同は、
メレディスの到着を快く受け入れようとまずは笑顔でご挨拶。

しかし、メレディスの我ままとも取れるいきなりの寝室騒動で、
一家の妹を到着初日からソファに寝かせる破目に遭わせてしまいます。
当然ながら妹は面白くない。
そして家族全員にもよろしくないイメージを与えてしまうワケでして。

初めて他人の、しかも恋人の家族に合うというのは、誰だってドキドキするものでしょ?
彼女にしてみれば、単身で敵陣に乗り込んで行くようなものです。
そこを汲み取って観ている側としては、
本来でいけばサラ演じるメレディスを応援したくなるところなのですが、これがね・・・。

どんな状況下でも、彼女はトコトンケッペキで頑固。そのくせ凹みやすい。
なんとも面倒な女性かも。(笑)
まあ、そんな姿が実にコミカルで歯がゆいワケであります。

「もっとさぁ、こう上手くやろうよ。折れるトコ折れてさ。」
そう言いたくなる気持ちを押し殺して観ているのですが、彼女はそういうやり方が出来ない女性。
もちろん、”彼女なり”に家族に「歩み寄ろう」「好かれたい」と思っているのは見て取れます。

でもねぇ・・・。

場の空気を読めないというか、読まないというか。(笑)

来て早々、不安通り窮地に追い込まれてしまった彼女。
今度はなんと家を飛び出し、一人でホテルにチェック・イン!
そして助っ人を呼ぶのですが、これがまた思わぬ結果を招く原因になっちゃうワケでして。

早いハナシが、もぅドタバタですわ。(笑)

ちなみに、その助っ人とはこの人↑。お目目パッチリ(ギョロ?)のクレア・デインズ
サラ・ジェシカ・パーカーの妹役で登場です。

こっちゃん的にはこのクレアのキャスティングに上手さを感じましたね。
彼女が登場したお陰で、話に一気にハリが出ます。

あと、このストーン家の弟役のルーク・ウィルソン
彼ってあの人の実弟だったんですね。
そうそう。あのバレーボールのウイルソンの...ってちゃうわ!┌(`Д´)ノ)゜∀゜ )ビシ!
そうじゃなくて、オーウェン・ウィルソンの、ね。
そう聞くとついお鼻に目が行ってしまいます。・・・・あ、曲がってない!(* ̄◎ ̄*)


(荒井)注:本作品には出演しておりましぇん。

あはは。(´∀`)

何だか、またまたお話逸れちゃいましたけど、このルーク・ウィルソンの役どころが結構ポイントです。
オープンな優しさがあるっていうか。ズタボロのサラを酒屋でフォロー。
これが実に良いトコを持って行くのですよ。

「アタシだって努力したのにぃぃぃいぃぃっ!」と訴えかけるサラに、
「努力なんてしなくて良いんだ。」、と。
これってタマリませんね。
最初はダラしないだけの弟かと思ってたけど、ここで一気に高感度UP!

ま、こんな弟のフォローすら予想通り美談で終わらず、
お陰でとんだ勘違いを家族に与えてしまうのですが。
結果的には、事態をより一層混乱させることに。(笑)

とにかく、このドタバタの組み上げ方が上手いです。

何気なく見たり聞いたりしてることが、ちゃんと後から効いて来る。
シリアスになっちゃうトコもあり、クスクス笑えちゃうトコもあり。
そんな中で、「幸せを掴むために”自分らしく”あることの大切さ」ということも
ちゃんと描かれてたりしてね。
実はちょっと悲しいこともあったりします。
そして、それが「家族の絆や真実の愛」に繋がって行くのです。

”理想”を追い求め、”理想”に破れ、”理想”を捨てる。

でも、その時にこそ見えてくる”真実”や”愛”が世の中にはあるのだと
気付かせてくれる良い映画でした。

サラ・ジェシカ・パーカーの奮闘ぶりはモチロン◎まるッ!
お父さま役のクレイグ・T・ネルソンの「ハッ!(☉д⊙)!」とした顔なんかも良かったですねぇ。
母親役のダイアン・キートンは、『恋愛適齢期』の時よりもさらに御歳を召されたように
感じてしまいましたが、余裕シャクシャクでこの物語の鍵を握る役を演じきってくれました。
ストーン家妹役のレイチェル・マクアダムスを観たのは、『きみに読む物語』以来ですが、
今回はちょっとだけイヤミな尖った役を好演です。 それがまた似合ってました。

