【8月15日の市場概況】日経平均終値:12,256(-5円)
日経平均株価は小幅に続落。原油高や円相場の円高・ドル安基調など不透明な外部要因が、輸出関連株への売りを誘い、日経平均を押し下げた。
個別では、シャープ、松下などのデジタル家電関連株が下落した半面、景気敏感株としての色彩が濃い大手銀行株が軒並み今年の高値を更新した。
【株式投資の記録:8月15日】
①トヨタ(08/11売建@4,390*1,000株)
@4,320-で全部返済しました。6万円ほどの儲けです。(神様に感謝!)
②ソニー
@3,700-で1,200株購入しました。
③任天堂
@11,520-で500株買建しました。合計1,100株になりました。
【仮面の告白その十二:乙女の姿しばしとどめむ ②白いストッキングの女】
きのうの続きになります。
デジカメがあったらぜひ撮りたいと思う妻の姿の二つ目は、クールベの「白いストッキングの女」のポーズです。
クールベといえば写実派の巨匠で、「波」や「画家のアトリエ」が有名ですよね。
そのクールベに「白いストッキングの女」という作品があるのを知っている人は非常に少ないと思います。この絵はバーンズコレクションに収蔵されている関係で、本屋に置かれているクールベの画集にはまず載っていないという作品ですから無理もないと思います。
バーンズコレクションについてお知りになりたい方は、こちらをご参照ください。
バーンズ・コレクションについて
続 バーンズコレクションについて
残念ながら画像はありませんので、文章の練習を兼ねて、故・池田満寿夫さんがこの作品について書かれている文章をそのまま書き移してみます。
「美の王国の入り口で」(芸術生活社)の127ページです。白黒写真ですが作品の写真も載っています。
---------------------------------------------------------------------------------
まず私が観たクールベのなかでもっともエロチックな絵であったことを第一にあげなければなるまい。この絵をみるまでは、クールベの画集でもこの作品の複製にはお目に掛かったことがなかった。今では複製で見ることも出来るが、一昔前まではあまりにエロチックで複製されることを禁じられていたのかもしれない。それとも例のバーンズ氏の厳格な複製不許可のせいだったのだろうか。
この作品をざっと説明すると、若い裸の女性が草の上にこちら側をむいて座り脚をややもちあげながら組み、白いストッキングの一方を脱ぐか、はこうかとしていて、彼女の太く豊満な太ももが真正面に見える。つまり、ただそれだけのポーズの絵なのだ。
しかし注意してみるとろ、しっかり閉じられた両太ももの境界線に、皺のような影とも線とも見えるものが認められる。あきらかに女性のセックスの最先端が暗示されているのである。
さしずめ、浮世絵でいえばあぶな絵に類するものであろう。ただ違う点は描写がきわめてリアルな点である。今日の一般的な基準からいえばこの「白いストッキングの女」はそれを露出していないという点で充分にエロチックではないだろう。
それにもかかわらず、いやむしろ、暗示にとどまっているという点において、この作品は驚くほどエロチックなのである。
クールベには、よく憶い出してみると他にも大変エロチックな絵がある。レスビアンを思わせる「眠り」とか「セーヌ河畔の娘たち」とか、あるいは「ハンモック」というなにげない絵のなかの女にも、すさまじいエロチシズムを感じさせるものがある。
クールベはあまり好きではないが、そうしたエロチックな絵だけは好きであると、あえて私がここで表明する必要があるだろうか。どうも具合の悪いことになってしまったようだ。
クールベにおけるエロチシズム。この男性的リアリズムの大家にそうした表題を選びだすのは大変興味ある問題を提示するかもしれない。腰の大きな農婦型の、最も典型的な西洋画の裸体像の見本をクールベのなかに見出してもおかしくはないかもしれない。
蛇足だが、マルセル・デュシャンがクールベの「白いストッキングの女」のアレゴリーを「恋人たち」のエッチング集のなかの一点に使っている。「恋人たち」は十九世紀の代表的なエロチック絵画、彫刻をデュシャン流にアレンジしているが、それによってもクールベのこの作品が、ロダンの「接吻」やアングルの「トルコ風呂の女たち」と同様に、十九世紀における最もエロチックな作品の傑作の一つに選ばれていることは賛成である。
------------------------------------------------------------------------------------
妻にこの「白いストッキングの女」のポーズをとらせるのは、至難の業だったろうと思う。なにしろ妻が太いのを気にしている「脚」が主役のようなポーズなのだから。土下座して頼んでも無理だったかもしれない。
妻の似たポーズなら、エッチのときにいくらでも目にした。
下着をはいていて、閉じられた両太ももの境界線に、女性のセックスの最先端が暗示されていた時もあれば、注意してみなくても、最先端がリアルに見えるときもあった。
いにしへに なほたちかへる 心かな 恋ひしきことに もの忘れせで
日経平均株価は小幅に続落。原油高や円相場の円高・ドル安基調など不透明な外部要因が、輸出関連株への売りを誘い、日経平均を押し下げた。
個別では、シャープ、松下などのデジタル家電関連株が下落した半面、景気敏感株としての色彩が濃い大手銀行株が軒並み今年の高値を更新した。
【株式投資の記録:8月15日】
①トヨタ(08/11売建@4,390*1,000株)
@4,320-で全部返済しました。6万円ほどの儲けです。(神様に感謝!)
