こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

げすとぶっく 【17】 2006.01.31~2006.02.13

2006年01月31日 | げすぶ。
 

 
&

     こんにちは。こっちゃんです

              『げすぶ』更新です。【vol.17】になりましたね。
      みなさん、いつも応援ありがとうne

      さてさて
      最近、どうも記事更新のペースが鈍って来ています

      きっと、変なところに凝りすぎているからでしょうねぇ
      いらないギャグとか、画像とか。。。
      気がつけば、やたら記事作成に時間を費やしてたりします

      ふと気がつけば、2~3日に一回の記事更新ですもんねぇ

      その上、やりたい事(ブログ上でね)なんかも合わせてやったりしてるもんだから
      これじゃあ一向に進むわけがない!

      まぁ、みなさんはそんなこっちゃんを見捨てるでなく、また突き放すでもなく
      足しげくココに通って来てくれてるワケでして
      それに関してはとっても嬉しい思いでいっぱい×いっぱいなんです

      本当にありがとうございます

      なんだか、こんなペースが定着しちゃいそうですが、
      こっちゃんのくだらない記事は長い分毎日読むにはキツイでしょうし
      スローペースなら、それもまた皆様にとっても丁度良いことなんだろうなぁ・・・・なんて

      そんなこんなで、ゲスブを更新しましたので、記事のない日はココで遊んで行って下さいネ♪

      みなさまのところへもの~んびりお邪魔していきますので、
      
どうぞ、これからもヨロシクねぇ~

 

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ミュンヘン (2005)

2006年01月30日 | いかすMovie

こっちゃんポイント ★★★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 164分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (アスミック・エース)
初公開年月 2006/02/04
ジャンル ドラマ/サスペンス
映倫 PG-12

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こる。人質となった選手11名は全員死亡。これに激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は、秘密裏に暗殺チームを編成、首謀者11名の殺害を企てる。リーダーに任命されたアヴナー(エリック・バナ)は、仲間4人とともに殺害を実行していくが、次第に自分たちの任務に疑問を感じ始めていく。

(goo映画より抜粋)

頑張れ浅田真央!五輪の星となれっ!

ちみなら出来るゾ!できるぞぉ~!いけぇぇぇぇッ!

えっ? 彼女、出ないんですか?

・・・若すぎましたか。はあ。

しかし何ですな。日本が「ミキティ」だの、「いなばうあー」だのと盛り上がっている中、こんな物騒なオリンピック映画の公開です。競技で競うお話しではありません。言っちゃえば完全な場外乱闘監督はS.スピルバーグです。

この事件を世に産み落とした対立は今もなお続いているというこの事実
これはそういう”事実”がモトになったお話。物騒すぎて笑い飛ばすことなどできません。

歴史フィクションとは言え、この映画は結構事実に忠実に再現された作りなのだと聞きました。だとしたら、これはまったくもって恐ろしい”現実”の姿。少なくても日本人として生まれ育ったボクらにとっては、ホイホイと入り込める世界ではありません。
「こんな国には生まれなくて良かった」と、つくづく身に染みますね。

パレスチナの武装ゲリラが、ミュンヘン・オリンピックのイスラエル選手の宿舎を襲撃し、その全員を殺害したという残酷な事件。まずこんなことがあったということに最初にビックリ!そして、11人のアスリートを失ったイスラエル政府の選んだ対策が”報復”だったということに2度目のビックリです。

「やられたからやり返す!」
この信じられない発想が、更に多くの血を流す結果となったのです。

なんという恐ろしいお国柄かと、今さらながら震え上がってしまうようなこんな歴史的問題を、スピルバーグ氏がトリノオリンピック開催のこの年にあえて掘り起こし、彼独特の切り口と口調で2時間44分という長尺で見せ付けます。さすが無敵の大胆オヤジ。

この時の”事件”をさほど良く知らず、今まで目を向けることがなかったこっちゃんは、「果たして理解できるものか?」と、チョットした心配もあったのですが、そこはさすがスピちゃん。いつもながら分かり易い。そのオヒゲ顔にスリスリしたくなります。


それにしても、これはいったい何という陰湿な話なのか。

イスラエル政府によって秘密裏に結成された、たった5人の暗殺チーム。
目的はただひとつ!ミュンヘン事件実行犯11人の殺害!
それぞれに決まった役割が与えられたエキスパート達が選ばれたのです。

リーダー、車両担当、後処理担当、爆弾担当、文書偽造担当。
その、存在はどこまでも秘密であり、家族にも明かせない。彼らは国家に存在していないはずの殺し屋集団だったのです。 

ところがこの5人。そんな過激な任務を遂行しつつも、決して非情な人間ではない。実に「人間らしい」一面を普通に持ち合わせている人間なのです。家族を愛していたり、仲間同士信頼を寄せ合ったり。

ここが、この映画の見どころ。

きっと平穏な国に生まれれば、普通に穏やかで幸せな暮らしを送っていた人たちに違いありません。

子どもの声を聞き受話器を握り締め泣き崩れるアヴナー(エリック・バナ)には、思わずもらい泣きしそうになります。

我国を愛する心
家族を愛する心
そしてテロ行為を憎み嫌う心

そんな平和を望む人間が取らなければならなかった行動が「暗殺」だったという、この皮肉。
なんともやりきれない気分です。

一人、二人、三人・・・。 ”情報源”をモトに確実に任務をこなす彼ら。

電話機の中、ベッドマットの下、テレビの中・・・・・
彼らの標的が触れる物あちこちに爆弾が仕掛けられていく。

それにしても殺しの手段として選んだのが爆破というのはなんとも大胆すぎる気がします。標的を絞っているというものの、これでは巻き添えを出さない方が難しい。破壊力は回りに飛び火するのですから。

爆破の瞬間は、心拍数が上がってしまいます。

やがて”暗殺チーム”のメンバーに忍び寄る”報復に対する報復”。
一人、二人、と今度は自分達の仲間が・・・・。
これではキリがありません。

さらには無用な血も至るところで流れ始める。心の迷いに取り憑かれるアヴナーが印象的です。

「私は正しいのか?」
「この任務に終わりは来るのか?」

殺し合っているのは所詮、同じ人間。ともに痛みも感じれば、同じように恐怖も感じる。そうして、殺しあいの中から苦悩や迷いを生み出す人間の心が浮き彫りになって行きます。

こんなコトが正しいワケがない。しかし、それでも対立は終わらない。いつまでも、いつまでも。

我々には想像がつかぬほど、その「根」は太くどこまでも深いのです。

 

映画としてはもちろん軽くはありませんが、かと言って重すぎもしません。
むしろ「見ごたえがある丁度良いウエイト感」といった作りなのだと思います。

特にこの事件や、その背景に感心のある人にとっては、見応えのありそうな作品です。

これは娯楽作品のノリではありません。

しかし、こういう事件を映画で知るというのは とっても貴重なことだとも思います。

《2006.08.05記事一部改訂》

 

【作品】ミュンヘン

 


オリバー・ツイスト (2005)

2006年01月27日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント ★★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 129分
製作国 イギリス/チェコ/フランス/イタリア
公開情報 劇場公開
(東芝エンタテインメント=東宝東和)
初公開年月 2006/01/28
ジャンル ドラマ/文芸

19世紀の英国。救貧院に連れて来られた、オリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は、粗末な食事に腹をすかせた孤児を代表してお粥のおかわりを要求し、追放処分になる。一旦は葬儀屋に奉公するが、不当な仕打ちに耐え切れず逃げ出してしまう。行く当てもない天涯孤独な身の上では、目の前に延びる街道を遥かロンドンまで、目指すしかなかった。7日間歩き通して、大都会に辿り着いたオリバーは、スリの少年に拾われ、食事と寝床にありつけるからとフェイギン(ベン・キングズレー)という男に引き合わされる。

(goo映画より抜粋)

アメリカやイギリス人なら誰でも読むと云われていたらしい文豪チャールズ・ディケンズの原作をモトに作られた映画『オリバー・ツイスト』。そんな原作を「今で言うならロード・オブ・ザ・リング」と言い切った水野晴郎。おもろいシベ超オヤジやなあ。

さてさて、ミュージカル「オリバー!」にも繋がったこの名作。
ロマン・ポルノ好キーが・・・・・って日活かい!

そうじゃなくて、【巨匠】ロマン・ポランスキーがリメイク。
オリジナル作品の監督デヴィッド・リーンも、あの「アラビアのロレンス」を作った人で、【巨匠】と呼ばれていたようですから、
いうなれば【巨匠】のオリジナルを【巨匠】がリメイクしたのですね。

オリジナルは1947年のイギリス映画。
なんと60年近くも前の作品です。
実は今回、「こりゃオリジナルも観とかなアカンわ!」ということで、
このリメイクを観る前に観てみました。

それがコチラ。

いや、なにね。世良公則が哀れでね・・・って、コラ!(*o☆)\バキッ!