この映画は全米では既に公開され、
あの『ラブ・アクチュアリー』を超える大ヒットを記録したらしいですね。
『ラブ・アク』と比べられちゃうのは多分、季節がクリスマスの時期だということと、
大勢の人がワチャワチャと出てきて、その誰もが主役みたいであることが一番の理由
なのだと思いますけど、別にこれを無理に『ラブ・アク』と比べる必要もないと思います。

偶然の出会いが絡んで、絡んで、というものでもありませんし。

この「幸せのポートレート」は、ストーリーの転がりっぷりを楽しむ映画ではないでしょうか。

登場人物のユニークなキャラクターを楽しみつつ、事の成り行きを見守るっていう具合が
丁度良いのかな、と。
結末のカタチを納得するかしないかは、観た人の感性が大きく左右するところだと思いますが、
こっちゃん的には「刀が収まるべき鞘(さや)に収まったね」という好印象。

リビングに飾られたクリスマス・ツリーを前に、
家族の笑顔と、壁に掛けられた写真が、ラストにほんわか暖かい気持ちにさせてくれます。

この物語の登場人物全員が、いつまでも愛の途絶えない素敵な家族になれたと思いますよ。

(*´ー`*)フフフ♫

《2006.08.30記事一部改訂》


札幌試写会日記~近況~【6月/第4週】

2006年06月20日 | 試写会に燃えた日々

 


▽6月21日(水)東宝プラザ/開映19:00~【主催:北海道ウォーカー】

【カーズ】ハガキ1通応募1件当選(ペア券)
 
オフィシャルサイト

やっとこ当たりました~♪
クルマ好きなので楽しんじゃうでしょーねー、これも。
劇場での試写会なのでワクワクです♫

 


▽6月23日(金)ユナイテッドシネマ札幌/開映18:30~【主催:講談社マガジンSPECIAL】

【M:I:Ⅲ】ハガキ1通応募1件当選(ペア券)
 
オフィシャルサイト

やたー!念願叶って劇場での鑑賞です。
前作に続くガッカリ作でないことを祈ります・・・( ̄∀ ̄*)

 


▽今週、外れてしまった試写会 (つД`)・゜・゜。
●MI:Ⅲ(講談社イブニング:ハガキ応募1通)
●MI:Ⅲ(S-woman:ハガキ応募1通))
●MI:Ⅲ(STV:ネット応募1件)
●カーズ(TVhハガキ応募1通、ネット応募1件)
●着信アリFinal(STV:ハガキ応募3通、ネット応募2件)


では、今週の集計を・・・。
当選分に使用したハガキは2枚。落選分のハガキは6枚。
他はネット応募です。
合計8枚で 総ハガキ代は400円

今回の当選は2通でした。
ただしその全てがペア券ですから、400円を4で割ります。

すると・・・映画1本1人当たり、100円で観れるコトになりました♪

しかも今回当選分は両方とも映画館での上映です。
普通に映画を観るのとなんら変りありませんのでね。(座席の奪い合いになるだけで)
これは、やっぱり嬉しいことなのです(*´ー`*)♪るん

 


▽現在応募中 v(。・ω・。)ィェィ♪
-試写会-
●ゲド戦記(アサヒ飲料、講談社、)


-劇場鑑賞券-
●M:I:Ⅲ(ミッション・イン・ポッシブル3)(ペア)応募中~♪
●オーメン(講談社)

付け忘れてなければこんなカンジです

 

 


▽希望を胸に、今後応募する試写会(予定) φ(`д´)カキカキ...

