起きて半畳 寝て一畳

株式投資の記録を中心に、日々感じた事や考えたこと、読んだ本のことなどなど

日経225オプション 保守主義の本質

2005年08月09日 21時33分33秒 | 本・その他
【8月9日の市場概況】日経平均終値:11,900(+121円)
 日経平均株価は続伸。8日の衆院解散でひとまず悪材料が出尽くしたとの見方から株価指数先物に売り方の買い戻しが活発となり、現物株市場では裁定買いを誘った。
 14時発表の6月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の増加幅が市場予想平均を大幅に上回ると、日経平均は一段高となり、三菱東京FG、三井住友FGなどの銀行株や、新日鉄、JFEといった鉄鋼株が上昇。機械受注を好感し東芝機やオークマなどの機械株も上げた。半面、京セラ、イビデン、日東電、シャープ、中外薬が下げた。

【株式投資の記録:8月9日】
 ①日経225オプション 9月限月プット12,000円
  @260-で2枚購入しました。
 ②日経225オプション 10月限月コール13,000円
  ・@15-で12枚購入しました。
  ・この内、2枚を@25-で転売できました。1万円チョットの儲けです。(神様に感謝!)


フランシス・ピム:保守主義の本質】

 郵政民営化を訴える小泉首相とその反対勢力、そして郵政民営化には賛成だが、小泉首相の政治手法(リーダーシップ)に異を唱える人たちの言動を、新聞やテレビで見ていて、昔読んだある本のことを思い出した。

 その本とはイギリスの政治家フランシス・ピムが書いた「保守主義の本質」(中公叢書¥1,628-)です。この本を読んだのは確か私が管理職になる一年か二年位前の頃だったと思う。

 この本についてAmazon.co.jpで調べたら、「保守政治の正統を求めて。サッチャー首相との見解の相違から閣外に去った前外相にして第一級の政治的知性が自らの体験をふまえて白黒二元論的思考を批判し保守政治のあるべき姿を追及する」という紹介文が載っていました。

 この本が書かれた頃のイギリスの政治情勢については、下記のレポートをご参照ください。きょう、フランシスピムで検索していて、偶然みつけたレポートです。
 イギリス労働党の勝利について

 ピムの言う「保守政治のあるべき姿」の一面とは、「合意」を大切にし、人の感情にも配慮を示すウェットな民主主義だったと記憶しています。その点からすると、鉄の女・サッチャー首相のやり方は、ドライそのものの情け容赦のないもので、ピムとしては受け容れ難いものだったようです。

 しかし、歴史はサッチャリズムがイギリスをよい方向に変えたことを教えてくれています。自民党も民主党も行財政の構造改革が必要だといっていますが、それを成し遂げるには、従来のような「合意」を大切にする政治手法では100年たってもできないと思います。

 ですから、今度の衆議院選挙では、私は小泉首相を支持する人に投票します。自民党に勝って欲しいと願っています。

 それともう一つ、自民党でも民主党の政治家でもいいから、ピムの「保守主義の本質」のような知性の輝きに満ちた著作を誰か書いて欲しい。

 
コメント
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