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こっちゃんポイント ★★★
鑑賞環境 |
こっちゃんシアター |
上映時間 |
125分 |
製作国 |
韓国 |
公開情報 |
劇場公開 (東宝東和) |
初公開年月 |
2006/05/27 |
ジャンル |
ロマンス/サスペンス/犯罪 | |
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ヘヨン(チョン・ジヒョン)は、"どこかで自分を見守りながら、デイジーの花を贈り続けてくれる男性"に恋をしていた。名前も顔もわからないその男性を、運命の恋人だと信じるヘヨン。そんなヘヨンの前に、ある日、ジョンウ(イ・ソンジェ)という男性が現れた。シャイなまなざしで自分を見つめるジョンウを、運命の恋人だと確信するヘヨン。だが、ジョンウの正体はインターポールの捜査官で、彼が追う暗殺者(チョン・ウソン)こそが、本当のデイジーの贈り主だったのだが…。
(NTT-X store解説より抜粋)
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舞台はオランダ、俳優は韓国、監督は香港・・・って、なんじゃそりゃ!な感じですが、
そういう視点で観れば非常にオモロイ映画。
で、”オランダに住む韓国人の恋物語を、香港風味に仕上げた映画”かと思いきや、
なんと”香流(ふぁりゅー)”よりもバリバリ”韓流(はんりゅー)”のノリでした。
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花の国オランダで話が展開するってだけで、あとは他の韓国映画とそんな違いません。
そうです。これはバリバリ韓国映画。
だから韓流映画がお好きな方にとっては、またまたタマらないご馳走。
しかも主演は、ちょび髭イケメンのチョン・ウソン。
彼のファンには特にお薦めかも、です。
あ、知ってました?チョン・ウソンの「ちょ」って、ちょびヒゲの「ちょ」なんですよ。
これ、皆さんに教えてあげて下さいネ。 きっと殴られますから。(笑)
今振り返ると、なんだかんだ言って、チョン・ウソンて『私の頭の中の消しゴム』が一番良かったです。
逆に一番痛かったのはやっぱり『トンケ』。 (何度も言うけど)あの高校生はちょっと無い。
”トンケ”っていうより”オッサンけ?”って感じだったもの。
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で、この映画なんだけど、正直、もっと彼の魅力を引き出せたかもしれないのにと、
少々勿体ない気がしました。
本来、もっとイケてる人なのにね。 彼って髪切ちゃうと意外に普通の人なんだもの。
やっぱりロンゲっぽい方が似合ってる。 今回の映画でハッキリしましたね。
一方、もう一人の主役のチョン・ジヒョン。
『猟奇的な彼女』や『僕の彼女を紹介します』での男勝りな口調が強く印象に残ってる彼女。
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彼女もちょっと不完全燃焼っぽくない? どうもイマイチ魅力が出てないような。
後半、銃撃戦に巻き込まれちゃって、声出なくなってるし。
役としての狙い所は分かりますが、彼女ってやっぱり喋ってた方が良い女優さんなんだなと、
つくづくそんな風に思いました。
そしてこの映画の監督ですが、『インファナル・アフェア』シリーズの名三部作を監督した
あのアンドリュー・ラウ監督。
今や香港ノアールの旗手と呼ばれる彼・・・なんですが、そう聞くと益々「これってどうよ?」って言いたくなる感じ。
どーも痒いところに手の届かないような、そんな微妙さ。
個人的には、展開のモタつき感が終始漂い、125分の上映時間は長く感じるし。
結局、自分にとっては標準的な感激度に終わってしまいました。
これだけ良いキャストを揃えておきながら・・・です。
だって、演技派のイ・ソンジェまで出てますからね。
なのに、ですよ。
なんだかな~。
ちょっとアンドリュー・ラウ監督の最近の評価は、自分的には低いです。
『頭文字D(イニシャルD)』だって、もう完全に踏み外してましたからね。
彼、このまま壊れて行くのでしょうか? ううむ・・・。
ただストーリーとしては、全然悪くない。脚本は良いです。ほんと、切ないロマンスなんですよ。
犯罪がらみですけどね。
届け主不明のデイジー。目の前に現れた素敵な男性を花の贈り主だと思い込むその女性。
殺し屋、インターポールの捜査官、絵描きの女の三角模様。ここが見どころ。
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”デイジー違いの人違い” 勘違いから生まれる恋もあるのねぇ・・・みたいな。
”男は想いがつのるたび花を贈る。女は優しさに対する接し方に迷うたび絵を贈る”
これだって、なかなか良いじゃないですか。
いや~つくづく勿体ない作品です。こんなにいい要素がありながら・・・。
ま、終わったことをクドクド言っても仕方ないのですが。
さて、この『デイジー』。 実はこんな興味深い話があります。
それはなんと!『デイジー アナザー・ヴァージョン』が存在するということ!
先に公開された『デイジー』は、インターナショナル・バージョンと呼ばれるもので、ヒロインであるヘヨン(チョン・ジヒョン)の視点から描かれたものになっています。
そして新たにお届けする『デイジー アナザー・バージョン』は韓国のみで公開された超プレミアバージョン。チョン・ウソン演じるパクウィからの視点で描かれたものです。
チョン・ウソンファンの皆様、見逃さないでくださいね。彼の魅力が全開ですよ!
【DAISY THEATER INFOより】 |
ほえっ?(・o・ノ)ノ
どうやらこれは、「エンディングだけ変えました」というのとは違うようですね。
編集を巧みに組みなおした感じなのでしょうか?・・・っていうか、なんです?
結構、余力あったんじゃないですか! だったら本編にもっと力を注いで下さいよ。(笑)
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と、そんなこと言いながらもこっちゃんは、この『アナザー・ヴァージョン』が観たかったりします。(笑)
思うに、この話だったら絶対『アナザー・ヴァージョン』の組み立て方の方が良いのではないか、と。
ストーリー重視の視点としては、そっちの方が自然じゃないでしょうか?
ま、それも好き好きですかね、結局。(結構テキトー)
中には「ジヒョンちゃんメインで何故悪い!」っていう人も当然いらっしゃるでしょうし。
ところで・・・そのジヒョンちゃんの描く絵は、非常にびみょーだったような・・・。
これも ま、いっか。( ̄∀ ̄*)
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そんなこんなで自分としては「悪くはないけど★★★★には至らない」という映画でした。
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