②ソニー
@3,700-で1,200株購入しました。
③任天堂
@11,520-で500株買建しました。合計1,100株になりました。
【仮面の告白その十二:乙女の姿しばしとどめむ ②白いストッキングの女】
きのうの続きになります。
デジカメがあったらぜひ撮りたいと思う妻の姿の二つ目は、クールベの「白いストッキングの女」のポーズです。
クールベといえば写実派の巨匠で、「波」や「画家のアトリエ」が有名ですよね。
そのクールベに「白いストッキングの女」という作品があるのを知っている人は非常に少ないと思います。この絵はバーンズコレクションに収蔵されている関係で、本屋に置かれているクールベの画集にはまず載っていないという作品ですから無理もないと思います。
バーンズコレクションについてお知りになりたい方は、こちらをご参照ください。
バーンズ・コレクションについて
続 バーンズコレクションについて
残念ながら画像はありませんので、文章の練習を兼ねて、故・池田満寿夫さんがこの作品について書かれている文章をそのまま書き移してみます。
「美の王国の入り口で」(芸術生活社)の127ページです。白黒写真ですが作品の写真も載っています。
---------------------------------------------------------------------------------
まず私が観たクールベのなかでもっともエロチックな絵であったことを第一にあげなければなるまい。この絵をみるまでは、クールベの画集でもこの作品の複製にはお目に掛かったことがなかった。今では複製で見ることも出来るが、一昔前まではあまりにエロチックで複製されることを禁じられていたのかもしれない。それとも例のバーンズ氏の厳格な複製不許可のせいだったのだろうか。
この作品をざっと説明すると、若い裸の女性が草の上にこちら側をむいて座り脚をややもちあげながら組み、白いストッキングの一方を脱ぐか、はこうかとしていて、彼女の太く豊満な太ももが真正面に見える。つまり、ただそれだけのポーズの絵なのだ。
しかし注意してみるとろ、しっかり閉じられた両太ももの境界線に、皺のような影とも線とも見えるものが認められる。あきらかに女性のセックスの最先端が暗示されているのである。
さしずめ、浮世絵でいえばあぶな絵に類するものであろう。ただ違う点は描写がきわめてリアルな点である。今日の一般的な基準からいえばこの「白いストッキングの女」はそれを露出していないという点で充分にエロチックではないだろう。
それにもかかわらず、いやむしろ、暗示にとどまっているという点において、この作品は驚くほどエロチックなのである。
クールベには、よく憶い出してみると他にも大変エロチックな絵がある。レスビアンを思わせる「眠り」とか「セーヌ河畔の娘たち」とか、あるいは「ハンモック」というなにげない絵のなかの女にも、すさまじいエロチシズムを感じさせるものがある。
クールベはあまり好きではないが、そうしたエロチックな絵だけは好きであると、あえて私がここで表明する必要があるだろうか。どうも具合の悪いことになってしまったようだ。
クールベにおけるエロチシズム。この男性的リアリズムの大家にそうした表題を選びだすのは大変興味ある問題を提示するかもしれない。腰の大きな農婦型の、最も典型的な西洋画の裸体像の見本をクールベのなかに見出してもおかしくはないかもしれない。
蛇足だが、マルセル・デュシャンがクールベの「白いストッキングの女」のアレゴリーを「恋人たち」のエッチング集のなかの一点に使っている。「恋人たち」は十九世紀の代表的なエロチック絵画、彫刻をデュシャン流にアレンジしているが、それによってもクールベのこの作品が、ロダンの「接吻」やアングルの「トルコ風呂の女たち」と同様に、十九世紀における最もエロチックな作品の傑作の一つに選ばれていることは賛成である。
------------------------------------------------------------------------------------
妻にこの「白いストッキングの女」のポーズをとらせるのは、至難の業だったろうと思う。なにしろ妻が太いのを気にしている「脚」が主役のようなポーズなのだから。土下座して頼んでも無理だったかもしれない。
妻の似たポーズなら、エッチのときにいくらでも目にした。
下着をはいていて、閉じられた両太ももの境界線に、女性のセックスの最先端が暗示されていた時もあれば、注意してみなくても、最先端がリアルに見えるときもあった。
いにしへに なほたちかへる 心かな 恋ひしきことに もの忘れせで