スイマセン。”ツイスト違い”でした。
普通ではあり得ない手違いを、心よりお詫び申し上げます。

こっちですね。

これ結構面白かったですね~。これならロマン監督でなくてもリメイクしたがるかもしれません。
上手く演出すれば、お涙頂戴ものに仕上がる予感です。

そこでこのリメイク作。
聞くところによれば、おすぎ先生の魂が震えたらしいじゃないですか?
ぶるぶるって。
これはますます「期待しろっ」ていうことなのだと受け取りました。

これってやっぱこういうことですかね?
例えば、後ろからこの映画を観ているときに、前席に座った人の肩や頭が小刻みに揺れていれば「あ!この人いま魂が震えてるなッ!」って判断して良いってことかな?ふーん。それはもっと楽しみです。

ただ、リメイクにはオリジナルと比較し、「大きな変更点がある」という情報も。これはオリジナルを知る者としては(って、やっつけ予習ですが)なんとも気になる情報。「なに?どこが?どんなふうに?」という関心でいっぱいです。

この『オリバー・ツイスト』というお話しを一言で言うならば、”人生色々”と言いますか、”人生たらい回し”というような内容のお涙頂戴物語。

この手のお話しが「三度の飯よりも大好き」という方も多くいらっしゃるでしょうねえ。
前半はとにかくボロボロなお話。孤児として育ってしまったがために、人並みの人生すら歩めなかった8歳の少年の苦労話で展開します。

ところが、彼の人生はここで終わるわけではありません。
ある人物と出会ってから 上へ下へと激しく転がり始めるというワケです。

とにかくこれ、ストーリーはなかなか面白い。なんせ、この波乱万丈っぷりが観ていて楽しい。まぁ、オリジナルと比較ばかりしても仕方ないのですが、リメイク版は大まかにはオリジナルそのままのストーリーをなぞって行きます。「あ、ここ観た!うんうんこんな風だったよね」なんて、懐かしの場面を重ねながら楽しむのも大いにありかと思いますね。

自分は、モノクロ映画を観る時に心のどこかで白黒画面に着色して観ているような気がします。そして、この映画を観たときの最初の印象は、自分の思っていた色がそのままスクリーン上に再現されてるという驚きでした。

作品全体の作風は「前半軽く、後半重めに」という感じ。コミカル調子から次第に笑えないムードに切り変って行きます。それでもオリジナルに比べれば全般的には軽快な印象。また音楽もそんな映像に合わせた作りに感じました。この辺は好印象ですね。

このオリバー君は、オリジナルよりも絶対的にかわゆい
しかし、そこが逆にこの映画ではアダになっていたかも?

オリジナルのあの子(ジョン・ハワード・デイヴィス君)の場合、本当に痩せてましたから。頬なんてコケて健康の”け”の字もない。白黒だから余計に陰影がくっきりついていたせいかもしれませんが、観ているだけで「この子に何か食わせたい」と思わせる説得力がありましたもの。

そういう視点で観るならば、このバーニー・クラーク君はチョットまだ不幸感が薄い。救貧院にだって、「昨日来たばかりです」ってくらい顔色が良いですからね。これは監督の狙いどころの違いでしょうか?

キャラクターとしては、オリジナルに沿った登場人物があれこれ出てきますが、オリバー君のお母様はこのリメイク作には登場しません。だから、あの嵐の夜に救貧院の門の前でパタと倒れ、生まれたてのオリバー君を差し出しながら「この子を、この子をォォォォォ~」というあのシーンはこのリメイク映画には存在しませんでした。救貧院についての説明なども特にないまま、いきなり途中からはじまりましたね。

ちびっこスリ団の親分フェイギン役のベン・キングズレーはかなり面白かったですよ。「オマエは誰だ?」という感じで。(笑)ルックスもすごいけど、話し口調もすごかった。怪演ですな。最後のシーンなんてもう、ねぇ。「ナニがナニだからナニだよねぇ~」ってカンジで。(観ればきっと分かります)

さぁて。
「オリジナルとの設定の違いは何だったのか?」というコトですが、要はこれ、明らかにラストが違います。まるでオリジナルに思い入れを持つ人に対して意図的に「否定派」を作るかのようなラストがやってきますからね。

どこまでも純粋なオリバー少年。その少年がラストに立ち会った光景。
こんなシーンはオリジナルにはありましぇん。
ポランスキー監督は「恩義を忘れない」というところを前面に押し出したかったのでしょうか?

実は、もともとこの話は「本当はオリバー君が○○○の○○の○○だったんです」というストーリーが隠されています。「あっと驚く真実」ってやつですね。それがこの映画にはありません。全く別な場面で物語を結んでいるんです。

こっちゃん的に言うならば
「リメイクはこれで良いのかも?でも正直、流れはオリジナルの方が絶対好き。」というところですね。

しかし、残念ながら今回の試写会では魂が震えてる方は一人もいなかったようです。
前の席の人はダレも揺れてませんでしたから。(だからそーゆー意味とちゃうて)

ま、魂は震えなくても「観たなあ」という満足感は残る映画ってとこでしょうか。

《2006.08.05記事一部改訂》

 

【作品】オリバー・ツイスト

 


おともだちリンクバナー作りました♪

2006年01月25日 | あてんしょんぷりーず

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 

いつもこのブログに来てくれているみなさまこんにちわ。こっちゃんです。

実は、今までどうしてもやりたいことがありまして、
それを昨日やっとやることができました。

「それ」というのは、のバナーです

実はこのgooブログを初めて、すぐにチョットした壁に突き当たりました。
というのは、サイドバーに表示できる『ブックマーク』の数・・・・

これがなんと、最大30件という少なさ!

初めてそうそう、いきなりパンクしてしまいました
もっといっぱい登録したいのに・・・。

こっちゃんはYahoo!ブログでこのタイトルの映画ブログを始めたのですけど、
あのY!ですら『お気に入り』の登録可能件数はこんなものじゃなかったハズ。

これは意外にショックでした。そして大いに不満でした。

しかもgooブログの『ブックマーク』は別ウインドウで開かない!
そこから皆様のブログにお邪魔してからまた自分のブログに戻るのは
なかなかホネが折れます。

これが自分のPCなら当然「お気に入り」登録してあるので
こっちゃんブログに戻りたい時にはソコをポチッと押すわけですが、
これにも問題があります。

気が付くと閲覧件数ばかりが、どんどんとカウントされてゆく・・・・
カウントのうち100件以上は自分ジャン!と思いながら不満を募らせていました。

何とかブログ画面上での機能性をUPさせたいトコです。

 

もうこれは、自分でリンクを貼るしかないなぁ・・・・

そう思ったのが、昨年6月。
なんと、このブログを初めた翌月じゃないですか(笑)
だからこれは半年以上も暖めてきた企画ということになりますね。

 

鉄道おもちゃとは言っても、ネットど素人のこっちゃんHTMLだのCSSだのってまったく知りませんでしたから、いったいどこをどうしていいやらわからず、出来合いのテンプレートでブログを続けてゆくしかありませんでした。(おお懐かしい

今でこそセンス度外視のハデハデ街道まっしぐら仕様に至ってはおりますが、ここに来るまでには実はこうした苦悩があったんですねぇ。

 

ここにきてやっとこんなコトが出来るようになりました。やっとです。

リンクをやっとこマスターですよ。頭悪すぎます

というわけで、覚えたらもう居ても立ってもいられない。
作戦開始です!

とはいえ、せっかくサイドバーにみなさまリンクを貼らせて頂くのですから、
文字ばかり羅列しても淋しいですよね。

やっぱ画像が必要です!

それならバナー風にしちゃえってなモンで、Yahoo!ブログのアバターや、
みなさまのブログのテンプレートプロフィール画像などをかき集めまして、
せっせっせっせと作らせていただきました。

 

こんな作業に昨日はかかりきり!(笑)

しかし、ここでまた新たな問題に気が付いてしまいました。

それは・・・・みなさまの承諾を一切頂いていないという事!

おいおい、そっちが先だろッ!と言われそうですが、
作ってしまったんだからしょうがない。

これから、このバナーの使い勝手を試しながらみなさまの所へご挨拶に伺います。

 

そこでお願いなのですが、
このバナーはこっちゃんのロー・センスで作ったバナーですので、
もし「気に入らんなあ」という方がいらっしゃいましたら
遠慮なくお申し付け頂きたい
のです。

その時は、即撤去させて頂くか、みなさまお手持ちのご自分の素敵なバナーと
交換させて頂きたいと思います。

また、ブログタイトルが間違っている、変ったなどありましたら
あわせてお知らせ頂けましたら幸いです。

 

なお、以前から使用させて頂きました【やっぱり邦画好き・・・】さん製作に
よるバナーはそのまま使用させて頂きました。

   こちらね♪

本当はこんなに素敵に作れれば良いんですけど・・・・・ごめんね
(こちらは職人の仕事ですから、敵いません。とてもとても....)

 

まあ、そんなワケで、この形であればどんどんお友達リンクを増やすことが出来ます。
今回間に合わなかった方のバナーもどんどん作らせて頂きたいと思います。

「ここに自分のが無いぞ!」「入れなさい!」「ライブドアはどうなるんだ?」など
ありましたら、コメント欄にて受付けをさせて頂きたいと思います。

 

これからも益々、タテ長なブログになっちゃう予定の
こっちゃんブログからお知らせでした~♪

   こちらも【邦画好き】さん作です。

「こんなことしてないで映画の感想をUPしろ!」って言われちゃいそうですが
もうちょっとやりたいことが先に控えてますので、これにて失礼ッ!