今のところありません。何か情報が入り次第応募します。



 


▽今週の反省会 Ψ( ̄∀ ̄)Ψ

先週、ハズレ分にいれておいた「カーズ」の北海道ウォーカーさん主催分の試写会ですが、
なんと、先週末ギリギリになって到着。あらら。

一応、その分訂正で、先週の統計も書き直しておくことにします。

それと、今週からちょっと決めたことがあります。
これからTVhさんとSTVさんの試写会には応募を控えます!
どうやらこの2社は、こっちゃんと相性が悪いようですね。
ここのところもう当たりが全然ありません。

STVさんの場合、今回までで通産50通以上のハガキを使用し応募していますが、
そのうち当たりはわずか5通。確立的にはほぼ一割ですね。
映画代を考えればこれでもOKなのかもしれませんが・・・。
きっとSTVさんの場合、TV、ラジオのいずれも道民には人気が高く、
応募総数がハンパではないのでしょうね。
競争率の激しさが伺えます。
そうでなければ、「こっちゃん式」の全く通用しないところだということでしょう。
どちらにしろ、ここにこっちゃんが入る余地はないと考えました。

それとSTVさんの場合には、「STVホール」という
自社の会場を用意されるのですが、音響がよろしくないのです。
ふと周りを見回すとサラウンド・スピーカーらしきものは一切目に入らず、
恐らくフロントスピーカー2本のみによる音だと思われます。
(スクリーン裏のセンタースピーカーが存在するかすら定かではありません)
これでは映画としての醍醐味は半減してしまいますね
「ただ観るだけ」なら良いのですが・・・。
この環境による試写会を、映画1本と同じに考えるわけには行きません。

もう一社のTVhさんも当たりがありませんねぇ。
といっても、STVさんほど試写会自体の数が多くないので、
ハズレの総数でいうとそれほどでもないのですが、
実はこちらの試写会はちょっとしたウラがあります。
それは「クラブ会員(無料)に登録すると試写会優遇します」というもの。
もちろん、こっちゃんも釣られて登録しました。

・・・が!これは嘘です。(多分)

だって、ココ最近ハガキにくっきりハッキリ会員番号を書いて応募していますが、
当たった試しがありませんもの。(笑)
TV局が嘘はいけませんねー。嘘は。
もし、会員の応募が定数を超えて、その中で抽選になっているとしたら、
今までこっちゃんが入会前に当たってたのは何?ということにもなります。
入会した途端、一通も当たらないというのはどうも面白くありませんねぇ。
偶然かもしれませんけど。

それと、こちらの主催される試写会は係員の対応があまり良いとは思えませんねぇ。
例えば共済ホールなどで主催の場合、会場の6Fまでエレベーターで上がり、
こちらにお並び下さいと横手の階段に順番に並ばされる。
「どこが最後尾かな?」と下に降りてゆくと、
なんと結局1Fに着いてしまったということが少なくありません。

・・・え?これって何?

だったらねぇ、一Fで初めから案内して欲しいのですけど。
こういうところで、どんな会社かというのが良くわかってしまいます。

こんなことを言うと、タダで映画観て文句言うな!
なぁんて言われるのかもしれませんけど・・・・ね。
でも、試写会が普通の映画を観るよりも疲れる原因には
きっとこういうこともあるのでしょうね。
仕事を急いで終わらせて駆けつけている人には、なかなかコタエるのですよ。

は!反省のつもりが愚痴になってしまいました。(>∀<)

そ、そ、それではまた来週~


 

 その他の試写会記事はコチラからドーゾ
     

  


タナカヒロシのすべて (2004)

2006年06月16日 | いかすMovie

こっちゃんポイント ★★★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 103分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (ファントム・フィルム=
プログレッシブ ピクチャーズ)
初公開年月 2005/05/14
ジャンル コメディ/ドラマ

amazonでCHECK! NTT-X storeでCHECK!