バサラッ!

 

 


ジャーヘッド (2005)

2006年01月23日 | いかすMovie
こっちゃんポイント ★★★★
鑑賞環境  試写会 
上映時間 123分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (UIP)
初公開年月 2006/02/11
ジャンル ドラマ/戦争/コメディ
映倫 R-15

海兵隊員の一家に生まれた青年、アンソニー・スオフォード(ジェイク・ギレンホール)。18歳になった彼は、一人前になろうと故郷に彼女を残して、海兵隊に入隊。3代目の“ジャーヘッド”となった。しかし、スオフォードに待っていたのは、想像以上に過酷な現実だった。新兵訓練とは名ばかりの虐待、始終浴びせられる教官の口汚い罵りの言葉。本当は大学へ行くべきだったのでは?という迷いも何とか乗り越えた彼に、今度は実戦という本当の試練がやってくる…。

(goo映画より抜粋)

”ジャーヘッド”   この言葉の意味を知っていますか?
いわゆる”アメリカ海兵隊員”の俗称です。

これこれ、そこの人。今、武田鉄矢は関係ありませんヨ。

・・・え?なに?

だから、それは”海援隊”でしょっ!(*o☆)\バキッ!

話しを戻します。

【ジャーヘッド】とは
その名前の由来は「高く刈り上げお湯を入れるジャーのような髪型」から来ているそうな。そして同時に「うすのろ、バカ、大酒飲み」などという軽蔑的な意味をも持ち、”完全志願制”の海兵隊員のエリート意識も皮肉っている。

・・・だそうで。 これチラシの裏に書いてあった ただの請け売りね。

あの湾岸戦争が舞台となっているお話しです。

今回は事前情報も大して得ず、「試写会に当たったから行く」程度の感覚だったのですが、なんとも不思議な戦争映画を観た気分になってしまいます。

それは主人公が敵に向けて一発も銃を発射しないから。しかも彼は狙撃兵だというのに。
そうです。これは主人公が撃たない、殺さないの戦争映画。なにしろ目の前に”敵”がいない。
そんな戦場に送り込まれた海兵隊員たちのお話なんですね。

それにしても、まったく あの”湾岸戦争”というものは、今となっても良くわかりませんが、この映画はこの戦争を漠然とニュースでタイムリーに見ていた我々に対し、今までとは違ったまったく別の視点から描き出します。「湾岸戦争って実はこうですネン!」と、18歳で志願した一人の海兵隊員の視点から浮き彫りにしてくれるわけです。

厳しい訓練、体罰、虐待エトセトラ...。

ここはなんといっても荒々しい軍隊。男の汗っていうか、体臭っていうか、そういう臭いがプンプンです。

っていうか、ってゆーか・・・。ん?
そういえば”優香”の名前の由来は「ってゆーか」という言い回しが当時流行ってたからなんだって!

今関係ないだろ!(*o☆)\バキッ!

おぉっと・・・すんまそん。軌道を修正いたします。

この映画の主人公アンソニー(ジェイク・ギレンホール)は海兵隊一家に生まれ育ち、「一人前になること=海兵隊に入隊すること」と考え入隊した青年。美しい恋人と離れてまで入隊したのでした。

しかし、そんな彼を待ち受けていたのは、アメリカ軍隊映画のあちこちで目にするような新入りの歓迎儀式、教官の罵声に始まって、一発必中の狙撃訓練などなど。数々の試練を乗り越え、ついに湾岸戦争へと乗り込んで行くのでした。

ところが・・・・・

戦地に乗り込んだは良いけど、あまりに暇。

来ちゃったものの、すぐには戦えない状況。それは、まだ敵国イラク相手に、アメリカ政府の働きかけが進んでいたからです。ここで”彼”の戦争はお預け状態に。

そこで当面の任務は朋友サウジ王国の油田警備・・・といっても、早いハナシが待機でということ。

待機、待機でまた待機・・・。来る日も、来る日も待機です。いつしか”戦いの時”を待つ海兵隊員の敵は”退屈”になっていました。せっかくサウジアラビアくんだりまで来たのに。

「おも~えばとぉ~くへきたぁ~もんだぁ~♪」おや?やはりドコからともなく武田鉄矢の歌声?

←って画像、長州小力ジャン!

髪型が近いからってアンタ・・・ヾ(ーー )ォィ!

あ!別に切れてないっスよ。切れてないッス。

 

また話しを戻します。

 

1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月・・・と月日ばかりが経つというのに、一向に作戦開始命令は下らない。戦場のすぐ側にいながら訓練に明け暮れる毎日。炎天下の中、神経ガスを防ぐ防護服を頭からかぶったままのフットボールなんていうのは、いかにもアメリカ感覚。

いったいいつになったら戦えるのか?前半1時間以上もそんな展開が延々と続く映画なのですよ、これ。

感想を言わせてもらえれば、今までいくつか戦争映画を観てきた中で、こんなにヒマな戦争映画は初めてです。(笑)

目の前でパタパタと仲間が倒れるわけでもなし、敵が攻め入って来るわけでもなしという緊迫感のないまま、映画の中の時間ばかりが過ぎていくのですからね。

そんな戦争映画が面白いの?と聞かれれば何と答えてよいものやら。
でも、こっちゃんは意外とこの映画が好きです。

この映画はあのニューヨークタイムズから”戦争文学”の最高峰と賞賛されたという「ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白」という原作が元になっています。そして監督は「アメリカン・ビューティ」のサム・メンデスです。

音楽が良いですね。おおっ!ここでこの曲を持ってくるか?!という新鮮な驚きなんかもあったりします。ボビー・マクファーリンの名曲『ドント・ウォーリー・ビーハッピー』なんか、とっても印象的な使われ方でした。音楽って使い方によって映画のムードをガラッと変えちゃいますよね。お陰で、この映画は作りが暗くないんです。

映画「ジャーヘッド」は紛れもない戦争映画ですが、そこに悲痛な叫びはありません。この映画の言わんとしていることは、かなり独特なものだということに気が付きます。

この映画から「戦争の悲惨さ」や「反戦の怒り」などの感情は不思議なほど湧きおこりませんからね。戦争映画でありながら人が殺しあう場面がないからでしょうね。

そこがまた、この映画の持つカラーとも言えます。

言うならばこれも、しょーもないアメリカの姿。これに尽きると思います。
その「しょーもなさ」に所々「クスッ、クスッ」と来てしまうのですよ。

出陣前の基地で、映画「地獄の黙示録」のヘリコプター数機が編隊で飛ぶシーンを、いかにも”海兵隊流”に観る隊員たち。メインテーマに合わせて集団で歌い、奇声を発するあの熱狂に驚きます。

敵地を目の前にしてひたすらテントでのキャンプ生活。敵の顔も見えず、敵の声も聞こえない毎日。気が付けば175日と14時間5分もの月日が流れている。
意味なく増え続ける味方の軍勢、その数実に57万5千人!

もぅ、アホっすね。

待ちに待った作戦の開始。
油の雨の降りしきる砂漠を進む隊員たち。
あっけないくらいの戦争の終わり。

そして海兵隊員達は帰国し、銃を握ることのない普通の暮らしに戻っていく。

サム・メンデスという監督は、
こんな”どうしようもないアメリカ”の断面を切り取って我々に見せてくれる人なのだと思います。

《2006.08.05記事一部改訂》

 

【作品】ジャーヘッド

 


B型の彼氏 (2005)

2006年01月20日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント ★★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 98分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開 (角川ヘラルド・ピクチャーズ)
初公開年月 2006/01/28
ジャンル ロマンス/コメディ

女子大生のハミ(ハン・ジヘ)は今でも運命の出会いを信じている女の子。ある時、間違いメールの相手ヨンビン(イ・ドンゴン)と偶然の出会いを果たしたことから、「彼こそ、わたしの運命の相手!」とロマンチックな妄想にはまりこむ。でも、実はヨンビンはB型の男の子だった!そう、巷で恋人にしたくない男性1位に輝く、わがままで自意識過剰で自己中心的なタイプである。一方、ハミは小心者で何事にも慎重なA型。自分とは全く違う性格のヨンビンに、彼女は惹かれていくのだが…。

(goo映画より抜粋)

こっちゃんはB型です。そうカミングアウトしたこの翌日から、このブログのアクセス数が激減したりして?
一応、覚悟だけはしておきます。

さて、B型には耳と目の痛いこの映画。それが男ならもっと痛い。その上、A型の彼女と観るならばその痛みはさらに数倍にも数十倍にも膨れ上がる。

こっちゃんは、まったくそんな状況でこの映画を観ました。(笑)

B型の男がA型の彼女を誘ってこの映画に足を運ぶということは、まさに”墓穴を掘る”行為。十分、お気をつけ下さい。

会場に行ってから気が付いてショックだったのですが、なんと今回は日本語吹替版での上映。いったいどんな層をターゲットに吹替試写したのかは疑問ですが、とにかく観てみることに。

まず、”B型”という血液型のこと。

まあ日本でも昔っから言われてますので、もはや慣れっこのつもりですが、占いによると「わがままで自意識過剰で自己中心的なタイプである」だそーで。はいはい。好きに言って下さい。たしかに思い当たりますとも。だから何よ?(お、開き直りか?)

そう言えば”血液型占い”は占いじゃなくて”統計学”だと、どこかで聞いた事があります。膨大なデーターから個々の血液型を持つ人に見られる性格の傾向を分析した学問だと。

それにしても、韓国人も血液型にこだわるとは意外です。にしても、こういう映画は日本に持ち込まず韓国の中だけで上映して下さいよ。B型の肩身が今まで以上に狭くなるぢゃないですか!ストーリーが進むたび、B型男の肩身はどんどん狭くなっていきます。10㎝、20㎝、30㎝・・・ホ~ラ、もっともっと狭くなって行きます。
アカン!このままでは肩がなくなってしまう!

B型にとってこれは、そんな冷たい映画です。そして世にも残酷なコメディなのです。

とにかく映画の中でB型男性は「人類の敵」扱い。最悪なオトコの代名詞がごとく祭り上げられるのですから。ここまで言われると、B型♂にとってはたまったものではありません。

「好きでB型に生まれたんじゃない!」と言いたくもなります。なのに周囲の人々に「サイテー」と言われてしまうのですよ。あまりに辛すぎます。かと言って、映画の中のヨンビンイ・ドンゴン)が言ったように「自分の血を全部入れ替える」など出来るワケもないでしょう。恨むなら父と母を恨めってことですか?

などと一応、嘆くフリをしてみましたが、実のところまんざら自分でキライな血液型とは思えないのもB型の特徴。それどころか、この世で一番素敵な血液型にも思っていたりします。

ホラホラ出ました”B型”が。(笑)

そうです。実際人のいうことなんか、そんなに気にしなかったりするんですよねぇ。
打たれ弱い?そんなの関係ない、関係ない。
そもそも”B型世界”なんていうのは嫌なことがあったとしても、一晩寝るか、美味しいものを食べたら次の日には忘れてるくらいの人種ですから。だから余計に嫌われるのかもしれません。(笑)少しは気にしろよってコトですよね。

もしかしてB型って究極の血液型じゃない?

・・・って、そもそもこの思考回路こそが”B型”の一番の問題点なわけで。

だからB型は、いつの時代も”身勝手”という名の追い風にのって旅をする旅人なのです。
この先、永久に世間の荒波にもまれながら、アテもなく大海原をさまようのですよ。

ああ、悲しい生き物ですB型って。でも素敵すぎますB型って。

頑張れB型。負けるなB型。世間の風は冷たいぞ。でもオマエならやれる。くじけるなB型。
ふれぇ~っ!ふれぇぇぇ~ッ!びぃ~がぁ~たぁ!
がんばれ、がんばれBぃがたッ!わぁぁぁぁぁ。ドンドンドンドン。パフパフ♪

あれっ?なんかムナシイ...

それはともかく この映画、
血液占い上”もっとも最悪な組み合わせ”とされるB型とA型の恋物語でして。

ただし、この映画のB型男性であるイ・ドンゴンは、「血液型だけが問題ではないのでは?」と思えちゃうような身勝手さはありましたよ。一方、A型のハミを演じるハン・ジヘにしても「いくらA型でもそれまたどーだろ?」と言いたくなるし。客観的に観れば他人の血液型なんてこんなものかもしれませんね。

ただ一つハッキリしてるのは、”二人の性格が正反対”だということだけでした。
ま、そこが面白くもあり、興味深くもありというとこで、
こんな二人が上手く行くの?っていうのが見どころです。

しかし、そんなのより この映画に対してはもっと言いたいことがあります!


主人公ハミの従姉役のアナタ!(シン・イ)
あなたにどーしても一言言いたい。

あなた、あなたねぇ・・・

 

松金よね子に似すぎですから!

 

参考画像を・・・

って、これどっちがどっちか分からないじゃないですか!(笑)
(ちなみに右が松金よね子さんです)

《2006.08.05記事一部改訂》

 

【作品】B型の彼氏

 


問答無用「無条件バトン」

2006年01月19日 | お遊び♪

『単騎千里を走る?』・・・試写会で観るつもりが、やむなく断念!無念!でございます

こっちゃん昨年から通算3度目の試写会キャンセル....うぅ


今週は4連チャン試写会などと喜んでいましたが、
まったくもって自然の猛威は驚異ですなあ~

今日も情け容赦なく吹雪きまくっております!
お家が揺れるほどの吹雪が吹き荒れております

 

まあ、明日もあることですし、今日は涙を呑んで見送りましょ

チャン・イーモゥの映像美を楽しみにしてたんですけどねぇ・・・・ちょっと残念
この映画はぜひ劇場で観たいと思います

健さん、すまんっ!

そんなワケでこんな記事でごまかしごまかし

おともだちのrinrinさんから頂いたバトンです♪
ちなみにこのバトン、miyuさんのトコからも同時に受け取りたいなと思います

ありがとね♪

 

さあて、参りましょっか!

 

 問答無用!「無条件バトン」 

 

1・無条件でトキメク○○な人を3人

ん?質問がちょっと不思議?
トキメク○○なひと?その○○って何ぃ?

う~ん、これを適当に自分流に解釈せよってコトかあ?
「素敵」とか「変態」とか「金持」とかそういうことなんだろうなあ

じゃ・・・・こっちゃん『役柄』ってコトで行っちゃお(こんなんで良いのか?)

 

 ①映画「ギルバート・グレイプ」ギルバート青年

 ②映画「エド・ウッド」エド・ウッド監督

 ③映画「チャーリーとチョコレート工場」ウォンカ社長

 

あれっ?これって全部ジョニー・デップじゃん!

なあんかジョニーって男から見ても素敵なんだよねぇ
あ、こっちゃん別にホ○じゃないよち、ちがうからねッ!

 

2・無条件で嫌いな○○なものを3つ(ジャンルはどんなものでも)

 ①電気代(でも電気を使うものは大好き) 

 ②ガス代(でもガスコンロで出来た料理は美味しい)

 ③水道代(でもノドは乾くしお風呂も入る)

 ④電話代(ネットがあるからしょうーがない)

 ⑤灯油代(おいおい!チョット高すぎるぞッ!)

     あ、5つも言っちゃった・・・・

 

3・無条件でお金がかけられる○○を5つ

 ①冷房系家電(暑いのはニガテ)

 ②暖房系家電(寒いのもっとニガテ)

 ③ホームシアター系家電(音と画が良くないの特にニガテ)

 ④食費(お腹空くのなんて最高にニガテ) 

 ⑤ 病院代(苦しいのは超超超超超....∞ なくらいニガテ)

以上、これらは無条件に・・・とは言っても、お金には限度がありますなぁ

 

4・無条件で好きな○○を3つ(どんなものでも)

 ①映画

 ②くまたん

 ③しらたま

  あ、・・・・・分かる人だけで結構です ※並びは50音順です

 

5・無条件でバトンを受け取らせるひと5人 

 おお

 なんせ、この前15人に渡したばっかりですからねぇ

 じゃ、今度は女性5人にお渡しします

 

 ①ニコール・バットマン(コウモリ系正義の味方です)

 ②ユマ・サーモン(春になったら放流予定です)

 ③キャサリン・ベタ=ジョークス(あまり面白いネタを持ってません。ベタばっかです)

 ④ナオミ・わっと!(わっ!と驚く演技専門のエキストラ女優です)

 ⑤ソフィー・マズそー(料理の下手な女性です)

 

一応、念のため申し上げますが、ハリウッド映画で見かける女優さんと
 あまりにも似通った名前のため安易にカン違いされやすいのですが、
 これまた全く無関係の方々です。
 全員、手に職をつけようと日夜「ユーキャン」の通信講座で学ぶ主婦
 (夫は単身赴任者)ばかりです。
 くれぐれもお間違いのないようご注意下さい。
 むやみに騒ぎ立てられると、こっちゃんが訴えられる可能性があります(ない、ない。)

 ※もし、この他にバトンを受け取っても良いよという方いましたら是非どーぞ♪

 

あ!明日はまた試写会で観た映画の記事をUPしますネ♪



最終兵器彼女 (2006)

2006年01月18日 | ふつーMovie

こっちゃんポイント ★★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 120分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (東映)
初公開年月 2006/01/28
ジャンル ロマンス/SF/戦争

ドジで不器用な少女・ちせ(前田亜季)と無愛想だけど気持ちの優しいシュウジ(窪塚俊介)。二人は小樽の同じ高校に通うクラスメート。ちせの突然の告白を受け、交換日記を始める事になった二人は、お互い戸惑いながらも、ぎこちない交際がスタートしていった。ある日、シュウジは友人のアツシ(木村了)とアケミ(貫地谷しほり)と一緒に買い物に出かける。休日で賑わう札幌で楽しげな時間を過ごす3人の上空に突然無数の爆撃機が飛来し、街を攻撃し始めた。足を痛め動けないシュウジの目前に落ちた爆撃機の翼が迫って来る。危機一髪のところで「何か」に救われた気がした時、背中から鋼鉄の翼を生やし、変わり果てたちせの姿があった。

(goo映画より抜粋)