カツラ工場に勤めるサラリーマンのタナカヒロシは、人付き合いがヘタで、会社でも孤立しがち。家に帰っても無趣味で、恋人や親友もいなかった。両親から結婚を迫られるなか、体調も不調続きで落ち込みがちなヒロシだが、彼は1人で淡々と生きることを望んでいるのだった。そんなある日、父親が急死。それをきっかけに、ヒロシの身の上に、次々と不幸が襲いかかってくるのだが…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

日本一、ぶきっちょな男。

不器用ゆえに不運を招く。不運ゆえに不幸に見えます。
でも当のタナカヒロシ本人はその不幸にどこかピンとこない感じ。
そんなとこがコチョコチョと心をくすぐります。

立っているだけでも”異色”を放つ鳥肌実(とりはだみのる)が主演という、
これまたかなり無謀な感じの映画ですが、
全編に流れるユル不幸な感じについつい惹きこまれてしまいますね。

それにしても「タナカヒロシ」とは、なんともありそうな名前。
単なる一社会人。これといった趣味、特技なし。

そんな彼に血尿、不本意な御見合い、父の死と、
好ましくない運命が情け容赦なく襲いかかる。

立ち食いそば屋でそばを注文すればうどんを出され、
屋台のたこ焼き屋には「なんで買って行かないんだよ!」とカラまれる。

それって本人にしてみたら、一体どんな人生なんだろうか?

でもね、そんな彼でも何故か一部の女性にはモテる。不思議なことに。
ところが、どんなに分かり易い相手の恋心すらも、気付かず受け流す。

もしかして、彼にとってココが一番不幸なところだったのかもしれない。

ありそうでなさそうな不幸話。

それでも最後は”奇跡”に救われ、なんだか生きる希望が沸いてきます。

どんなに不運でも、行き詰っても、人生ってなんとかなるもんです。

そんなものらしいですね。

爆笑するタイプの映画ではありませんが、
ところどころクスぐったくなっちゃう感じはあります。これって”脱力系悲話”かな?
(そんなのあるか)

あ、そうそう。 ユンソナも出てました。

 

【作品】タナカヒロシのすべて

 


恋する神父 (2004)

2006年06月16日 | いかすMovie

こっちゃんポイント ★★★★
鑑賞環境  こっちゃんシアター 
上映時間 108分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (東芝エンタテインメント)
初公開年月 2005/07/16
ジャンル コメディ/ロマンス

amazonでCHECK! NTT-X storeでCHECK!

神父になる儀式を1ヵ月後に控えた神学生ギュシクは、親友の巻き添えになり、片田舎の教会で精神修行を積むことになった。そこでギュシクは、アメリカ帰りの奔放な娘ボンヒと出会うが、教会から『失恋を理由に暴走する彼女に、洗礼を受けさせること』という難しい卒業課題を出されてしまう。神をも恐れないボンヒの行動に、最初は振り回されっぱなしのギュシクだったが、ボンヒが優しい心の持ち主だとわかるにつれて、次第に彼の中に恋心が芽生えていく。だが、生涯を神に仕えると決めたギュシクに、恋など許されるはずもなく…。

(NTT-X store商品解説より抜粋)

神父を目指す見習い青年と、欧米感覚にどっぷり染まった小娘の
現実にはまずあり得ないであろう恋物語。

何事にも無茶をする韓国映画ならでわの恐れを知らない楽しい設定です。

世間的に違った意味でズレているこの二人。
カタブツ男と自由奔放女が次第に折り合って行く様がとても面白いですね。

展開はいたってコミカル。

コーラス隊のパフォーマンスは「やっぱりやったか!」と思わず舌打ちしてしまいます。
「天使にラブソングを」のノリをそのままパクってんじゃん。(笑)

それはともかく、神父さん役のクォン・サンウ君。
顔こそ冷めているものの、あなたチョット今回張り切りすぎ。

クラブに行くわ、ラブホに行くわの大はしゃぎじゃないですか。
しかも、トラの着ぐるみまで着用して。(笑)
サービスしすぎだから。 ねえ。

別にそんなシーン入れなくても展開上成立はするのに、
そこを押し切って無理矢理差し込む。
「これぞ韓国ぱわーだ!」と笑って許しましょう。

それと、聖水を一気飲みするハ・ジウォンも、なかなかやるな。( ̄ー ̄)ふっ

「あ。彼女やっぱりこの路線の女優じゃん。」とあらためて納得。
「デュエリスト」なんか出ちゃダメ、ダメよ~!

韓国映画としては、ほぼ平均的な楽しさかもしれませんが、
クォン・サンウとハ・ジウォンの魅力をコミカル方面に上手に引き出した作品です。

チラリと見せるサンウの涙目は、きっとファンにとってはお宝映像でしょう。

まあ、なにはともあれ、「デオ・グラシア~ス♪」(て、意味ワカラン)

 

【作品】恋する神父

 


あ~勘違いの巻

2006年06月15日 | 試写会に燃えた日々

先日UPした『試写会近況レポート』記事ですが、
実は記事内容に誤りがありました。

あろうことか、「幸せのポートレート」を勝手に来週だと思い込んでまして、
実はこれ、良く見ると今週の土曜日でした。 アブネーッ!

記事を全面的に修正させて頂きました。

尚、頂いたコメントにつきましては、そのままにさせておいて頂きます。
申し訳ございませんでしたハハッ!

 

修正後の記事はコチラでございます。 

『札幌試写会日記~近況~【6月/第2週+第3週】 』


札幌試写会日記~近況~【6月/第2週+第3週】

2006年06月15日 | 試写会に燃えた日々

この記事は、2006/6/13に書かれた記事ですが、
こっちゃんの勝手な勘違いによって記載内容に誤りがありました。
その後6/15に内容を書き直してあります。

それ以前に書き込んで頂いたみなさまのコメントは
そのままにさせて頂きますのでどうかご了承下さい。

 


▽6月13日(火)札幌シネマフロンティア/開映19:00~【主催:角川グループ】

【着信アリ Final】ハガキ1通応募1件当選(ペア券)
 
オフィシャルサイト

これ今晩行ってきます~♪
なんだかんだでこのシリーズは全部観てますね~。
そういえば、ミムラ主演の「着アリ2」も試写会で観た・・・(╬☉д⊙)ゲッ!
もしかして狙われてるん?着信OFFッ!

 


▽6月17日(土)共済ホール/開映17:00~【主催:ニュートンハウス】

【幸せのポートレート】ハガキ3通応募2件当選
 
オフィシャルサイト

これ観たら、今よりもっと幸せになれるのかな・・・? (*´ー`*)

 


▽今週、外れてしまった試写会 (つД`)・゜・゜。
●カーズ(講談社:ハガキ応募2通)
●初恋(TVh:ハガキ応募3通)
●デスノート(STV:ネット応募3件)

当たらないなぁ~。盛り上がらないなぁ~。
・・・やっぱり最近、気合が抜けてますね 
ちょっと精神的にも疲れ気味かもしれません。


では、今週の集計を・・・。(先週報告がなかったので、今回は2週分です。
当選分に使用したハガキは4枚。落選分のハガキは5枚。
他はネット応募です。
合計9枚で 総ハガキ代は450円

今回の当選は3通でした。
ただしその内1通はペア券ですから、450円を4で割ります。

すると・・・映画1本1人当たり、約113円で観れるコトになりました♪

しかも今回当選した「着信アリ Final」の試写会は
シネマフロンティアという、札幌で一番設備の整った映画館での上映なので、
普通に映画を観るのとなんら変りありません。
これは、すっごい嬉しいなぁ(*´ー`*)

 


▽現在応募中 v(。・ω・。)ィェィ♪
-試写会-
●MI:Ⅲ(S-woman、講談社イブニング)
●ゲド戦記(アサヒ飲料、講談社、)
●カーズ(TVh)
●着信アリFinal(STV)



-劇場鑑賞券-
●M:I:Ⅲ(ミッション・イン・ポッシブル3)(ペア)応募中~♪
●初恋(USEN)
●オーメン(講談社)

付け忘れてなければこんなカンジです

 


▽希望を胸に、今後応募する試写会(予定) φ(`д´)カキカキ...