”最終兵器彼女”なんて言うから、見るからに凄い”カノジョ”が出るのか、と。
北斗晶とか?・・・まさかね。( ̄ー ̄;)フッ

ダンナに自分の部屋も与えず、主導権は一切握らせない。亭主関白などもっての外。ヘタなことを夫が口走れば、いつ竹刀が飛び出すかわからない。今の世の中、一番強いのは女性なのでございます。あ、ちなみにこの映画に北斗晶は出てませんでした。確認済みです。 

そんなワケで(いつもながらどんなワケ?)この映画の試写会に。

窪塚俊介クンが主役です。ヒロインは前田亜季ちゃん。そうです、そうです。『リンダ リンダ リンダ』のドラムスの娘。ちょっとだけ大人になりましたかね?微妙ですが。

実は、主役の二人を見ていていると、どうしても映画とはまったく関係ないことに気を取られてしまい、こっちゃんは邪念を払い除けるのに必死の2時間となってしまいました。

それはこんな感じ。 

邪念1:どーしても窪塚俊介に兄の面影を追ってしまう

     
左がお兄さまの洋介。右がこの映画にご出演の弟・俊介。

あのね、似方がびみょ~なんですよね。

別に、似てないなら似てないで結構、似てるなら似てるで尚結構なんですが、言うなればコレ、「もしかしたら薄っすら似てるかもしれないような、そっくりとも言い切れないような微妙な相似顔ではあるが、それは気のせいかもしれないし、またそうとも言い切れない・・・」そんなハッキリしない感じがします。かなりモヤモヤする気になり具合。

ちなみに画像は、比較的似てる写真を探してはみました。それでもびみょーだもんなあ。これ実際に声とか聞くと、さらに微妙度がUPしますからね。弟・俊介は、兄キよりも太目の声。言い回しは常に喉の奥に言葉が引っ掛かるような感じ。比較的地味な演技。横顔や仕草にどこか兄の姿を見る程度・・・。

映画そっちのけで、なんかそんなコトばかりチェックしてました。

邪念2:前田亜季と長澤まさみがカブりる

 
左がエプソンカラリオの長澤まさみ。右がこの映画の前田亜季。

姉妹でもなんでもないこの二人が妙にカブる。でも、多分これはこっちゃんだけ。そりゃ、よ~く見ればそりゃ分かりますけど。ほんとです。でも正直パッと見でちょっと迷うところまではキテますね。(笑)それってダメじゃんて話ですが。

この調子で行くと近い将来、「タッチのみなみちゃん役ってこの人だよね」と言いながら、前田亜季を指差す日も近いですね。こっちゃんは大丈夫か?

・・・とまあ、こういうことです。


実はこの映画の撮影は、こっちゃんの住む北海道が舞台。映画のシーンは札幌、小樽と見慣れた景色ばかりでした。

札幌駅前のDAIMARU、丸井今井、MALSAなどにはじまって、水族館、運河など小樽のロケも。エンドクレジットを観て知ったのですが、夕張でのロケもあったようですね。どのシーンかは分かりませんが。

この映画の原作は、あのTVドラマにもなった「いいひと。」(草 剛クンが主役でしたネ)を描いた漫画家・高橋しんの同名漫画です。彼は優しいタッチの絵とストーリーで人気のある漫画家。原作はビックコミックスピリッツ連載なのですが、その着眼点について表現するならば、”奇抜”という言葉意外ちょっと見つからない感じもします。

突然日本が世界を敵に回した戦争を引き起こし、その原因ともなったのがこの「彼女」。何故ならばその彼女は、日本が防衛の要として開発した保持することが許されない”秘密兵器”だったからというお話しです。

まさに最終兵器ともいうだけあって彼女の攻撃能力は絶大。
多方向ミサイル同時攻撃で一瞬にして敵をやっつける。恐ろしい破壊力。

しかし、そんな彼女は普通に高校へ通う女の子
「自分は兵器なんだ」と納得しつつも、一方で”普通”でいたいという淡い想いも持ち続けます。

って、「はぁ?」ですよね。(笑)
加えて、「これは事実に基づいたお話しです」と言ったらもっとビックリしませんか?
ご安心下さい。そんな事実はありません。(←だったら言うな!)

これは無茶苦茶な話。そしてきっと誰もが「あり得ない」と言う話です。

この頃流行の女子高生~ 背中がジェットの女の子~ 
こっちを向いてよチセ~♪
だってなんだか だって だってなんだもーん♪

おぉっと、思わず歌ってしまいましたが、こんな光景は、恐らくこっちゃんが生きているうちに目にすることはまずないでしょうね。

でもね、この話しの見るべきところはもっと他にあります。

それは・・・・  

それはね・・・・・

前田亜季の作ったヘンテコなお弁当...アテッ(*o☆)\バキッ! 
じゃなくて、奇妙な設定がもたらす不思議な恋愛感情の揺れ動きです。

不器用な二人が交換日記によって互いに本心で向き合い始める。「メールのほうが早いジャン。それってウザくねー?」って言っちゃった人はまだまだ甘い。

こういう小道具が後で効いて来るんですよ。あと、カセットテープとかね。

iPodのこの時代に、カセットテープウォークマンだからこそ強烈なインパクトが植えつけられるってなモンです。「好きな曲ダウンロードしてあげるでも5曲までね♪」じゃプレゼントにならない。手渡すならやっぱりカセットでしょ?(笑)だからコレで良いんです。

恋愛ドラマでもあり、SFでもありのこの映画。

本来こういった設定はやはりアニメの方が上手く行くような感じもしますね。といいながら調べてみると、既にアニメになっちゃってるんですね。

そんな話を今回あえて実写化したのか?

なにゆえ?

でもね、彼女が兵器に変って行くトコロの映像は、既に漫画世界を超えた美しさを感じさせるものがありました。この辺りは実写化して正解という部分でしょう。クライマックスでの「彼女」の飛翔シーンも美しかったですよ。

残念だったのは戦争に関する部分の描き方かな。自衛隊は出てくるけど、結局誰と戦っていたのか?会話の中で「世界を敵にまわした」という状況は分かりますが、映像的には一切説明なっしんぐ。また生身の彼女が兵器になってしまった経緯も語られはしないのです。

ルーツを知りたい。ルーツを。

この手の映画にしては、パニックシーンも少ないのも残念賞。もちろん過剰過ぎる必要も感じませんが、逃げてるエキストラの人が笑顔なのは大問題でしょ。(笑)
映画に出れた嬉しさを隠し切れなかったか。

それでも、あちこちに散りばめておいた恋心のカケラを拾い集めるような演出は、思わずぐっ!とキテしまいました。おや?あちこちですすり泣きも。

ああ、この切ないシーンをやりたくて映画にしたんだなあと。

見ようによっては茶番劇。でも、「これは漫画から生まれた世界観」とはじめから思えば、案外楽しめます。主役の二人は、ちょっとこれからの活躍に期待したいところですね。

 《2006.08.05記事一部改訂》

 

【作品】最終兵器彼女

 


人間性バトン

2006年01月17日 | お遊び♪

おともだちのけいちさんからまたまたこんなバトンを頂いきました

そこで、またまたバトンを受け取ってみようと思います

そりでは・・・・


  人間性バトン 

 

1・人間性バトンを回してくれた人に対しての印象をどうぞ

どうやら軽トラでその辺りをブイブイ言わせている方のようです。

『頭文字(イニシャル)K』です(軽なので)

 

2・周りから見た自分はどんな子だと思われますか?5つ延べよ

 ①犬 

 ②ぬいぐるみ

 ③チビ

 ④肉食

 ⑤本当はアンタ人間だろ?

 

3・自分が好きな人間性について5つ述べて下さい

 ①意味なくやさしいひと

 ②毎月、お年玉をくれるひと

 ③毎週、誕生日祝いをくれるひと

 ④毎日お肉をくれるひと

 ⑤耐震偽造をしないひと

 

4・嫌いな人間性について5つ述べて下さい

 ①むやみやたらに厳しいひと

 ②お年玉の袋に中身を入れないひと

 ③他人の誕生日祝いで、ついでに自分の誕生日を祝うひと

 ④こっちゃんが一生懸命焼いたお肉をあっさり横取りする人

 ⑤くるくる回りながら株の不正取引をする人

 

5・自分がこうなりたいという理想像はありますか?

 ハチ公、タロー、ジロー、ラッシー、どろんこハリー、スヌーピー

 

6・自分の事を慕ってくれる人に対して一言言って下さい

 同情するならホネをくれ。

 

7・そんな大好きな人にバトンタッチ15人!!

 じゅ、じゅーごにんっ????多すぎませんか?
 じゃあ、こっちゃん知り合いの団体さんにパスしますッ!