今のところありません。何か情報が入り次第応募します。

 


▽今週の反省会 Ψ( ̄∀ ̄)Ψ

 

来週分の試写会が一件届きました。
「M:I:Ⅲ」です。

なんだか最近、試写会応募が「M:I:Ⅲ」と「ゲド戦記」のオンパレードなのですが、
「M:I:Ⅲ」なんかは映画館で観た方がいいかな?、と。
内容よりも音響重視のアクション命の映画で終わりそうな予感がしているのですよ。
だったら音響の整った映画館で観るに限りますよねぇ。

と、言いながらも試写会に当たれば当然行くのでしょうが、
正直、外れてもそれほど悔しくありません。(笑)

・・・そんなコトを言っていたら、昨日これが届きました。
講談社さんのマガジンSPECIALでの当選です。
しかも完全にあきらめていた映画館での試写会です。(おお、ラッキー!)
ちょっと好きな映画館ではないのですが、
当たったからには張り切って行ってまいります。ヾ(ーー )ゲンキンヤネェ~

「ゲド戦記」も音響設備で整った映画館で観る方がきっと入り込めるのでしょうね。
映画館では予告編が流れ始めましたが、
あれを観るだけで出来の良さが伝わってきます。
スタジオ・ジブリは音響もかなりこだわりますからね。
期待しましょう。

あ、そちらの当選結果はまだまだこれからです。

みなさんのところはいかがですか?当たってますか?それではまた来週~


 

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進化系バトン

2006年06月14日 | お遊び♪

おともだちのあんびるさんから頂いたバトンを、まだ受け取ったままでした。

これって期限はあるのですか?あったらもう時間切れですよね。

でも、気にしないでまいりましょ。っと。

-さて、今回のルールとお題はこちらだそうです-

終わった後に質問を3つ削除して、そこへ3つの質問を追加する。
バトンを回す人数は変えちゃだめ。


  進化系バトン  


Q1)1日25時間あったら、今までより多い1時間を何に使いますか?

修行。日々、映画を観て鍛えます。(←それ修行じゃなくて趣味だろ!) 


Q2)人生をやり直せるとしたら、どこからリスタートしたいですか?

別に戻らなくてOKです。
出来なかったことは来世でやります。(←今度は蛙かもしれないぞ!) 


Q3)自分のまわりに埋めてしまいたい人は何人くらいいますか?

それを言ってしまったら、きっと次の日に自分が埋められます。
だから言いません。(←てか、いないだろ!) 


Q4)血液型占いの相性診断って当たっていると思いますか?

当たるわけない。だって血だよ。(←説得力ゼロ) 


Q5)今までで一番感動した出来事は?

くまたんとこうして一緒にいること。(←ポイントアップ!) 


Q6)1つだけ願いが叶うとしたら何をお願いしますか?

映画館くれ。(←無理だって!) 


Q7)最後の晩餐と分かっていたなら、どんなメニューを食べたいですか。

おにぎり。(←かもめ食堂かいっ!) 


Q8)今までの人生の中で一番恥ずかしかったのは、どんなときでしたか?

毎日恥ずかしいですよ。(←そりゃそーだろ) 


Q9)これまでにもらったプレゼントで、最も嬉しかったのはなんですか?

お金。(←それが一番恥ずかしいっちゅーの!) 


Q10)次のバトンを回す人5名さま

あ、すみません。それじゃあ。仲の良いおともだちに。

 未確認生物界の王道をゆく、ネス湖のネッシーさん

 雪男に間違われやすいロッキー山脈のビッグフット

 「絶対いる」と言われつづけ日本で人気NO.1ツチノコくん

 宇宙人の定番!でもどこの星の方?エイリアン・グレイ

 アンタこそエイリアンじゃない?生息地不明チュパカブラ殿

 

以上5名。バトンを受け取ったみなさま、ぜひ答えてね。
ルールは変えちゃだめよ。

-あ、ちなみに変更する質問3つは以下の通りです。-

Q5)「今までで一番感動した出来事は?」
         ↓
   「今まで人前に姿を現したことありますか?」に変更。

Q7)「最後の晩餐と分かっていたなら、どんなメニューを食べたいですか。」
         ↓
   「いつも何食って生きてるんですか?」に変更。

Q9)「これまでにもらったプレゼントで、最も嬉しかったのはなんですか?」
         ↓
   「これまでに人をさらったコト(もしくは食べたコト)ありますか?」に変更。

※もしこの他にバトンを受け取りたい方がいましたら、上記5名(頭?匹?)のメンバーと入れ替わってお答えください♪
(答えられる質問か!