 SMAPEの5人(中尾、羽取、稲柿、草投、キムタコ)

 TAKIOの5人(生瀬、松山、常志麻、山田、節分第一)

 V600の6人中5人(田森、身焼、丘駄、酒本、長保、みのっち)
               ↑じゃんけんで負けた人外れて下さい

 (念のため申し上げますが、ジャニーズ系アイドルグループとあまりにも似通った名前のため、そちらのグループ名、もしくは人そのものとしてカン違いされやすいのですが、これまた全く無関係の方々です。全員しがないストリートパフォーマー(現在、ニート生活者)ばかりです。お間違いのないようご注意下さい。)

 ※もし、この他にバトンを受け取っても良いよという方いましたらどーぞ♪

 

あ!明日は映画の記事UPしま~ス♪


THE 有頂天ホテル (2005)

2006年01月15日 | しびれるMovie
こっちゃんポイント ★★★★★
鑑賞環境  映画館
上映時間 136分
製作国 日本
公開情報 劇場公開 (東宝)
初公開年月 2006/01/14
ジャンル コメディ/ドラマ

物語の舞台は大晦日の大ホテル。そこに集ったそれぞれの人々に起こるそれぞれのハプニング。彼らに、幸せな新年は訪れるのだろうか?“ホテルアバンティ”の副支配人である平吉(役所広司)はなんとか今日、大晦日を無事に終えたいと願っていた。しかしなぜだか総支配人(伊東四朗)は行方知れずになり、ホテルにはワケありの人物たちが続々集結。彼の願いもむなしく、トラブルばかりが発生していく。おまけに別れた妻(原田美枝子)と遭遇。働いていると言えなかった平吉は、授賞式に呼ばれて来たのだと嘘を付いてしまうのだった。

(goo映画より抜粋)

あ!すんまそ~ん。30年前にこのホテル予約したこっちゃんなんですけどぉ。

えぇ、今年の大晦日に超高級バリモア・スイートで御予約のこっちゃん様ですよ。ん?なに?あんだって?
犬はスイートに泊まれませんて....それってどーゆーコト?アヒルが走り回ってるホテルで、どーして犬がダメなのよっ!
総支配人呼びなさいっ、総支配人を!

って、出てきたアンタ.....顔面白塗りかいっ!

というわけで観ました。『THE 有頂天ホテル』。
タイトルからして、すでに面白い。

まったくもって、いつもながら三谷幸喜という人の才能には関心するばかりです。「笑の大学」でも彼の脚本世界に、頭のてっぺんから足の先までどっぷりと浸かり笑い転げたこっちゃんでしたが、この映画を駄目と言えるわけも無いことは、観る前から分かっていたこと。

もちろん「ラヂオの時間」「みんなのいえ」の監督作品や、数々のTVドラマも欠かさず観てたりしますけど、どれを観てもどっかツボにクル。こっちゃんにとって三谷幸喜とはそういう人です。だから、こんな感想なんて、書いても書かなくても良いのかもしれないですねぇ。正直、そんな風にも思います。でも書きたいから書きます(笑)。いいでしょ?

大晦日・・・・新年のカウントダウン間近の「HOTEL AVANTI」__。(実は有頂天ホテルという名前ではありません)映画俳優の名のついた4つのグランド・スイートルームを持つという高いステータスを誇る歴史あるホテルです。

そんなホテルの中で巻き起こる超ドタバタ劇を、ぎゅーっと1本の映画の中に詰めれるだけ詰め込んだというのが、この『THE有頂天ホテル』です。

年越しカウントダウンパーティを控えた忙しない雰囲気漂う中、様々な珍客と、どっかズレた従業員たちによって、観る者を「有頂天」気分に登りつめさせるというこの映画。

まぁ~、驚くのはこの登場人物の多さでしょうねぇ。なんせストーリーに絡む主要人物の数だけで、ざっと26人にもなっちゃいますからね(笑)そのほとんどがあっちやこっちで見かける有名俳優。オールキャストな楽しみが満載なのでございますよ。

ところでみなさん、この映画の予告編って事前に観ましたか?

こっちゃん、すでにあの予告編の時点で大笑いしちゃってたんですけど、あの予告編の中にはまぁ色んなショットがギッシリ詰まってましたよねぇ。「こんなにネタ見せちゃって大丈夫ぅ?」ってくらい、見せまくってました。でもね、本編はあんなモンじゃないですよー。

例えばこの画。
役所さんが嬉しそうにスピーチしてる。しかも鹿のカブリもの着用で。(笑)

ホテルの一副支配人が、いったいどーやったらこんな状況に陥るんでしょうねぇ。役所サン!アータ、素敵過ぎますッ!

ハリウッド映画(SAYURI)にまで出た日本の代表格俳優・役所広司にこんな役をやらせるなんて。(笑)これぞ、三谷映画の面白さ。

もちろんキャストの中には、三谷作品の常連サンもいますし、今回初めてこの作品で三谷カントクにキャスティングされた方もいらっしゃいますが、どこを取って食っても良い出汁(だし)染みてます。
今回も名物「三谷鍋」は、出汁たっぷり、隠し味もたっぷりで皆様をおもてなし。最後までお腹いっぱい笑わせてくれますヨ~。

そういえば「報道ステーション」で、ゲストに迎えられた三谷監督がおっしゃってましたが、「この脚本を組み上げるのに半年かかった」そうで。いやぁ、納得です。ここまで、人間関係を連鎖反応的に絡めて行くには、相当頭を使い、練り上げなければならないでしょうね。伏線、伏線、また伏線ですからね。

きっと、脚本家など「その道」を目指す方々なんかは、この作品を観た後で、喧々諤々と熱く語るのでしょうなぁ。まあ、こっちゃんの場合、小難しいコトなんか全然わかりませんけどね。とにかく理屈抜きで楽しませて頂けましたよ、この映画。

そういうワケで、この映画は十分★★★★★に昇格!

小ネタ、小ネタを積み重ねて行くストーリーが、いつしかレバー(肝臓)に入っちゃうような感覚。もうたまりません!ホテル内を走り回り、あちこちで目にする白い伊東四朗には、笑いすぎて涙がちょちょ切れましたし、一番シッカリ者に見えてた役所サンが元妻の前でその場しのぎの嘘をつき通すなんていうのはやっぱ楽しいワケ。「鹿には二種類あります。」にも爆笑しました。

それにしても今年の大晦日。このホテルで新年を迎えようとするお客さまは、どれもこれもワケありばかり。「普通でなくて何が悪い!」と言わんばかりの堂々たる個性が大集合!そして、そのお客様をおもてなしする側の従業員も、「これはどーでしょう?」ってカンジ。なんせ自分の好奇心や見栄を抑えきれず、どんどんドツボにハマって行くのですから。

ヅラまでカブって熱演した唐沢寿明
汚職に手を染めた我がまま政治家佐藤浩市
クネクネダンスのマン・オブ・ザ・イヤー角野卓造
ガラの悪いジャージのマジシャン寺島進
洗顔クリームを求めてSOSを発信する伊東四朗
客の装飾品を身にまといポーズをキメる客室係松たか子
耳のデカい大富豪親子津川雅彦近藤芳正
スッチー姿でホテル内を歩き回る女性客麻生久美子
追い出され続けても何度でもホテルに潜入する篠原涼子

あとね、あとね・・・

とにかく、数え上げたらキリがないけど、こんな人たちとの大騒動なら、自分も一緒に巻き込まれたいと思っちゃうほど面白い。

三谷作品がおキライじゃなければ観る価値アリアリ。
きっと自分のツボにくるエピソードが、一つや二つは見つかるハズです。

  

こっちゃん的に好きなキャラは、オダギリジョーの”筆の達人”。
何故にオダギリ・ジョーがこの役を買って出たか?というのは相当理解に苦しむところでもありますが、基本的にこういうコトが好きなんでしょうね。あと、西田敏行の”死にたがる演歌歌手もサイコー!

今回、この映画では今まで三谷作品では見かけることのなかった俳優のYOUが、意外に良い役どころで登場します。そして今となっては意外な一面ともいえるシンガーとしての彼女を観ることが出来るんですね。

へぇ~、初めて聴きました、彼女の歌♪上手いですねぇ。ロリータボイスで唄い上げる「If My Friends Could See Me Now」は、なかなか素敵でしたヨ♪

感動に打ち震えるほどの名作とは違いますが、観終わるとちょっと幸せ気分になります。佐藤浩市が役所広司に言った「帰りは遅くなる」とかちょっとウルッときます。

な~んか、大晦日にもう一度観たくなる映画。


この幸運の人形の行方を追うのがなかなか楽しいです。

《2006.08.05記事一部改訂》

 

【作品】THE 有頂天ホテル

 


お詫び

2006年01月13日 | あてんしょんぷりーず

いつもお越し頂きコメント&トラバを頂戴している皆様へ

 

最近、チョットこっちゃんは『ばたばた君』でして、
どーも、みなさまのコメントにお返事が出来ない状況にあります

まずここにお詫び申し上げます

そこに持ってきて連日の大雪、そして吹雪....(画像参照ください)

 

「おいおい!こんな時に試写会行ってる場合じゃないだろっ!」
なんて言われちゃいそうですが、そこは根性、ど根性(ピョン吉?

そんな声をなるべく聞かないようにと
耳をふさいで会場へと足を運んでいる次第でございます

 

週末もちょっと、どーしても外せない「THE有頂天ホテル」の上映開始ということで、
今から気持ちだけ大晦日に逆戻りのタイムスリップ状態

取りあえず、この先にUPする映画ネタも目白押しということで、
何とか記事だけは新着でお届けさせて頂いております

 

・・・とはいえ、皆様のブログにもじっくり伺えない次第で面目ない

おともだちのいつも楽しい記事は、
こっちゃんにとって掛け替えのない刺激ゆえ

正直、そちらも大変気になるところなのでございます

 

来週早々には、通常に戻れそうですので、それまでどうか
一時的にほったらかすでも結構ですので、
永久に見捨てるだけはご勘弁下さい

こんな飾りッ気のない文章ではございますが、
取り急ぎこの場を借りましてお詫びさせて頂きます

 

            こっちゃんでしたううっ。


クラッシュ (2004)

2006年01月13日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 112分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ムービーアイ)
初公開年月 2006/02/11
ジャンル ドラマ/犯罪
映倫 PG-12

ロサンゼルス。ハイウェイで一件の自動車事故が起きた。日常的に起きる事故。しかしその“衝突”の向こうには、誰もが抱える“感情”の爆発が待っていた。ペルシャ人の雑貨店主人は護身用の銃を購入し、アフリカ系黒人の若い2人は白人夫婦の車を強奪。人種差別主義者の白人警官は、裕福な黒人夫婦の車を止めていた。階層も人種も違う彼らがぶつかり合ったとき、悲しみと憎しみが生まれる。その先に、あたたかい涙はあるのだろうか。

(goo映画より抜粋)

色んな映画を観ていると、時としてこんな映画に出くわすことがあります。
まるで自分の心を映しだす『鏡』のような...

『クラッシュ』はまさにそんな映画。

タイトルから「派手な交通事故シーン連発でショックの連続映画か?」
と期待している人にとっては、まったくもって肩透かし。
もちろん事故の場面はありますが、
この映画が本当に意味する”クラッシュ”とは、
車と車の事故だけのコトではありませんでした。

この映画のストーリーについては、多くを語る必要はないでしょう。
観た人が、観たままに感じる映画だと感じました。 

人と人との「心」のぶつかり合い・・・それがこの映画のタイトルの真意ではないか、と。
事故そのものよりも、
その後巡ってくる感情と感情とのぶつかり合に焦点を向けて作られています。

この映画にはこれといった主人公がいない。
逆に言うならば、誰もが主人公でもあります。
そして、その誰もが決して”幸せ”とは遠いところに身を置いている・・・。

苦悩に頭を抱え、怒りに顔を歪め、失意や悲しみに涙するような
何かにすがったり、また孤独であったりするひとたちばかり。

実は、この作品の事前情報を得ず試写会上でチラシに初めて目を通したこっちゃんは、
この映画の監督の名前を見てちょっと戸惑ってしまいました。

ポール・ハギス...

あの「2005年日本公開における最高傑作!」との呼び声も高い
ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家。
これは、そんな人の
監督デビュー作だったのです。

そこで観る前からチョット不安に。

というのは、こっちゃんはあの『ミリオンダラーベイビー』の
”赦し”の形を素直に受け入れることが出来なかったからです。
どうしてもダメなんです。あの展開が。あの結末が。

作品自体の作りを否定するのではなくて、
個人的にはどうも「理解しがたい」「認めたくない」世界観ということですね。
ただ、このことはもっと自分の年齢や経験を重ねて行けば変わってくるのかもしれないな
と、今では思うようにしています。

そこで、ここからが問題。

そんな作品の脚本・製作に携わった人の監督作品に
果たして入り込むことが出来るのか?

試写会が始まる前に こっちゃんは
早くも不安でいっぱいいっぱいになってしまいました。

どうしよう?もう席に着いちゃってるし・・・

 

ところがね・・・

これが・・・

なかなかどーして・・・


良いんですッ、もう!たまらなく良いッ!

もうね、中盤からラストまで鳥肌が立ちっぱなしでした!

まるで寄せては返す波のような映画。

向こうから、静かに静かに押し寄せて来た波が、
自分の足元で大きく崩れる音とともに次々と泡になっていく。
感情を一気にピークへ持って行き、そしてまたすぅーっと引いて行く。
そんな映画です。

う、上手い!素晴らしいです!

なんだろう、この胸に詰まるような感覚は?

決して”きれい事”ではない人間の一面を浮き彫りにしながらも、
心に深く熱いものを刻み込まれたようで、
とっても不思議な気持ちに辿り着いてしまいます。


ドン・チードルが良いですね。
冒頭、事故に巻き込まれた車の中で、彼が語るセリフ。

街に出れば誰かと体がぶつかったりする
でも心がぶつかったりはしない
みんな心を隠しているから

みんな本当は触れ合いたいのさ
ぶつかって何かを実感したいんだ・・・

これこそが、この映画が言わんとしているところなのでしょうね。
観た後で読むと、
この言葉の意味が鋭い刃物のように自分の心に突き刺さってきます。

「事故」というものが引き金となり、ぶつかり合う心。触れ合う人生
観る人によっては、様々な登場人物のうちの「誰か」に自分の姿を重ねてしまい、
ドキッとさせら瞬間があるかもしれません。

悪く見える人が手に余るほどの悩みを抱えていたり、
善人になりたい人が思わぬ落とし穴にハマってしまったり。

そんなドラマを観ているうちに、自然といくつかの人間関係が繋がりを見せ始めます。

単なる娯楽という枠には決して入らない作品です。

ぜひスクリーンに向かって観ることをお薦めします。
もしかしたら、そこに自分自身の姿が映るかもしれません。

これは「大人の映画」です。

どの俳優の演技も、自分の役どころを超えない。
そんなとこもまた、この映画の魅力。
センスの良い音楽の長回し、次へ次へと急かさない展開もいいですね。

今日も何処かで、心と心がクラッシュする音が聞こえてくる・・・

ラストの締めくくりが余韻となり、
エンドクレジットが流れてもすぐに席を立つ気にはなれませんでした。
 
《2006.08.05記事一部改訂》

 

【作品】クラッシュ

 


レジェンド・オブ・ゾロ (2005)

2006年01月12日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント ★★★★★

鑑賞環境  試写会 
上映時間 126分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (松竹=ブエナビスタ)
初公開年月 2006/01/21
ジャンル アクション/アドベンチャー

カリフォルニアがアメリカ合衆国への仲間入りをしようとしていた1850年。民衆の自由獲得を機に引退し、家族を愛する男=アレハンドロに戻ることを決意した正義の男・ゾロ(アントニオ・バンデラス)の前に現れたのは、アメリカ滅亡を企む秘密結社だった。そのリーダー・アルマン伯爵(ルーファス・シーウェル)は邸宅に“秘密兵器”を集積し、作戦を決行する機会を窺っていた。やがてアルマンの陰謀に気付いたゾロだったが…。

(goo映画より抜粋)

はいはい、みなさぁーん!着席。着席。
こらこらっ!そこのガキんちょ!早く座んなさいッ。
いいですかぁ?
今日はこれからゾロ先生直々に、『ゾロマスク』の作り方を伝授して頂きます!
それではゾロ先生!ヨロピクお願いしまぁーッス!

 

・・・オホン!ども、ども。ゾロっす。
みんな、ちゃんと黒いシャツは着てきたかな?よろしい。それじゃあ始めよか。
まず、みんなシャツの袖を破く。いいね。破いたね。そして次に尖ったナイフを取り出す。
これこれ、そこの君。今、尾崎豊は歌わなくてヨロシ。突っ走りすぎです。
「尖ったナイフ」に過敏に反応し過ぎです。
それじゃあ、授業を続けますゾロ.....なんちゃって。(一人ウケするゾロ氏)

ハイ。そのナイフの先で、破いたシャツに切り込みを二つ入れて下さいな。
どーです?

ホーラ、ホラ、ふぉーラ♪あっという間にゾロマスクぅ~♪

・・・・って、そんなに簡単に出来ちゃうのネ、あのマスク。
どっかの職人がミシンで縫ってるとか、そーゆーんじゃなかったかあ?

風に飛ばされてもその場で新しいマスクが出来ちゃうホドの即席性に思わずビックリ!
カップ麺よりも早く出来上がります。(笑)
そんな意味でとっても勉強になるこの作品。

こりゃ楽すぃ~♪
スピルバーグはやっぱりアクションが良いですねぇ。

前作『マスク・オブ・ゾロ』の評判もなかなかでしたが、こちらは更に面白いストーリーが盛り込まれてます。
今回もゾロちゃん、ユーモアたっぷり、正義感もりもり、嫉妬心むきだし、感情全開、私情からめまくり、家族愛最優先で大奮闘してくれます!こんなヒーロー、ホントに欲しいって思わせちゃうニクイキャラ。それが「ゾロ」なんですよねー。日本に来てその辺りの悪人もやっつけちゃって欲しいです。

それはともかくこの映画は、アントニオ・バンデラスキャサリン・ゼタ=ジョーンズの息ピッタリの演技もさることながら、ゾロの息子役のアドリアン・アロンソ君、愛馬トルネード君(クンってあくまで馬なんですが)の熱演に拍手を贈りたい一品なのですよ!