・・・お後が宜しいようで
 


着信アリFinal (2006)

2006年06月14日 | むむむMovie

こっちゃんポイント ★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 105分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (東宝)
初公開年月 2006/06/24
ジャンル ホラー

修学旅行で韓国に行くことになった高校2年生のえみり(黒木メイサ)。日韓手話交流会で知りあった韓国の男友達アンジヌ(ジャン・グンソク)との再会を心待ちにする一方、クラスでいじめを受けている幼馴染み・明日香(堀北真希)の不参加を残念に思っていた。そんな修学旅行の最中に、1人のクラスメートの携帯から聞き覚えのない着信メロディが流れる。未来の着信時刻に、持ち主の首つり画像が添付されて…!その生徒が“死の着メロ”の予告通りに死を遂げたのを皮切りに、生徒たちは次々と“死の着メロ”に襲われていき…。


 

(goo映画より抜粋)

明日香:「パムは私の隣に座ってるわ。」

えみり:「そんなワケないじゃない!だってパムは、パムわ・・・。」

て、まるで茶番のようなやりとり。
えみりさん、そんなに勿体つけても次の展開はミエミエです。ヾ(・ω・o) ォィォィ

映画の『着信アリ』シリーズはこれが3本目。そして、今回が最終章になるとのこと。
なるほどね。たぶん「最終章」にふさわしい締めくくりを飾れたでしょう。
だって、こんなカンジが今後も続くなら、もう誰も続編を望まないでしょうから。
はい、ドボン!ヘ(_ _ヘ)コケッ

さすがにネタが尽きたというか、ネタに苦しんだ感が見え見えの映画でした。
この”進化”はちょっと受け入れ難いものがありますね。

初めてあの”死のメロディ”がケータイから流れたのは、2004年1月。
劇場版「着信アリ」の誕生です。
「妖怪大戦争」「ゼブラーマン」「DEAD OR ALIVE」三池崇史監督によって撮られ、
柴崎コウさんの絶叫につられたみんなが、一斉に震え上がりました。

その続編「着信アリ2」は翌年公開。
後にTVドラマ「時効警察」などを手がけた塚本連平の手によって完成。
今度はミムラ(ミイラさんじゃないからね)の絶叫シーンが飛び出し、やはり恐怖のどん底へ。
瀬戸朝香との共演も一層盛り上げてくれました。

そしてこの度、最終章の「着信アリ Final」が、
2005年10月から放送されたTVシリーズの麻生学によって映画化されたというわけです。

さてと、今回の主演は・・・・

あ!堀北真希ちゃんなのねっ!

今やTVへ、映画へと、引っ張りダコの女の子。
先日観た「トリック 劇場版2」にも出てましたし、
あの「ALWAYS 三丁目の夕日」にもロクちゃん役で出演してます。
アイドルに疎い世代にも、その顔は大分知られてきたのではないでしょうか?

そしてもう一人の主役は、この人。

「誰や?」なんて言ってたら、これからの時代を生き抜けなくなるかもよ?
今上り調子の黒木メイサちゃんです。
「同じ月を見ている」でヒロインをやっていた彼女。
CMでもぼちぼち見かけるようになってきました。

今回はこの二人がツートップとなり映画が進行するのですが、
実はここに国外から強力な助っ人が加わります。

それが、彼。

ジャン・グンソク

なんでもこの子、韓国で人気上昇中らしいですね。
本国では、TVドラマ「プラハの恋人」などに出演のイケメン君。
オバサマの消えかかった韓流魂に再び火がつきそう。
このキャスティングには、ちょっと製作側のいやらしい思惑も見え隠れしますが。(笑)

しかし・・・。

こんなキャストで出来上がったこの映画自体、一体いかがなものでしょうか?

お話としては、韓国へ修学旅行中の高校生を「死の着メロ」が襲うという展開なのですが、
今回は前回までの設定に弱冠追加変更された部分があります。

なんと!いきなり新ルール誕生!

ちなみに前回までは
「お馴染みの着メロが流れてきて受けると、自分の死ぬ直前の声が聞こえてくるだ。
 その声を聞いちゃった者はみな確実に死ぬだ。」というものでした。
着信時刻は自分が死ぬ時間。しかも発信者はあり得るハズのない”自分自身”。

しかし今回の不幸の着信は電話だけではなく、何故だかメールも送信されてきます。
しかも親切に自分の死顔の画像付き。添付かよ!
キレイに撮れてんじゃん。v(。・ω・。)ぶい♪・・・ってコトは良いとして、
あれっ?これってなんか変。

いきなり「受信アリ」になってないか?

まあ、そこをツッコむとこの映画は先へ進めないのですが、これはちょっと如何なものでしょう?

さらにこのEメールならぬC(死)メール。
助かる方法が一つだけあることが即、判明。
それは「お友達に転送しちゃえばいいじゃん!」というもの。

もし自分にメールが届いても、死亡予定時刻までに誰かに転送すれば、とりあえず自分はセーフ。
ただし、今度そのメールを転送された者はもう他に転送は出来ない。
つまり、送られた人はそのまま死ぬしかないのですよ。

て、だから「転送アリ」になってないか?っての。

これってまるで、映画「リング」「ダビングシテ観セレバ、アナタ助カリマス」と似たものを感じますが、
メール転送は指先でチョチョイとケータイをイジれば出来るだけあって、非常にお手軽感覚。
結局、安易な”大転送大会”へと発展して行くわけです。

「アタシのところへ送らないでよ!」「友達だったらアタシの変わりに死んでくれる?」

・・・とまあ、こんなカンジ。
この辺の面白さを狙ったのでしょうね。

特定の人間をいじめることで繋がっているようなカタチだけの友情はあっちゅー間に崩れ、
皆自分の身を守る為にケータイの奪い合いになる。
この映画が”携帯版バトル・ロワイアル”と呼ばれるのはこのためです

それにしても、どんなに騒いでもノー・プロブレムな韓国ホテルの存在が不思議でならない。
日本の高校生どもが「テメーケータイよこせ!」「ウルセーバカヤロウ!」な感じでキャーキャー言いながら走り回っているというのに。
他の客の迷惑になるだろうが。

とにかく、この映画はちょっと演出不足。
ホラーとしての怖さもなければ、謎解きの面白さも見つからない。
そこに持ってきて、キャストの魅力も引き出せてはいない。
気がつけばダメダメ・モード全開です。
大人を惹き込むほどの魅力には完全に欠けていました。

あの明るい役中心イメージの堀北真希ちゃんが、
悪役をやるのはたしかに興味があるものの、
彼女が出せた精一杯の怖さは目が据わったあの時の顔だけ。
口から出る陰湿な恨み節には多少ドキ!とはしても、
そのセリフのトーンにどこかワザとらしい空気を感じます。

彼女に本気のホラーはまだまだ無理かも。荷が重すぎます。
キャスティング・ミス?それともカントクの力量不足?
堀北真希ちゃんは嫌いではありませんが、彼女が光るのは明るい役、
もしくはトボケタ役だと思います

こんな悪役をやるのは、まだまだ先で良かった感じがします。

一方の黒木メイサちゃんも可もなく不可もなしといった感じ。

なにより勿体無いのは、せっかく参加してくれた韓国スターの彼。
「日本語を勉強していた」というのに、今回はセリフが全く無い
手話のみの演技。つまり彼は言葉が話せないという設定なんです。
せっかくだから、ちょっと彼の声を日本語で聞いてみたかったですね。

シリーズ全ての原作者である秋元康さんは、この『着信アリ Finnal』がヒットしたら、
「続ファイナル」「最後のファイナル」「ファイナルの逆襲」という
この後の3部作を用意しています、と言われたらしいですね。

ぜひ、やめて下さい。

しかもそのタイトルって、「なんじゃそれ?」じゃないですか。
日本語にしたら「続・最後」「最後の最後」「最後の逆襲」だもの。

あ、それとこの映画。今までのシリーズ(せめて映画版だけでも)を観ていないと、
後半からクライマックスにかけて意味不明になること確実。

ご注意を。

それにしても、久々に全然怖くないホラーを観たなあ。

《2006.08.30記事一部改訂》


【作品】着信アリFinal