実に愉快痛快また爽快!とにかくあっちでもこっちでも大活躍なんですから。

ほんと上手いですネェ、あの子。あ、馬の方じゃなくてアドリアン君ね。
なんでもロス、ロンドン、マイアミ、スペイン、ニューヨーク、メキシコと、それほど手間隙かけて探し歩いた末の子役くんというだけあって、その演技のセンスは抜群!10歳だってよ、この子。すごいねぇ~。愛くるしいお顔と活発なアクションで、大人の注目を欲しいがままにしておりましたよ。

しっかしまぁ、それにしてもこの人間臭いヒーローっちゅうのは何ですな。こう、心筋梗塞・・・じゃない、親近感がわきますなぁ。

今回のゾロさんの人生なんてアータ。前作以上に「人生いつ見ても波乱万丈」ですよ。日曜午前10時から福留アナがやってるあのTV番組に即、出演できそうです。それくらい荒れまくってマスから

一時は「ヒーロー引退」を家族に誓った ゾロことアレハンドロ・デ・ラ・ベガでしたが、カリフォルニアの情勢を睨み、「オラまだまだ引退できないっ!(実際の映画のセリフではありません)」と妻にドタキャン!

そして理解も得られないまま別居生活のスタートとなったワケでございます。そんな彼の元に、3ヶ月経って届いたのはなんと!・・・・うわわ。「離婚届」ではないですかあっ!ついにおしどり夫婦の電撃離婚成立ですッ!
ショーック!その後、傷心の仮面ヒーローは偶然パーティで妻と再会するも、既に妻にはフィアンセらしきオトコが・・・・ああっ!なんじゃこの展開わっ!

とうとう彼は、愛馬の背中の上で酒に溺れ、挙句の果てにはその愛馬にすら酒を飲み逃げされるくらいの情けない夜を迎えてしまいます。まったくもって見るからに哀れです(笑)しかし、その後の展開で彼の周りで本当は何が起きているのか?と言うのが徐々に分かってくるんですね。なるほろ~。そんな理由があったのかぁ!
これがなかなかワルでね。こんにゃろーですよ、もう!

この映画は、始まった途端、痛快な感覚でグイグイ引き寄せる力強さがありました。実に良いテンポです。飽きさせません。

こっちゃんって実はバンデラスの主演映画ではこの『ゾロ』が一番好きなの。そして、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの主演作でもそうだったりするの。

この夫婦は観ていて気持ちが良いんですからねぇ。何てったってやっぱり根底にはがある(笑)根からのラブラブ

しかも、本作では息子もファミリーに加わって、「単なる恋愛感情」から、「さらに極めた愛とも言える家族愛」というK点まで超えてしまいました。
所々で助け合う家族の絆は、なんとも観ていてとても微笑ましいものですよ。

さてさてと、移動は車じゃなくて「馬」中心。連絡はケータイじゃなくて「伝書鳩」。そんな時代を舞台にすえた話だから、「スピード感や迫力がイマイチ」と思うのは早とちりのカン違いですよ。

そこはやはり天下のスピルバーグ・プロデュース!

「そんなこの時代だからこそ」の題材と、体を張ったアクションシーンに得意のVFXを加え、思う存分楽しませてくれました♪ラストの大爆発なんて、ねぇ~。この映画を観始めるまで思いもよらなかったな。火薬すら露骨に出てこないこの話に、なんとビックリの秘密兵器が登場します。

この具材の持ってきかたや料理の仕方はさすがに唸ってしまいました。

スピルバーグという人は、観る人の楽しませ方を良く知っています。

もちろん出来すぎのヒーローストーリーなんですけど、それが鼻につかないし憎めない。過剰過ぎないアクションもこっちゃんには丁度良かったし、どのキャラクターも好みの範囲で、十分楽しめるんですね♪

脚本、音楽、編集も素晴らしかったデスわんっ!

近くのオバちゃまなんか完璧にツボにキテるらしく、ゾロ一家ががピンチに度に「あうっ!あうっ!」っと苦悶の声を漏らしてらっしゃいました(笑)それはそれで「番外編」的に楽しめましたけど・・・まぁ、単純に楽しめるので、ぜひお暇がある方にはオススメしますyo。

なんてったって家族は助け合わなきゃイケませんね。そんなことも感じます、この映画。あと子供に秘密を作っちゃダメっていうコトもね。お父ちゃんの秘密は「家族」の秘密。じゃなきゃ後で息子が落ち込みます。

ところで、あの愛馬トルネード。いつでも口笛ひとつで参上するお利口さん。それは良いとして、いったい普段どこに待機してるんだろう?
孫悟空のきんとん雲、スーパージェッターの流星号も真っ青の迅速な登場に何度もビックリ!
あんなお馬さんなら、こっちゃんも1頭くらい欲しいなぁ。く、くださいっ!ってね。あ、でも酒、煙草(パイプ)をたしなむ馬っていうのは、やっぱりチョト難ありだろうか?

キャサリンのこの顔って何だか良いですよね。「はっ!」とした顔。もしかして「はっ!」とした顔がハリウッドで一番上手い女優さんかもしれませんね。

 

《2006.08.05記事一部改訂》

 

【作品】レジェンド・オブ・ゾロ

 

マスク・オブ・ゾロ デラックス・コレクターズ・エディション

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

庶民的ヒーロー誕生の第一作!

日刊 こっちゃん (2006.01.11号)

2006年01月11日 | だいあり

km_achinさんのとこに遊びに行ったら、こんなコトして楽しんでました♪

これ、楽しいです

自分の名前でNEWSを作ってくれるんですって

こっちゃんも早速やってみたよ

みんなもどう?

 

本日発売の『日刊こっちゃん』はコチラです♪

売り切れ注意ですよ!(笑)

 


こっちゃん顔面日めくりカレンダー限定発売!

愛くるしい笑顔で有名のこっちゃんがこのたび365日の日めくりカレンダーを限定発売する事になった。表情が豊かなこっちゃんでも365枚分の顔面アップの表情をするのは大変困難だったという。「300枚目を過ぎた当りから顔面が痛み出しまして……翌日顔が筋肉痛デシタ。」このインタビューを受けた時のこっちゃんの表情はまだ筋肉痛が残っているのか、若干引きつっていた。ちなみにこの日めくりカレンダーは限定発売で、1部5000円。10万部のみの発行である。特典として「こっちゃんパラパラまんが」がついてくるが、実はパラパラまんがの方が450枚とページ数が多く、すべてを撮り終えるまで1週間かかったという代物である。 (by 板長)

 

行方不明のこっちゃんさん米国に

先月末、出張先の福岡県で謎の飛行物体からの閃光を浴び、忽然と消息を絶っていたこっちゃんさんが、一昨日遅く(現地時間午前6時)米国ユタ州で発見された。「ドーンという大音響と共に、空から火の玉が降ってきて麦畑に落ちた。見ると壊れたUFOが畑にめり込んでいた」(目撃したA氏談)そのUFOから放り出されたらしい血だらけの人物がA氏に「マ、マイネームイズこっちゃん・・」と名乗ったとのことだ。しかし病院へ運ばれたはずのこっちゃんさんは、救急車ごとまた行方不明になった。「UFOにさらわれた人の会」が中心となった世論の不安の高まりを受け、米国上院議会はワシントンDCにある国会議事堂にエリア51空軍基地司令官、及びFBI長官を召還し査問委員会を開いた。「ウチはUFOとはなんの関わりもない」との答弁を繰り返していた両氏だが、「ちっ、横取りしやがって・・」というFBI長官のつぶやきを聞きとがめたエリア51司令官が、「それはこっちのセリフだ! ネタはあがってんだそ!」と胸倉をつかみ、それを止めに入った上院議員達を巻き込んで大乱闘となった。しかし依然としてこっちゃんさんの消息は不明である。 (by おばさん)

 

好感度調査、1位はこっちゃん

今日公開された好感度調査ランキングで、去年に続きこっちゃんがぶっちぎりの1位を獲得した。子供からお年寄りまで、まんべんなく票を集めた結果だという。いくつかコメントを紹介しよう。「こっちゃん大好き!」(4歳、女子)、「こっちゃんは見ていてとても好感が持てる、最高さ」(36歳、会社員)、「夕飯はまだかのぉ…。へ?、さっき食べたでしょって?そうだったかのぉ…。」(98歳、無職)。どれも納得のいく意見ばかりである。この結果について聞かれたこっちゃんは、「とても嬉しいです。これに甘えることなく、初心を忘れず頑張ります。」と、横綱にでも昇進したかのような口調で語ったという。

 


 

・・・・なんだか、妙な圧迫感に襲われるとです

 

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げすとぶっく 【16】 2006.01.11~2005.01.31

2006年01月11日 | げすぶ。

 

     こんにちは。こっちゃんです

              『げすぶ』今年初めての更新です。【vol.16】からスタートですね。
      みなさん、いつもお忙しい中、こんなヘンテコブログに遊びに来てくれて本当にありがとうne

      2006年になって、もう映画館へ行きましたか?
      早くも観たい映画が目白押しで困ってる人も多いんでしょうネ。

      そういえば、昨日地元、北海道のTV番組を観ていて、画面上に出たニュース速報にビックリ!

      なんと、なんと、なななんと.....
           『鹿出没により札樽自動車道 朝里-銭函間通行止め』となっ?

      そんなんで高速道路が30分以上も閉鎖ですよ(笑)
      札樽(さっそん)自動車道は、札幌と小樽を結ぶ高速道路です。
      こっちゃんの家の近くを走る高速道路なんだよ。

      こっちゃんの家にも鹿さん来ないかナァ....なぁんて、のん気に言ってる場合じゃないですよね。

      みなさんも、どーか鹿にはお気をつけ下さい。 (って、北海道くらいかねぇ)ねぇ。

      


 

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